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浅香唯さんと僕たちの物語。

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「浅香唯」さんと、文字を打つと僕のテンションが上がります。僕たちの生活に、浅香唯。
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続「浅香唯のドリームビリーバー 」番組ステッカーを夢見る日常。

続「浅香唯のドリームビリーバー 」番組ステッカーを夢見る日常。

【今までのあらすじ】

ラジオに初めて送ったメッセージが浅香唯さんに読まれ、ペンネーム「奥田庵」となった僕は、全ての活動ネームを奥田庵に変えた。
その後、楽しくラジオを聴いていた六月。新たに「番組ステッカー制度」が開始される。番組でメッセージが読まれた人の中から一名にだけ浅香唯さんがペンネーム、もしくは本名など、「書いてもらいたい名前」をステッカーに記入してくれるという企画。僕は、「奥田庵」になる

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カレーなる浅香唯【短編小説】

カレーなる浅香唯【短編小説】

黄昏。
漠然とした喪失感。

「……」

やる気が出なくて焦っている。
そういう気持ちは心地良くない。
焦らなくていい。
休んだほうがいい。

「……カレーかな」

玉ねぎ、トマト缶、鶏肉。
赤缶カレー粉、ヨーグルト、蜂蜜、ブイヨン、コンソメ、ウスターソース、バター。
を用意する。

「考えるな」
と、小さく呟く。

テレビをつけ、YouTubeを見られるようにして、浅香唯のライブを流す。

「…

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愛の元気主義。【時間が流れても心に残る。そして浅香唯の偉大さについて】/小説動画

目まぐるしく変化していく世の中で、ちょっと立ち止まる時間。
物語を通して、ときにくだらなさにクスっと笑い、呆れ、そして切なくなったり、じんわりとしてもらえれば幸いです。
忙しさの中で置き去りにされた心や感情に、向き合う時間になってくれれば。

ここで見た物語が、あなたの視点や心の糧や癒しになれば、この上なく僕は嬉しい。

◆本編使用音楽「甘茶の音楽工房」

今回の小説版がこちら
https://n
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うちの愛犬が浅香唯さんのちゃんねるに!

うちの愛犬が浅香唯さんのちゃんねるに!

木漏れ日が心地よい日曜日。
僕は、仕事の休憩時間。

そんな、中の浅香唯さんがYouTube生配信。

お天気の良い中、日光を浴びつつ、スマホで楽しみました。

ということで浅香唯さんのYouTubeちゃんねるに、我が家の愛犬、ライトが紹介されました。

「おおー!」

楽しいなぁ。
家に戻って、夫婦で、ライトを「凄いねぇ」と、なでなで。
ライトはキョトン。

こうやって、平和な時間が生まれてい

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おじさんはドキドキしたくない。【短編小説】

おじさんはドキドキしたくない。【短編小説】

私はおじさん。
貯金はほぼない。

金のないおじさんは、誰にも相手なされない。
自由な存在。
ただただ、余計なことに巻き込まれないように、日々静かに過ごしている。

ひとけのない公園に行きスマホで浅香唯を聴きながら今日の平穏に胸を撫で下ろし、静かに自分を称える。

よくやってる。
今日も頑張った。
お昼は食べないで500円節約した。
誰も見ていなくても自分なりの努力。
それで良いのさ。

「Bel

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ある老人の依頼。【短編小説】

ある老人の依頼。【短編小説】

宣伝用の動画を作ってほしいと依頼があり13時にその老人の家へ着いた。

車が1台分しか通れない狭い道を抜け、空き地を2つ挟んだ場所にその家はあった。少し壁にひび割れはあるが、どこにでもあるような一軒家。

インターフォンを押すと、老人が顔を出した。
眼光が鋭いが、特段威圧的でもない、白髪の短髪、紺のシャツにスエットパンツ。
「ご苦労様です」
と、僕に言った。
「よろしくお願いします」

居間へ案内

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誰かのためという「快楽」について。【短編小説】

誰かのためという「快楽」について。【短編小説】

仕事帰り。
打ち合わせ終わり。
駅のホームでスチールカメラマンと電車を待っていると、反対ホームでこちらを見ている若い女性がいる。
凄い見ている。
刺すような視線で睨んでいる。

「……」
「……娘です」
と、スチールカメラマンが小さな声で言った。
「怒ってませんか?」
「ええ」

反対ホームに電車が入ってくる。
乗客の出入りがあり、電車が発車。
ホームには、まだスチールカメラマンの娘が立ったまま。

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