おっかー

写真関連たまに発信

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マガジン

  • 写真集感想

    その月見た写真集の感想を書きます あくまでその時自分が見た率直な感想を殴り書いているだけなので、間違ったことや自分が直近で見た作品との比較とか関係ないことも書いてると思いますがなるべく見た写真集に対する自分の立場(その写真集がどのような背景で作られたかをどれだけ知っているか・あるいは知らないか)を明確にした上で感想を書くよう心がけてます

  • カメラ機材系

    カメラとか

  • 徘徊スナップ写真

    撮り歩いた記録メイン アップする機会を失った写真等

最近の記事

7月に見た写真集感想

Stephen Shore (Phaidon Contemporary Artist Series) 英語わからないのでとりあえず写真だけパラパラめくった感じだと、とにかく淡々と見た景色を撮ってる、それだけなのになんだか数周回ってというか、不思議な良さがあるなと思った 2B channelの渡部さとるさんの言葉を借りるなら、SNSに載ってそうとでも言うか、気の抜けた感じの写真が多い あと、大体1975年あたりの写真のはずなんだけど色のグラデーションがすごすぎるせいか全然古臭く

    • 壁打ちまとめ5月・6月号

      忘れてた… あんま2ヶ月間でそんな壁打ちしてなかったんでもう2ヶ月分まとめちゃいます 写真集読んだからといって自分の写真が良くなるとは限らない、けど…な話 写真集読んだからといって自分の写真が良くなるとは限らないが、(写真集に限らず)何も能動的なインプットしない人はよっぽど天才じゃない限り写真は「上手く」ならないと思う この場合の「上手い」とは自分の撮りたいと思った写真をいかに思い通りに撮るかというコントロールのことを指すのだけど、それだけでなくどのような写真を撮るかという

      • 6月に見た写真集

        萩原義弘写真集 巨幹残栄 静謐な美とでもいうか、静けさと美しさが上手く混ざり合っててすごい 炭鉱という時点で人工的に形成されたものではあるけど、人の息吹を感じるような写真が多いなと こういう廃墟ってほんとは虫だらけだったりもっとめちゃくちゃ汚い場所のはずなんだけどそういう場所から人の営みの部分のみを抽出・切り取っているような感じがありすごい 撮られている場所がどういう場所なのか、どれも行ったことない場所だからわからんけどこういう廃墟がちな田舎ってまぁ撮るもんがなかなか見つから

        • 5月に見た写真集感想

          染谷學 ほうたれ 見覚えある港町だなぁと思ったら広島の竹原でてきてワロタ、毎年旅行してて思い入れある場所だから反応してしまった 田舎の撮り方のバイブルみたいな写真集だなと感じた 田舎撮りに行くとけっこう何を撮ればいいかわからなくなってしまいがちだけど、まぁそれも大事だが光はもっと大事だよなと かと思えば悪天候で光がそんな良くない状況の写真もたくさんあるからまさに参考になりますという感じ あとがきのロケ地見た感じどうやら港町の田舎風景が中心のようだ 神山洋一 東京生活 24か

        7月に見た写真集感想

        マガジン

        • 写真集感想
          20本
        • カメラ機材系
          6本
        • 徘徊スナップ写真
          7本

        記事

          カメラ買って3年経った

          5月になるとそういえばこのくらいの時期にカメラ買ったよなぁ〜と思い出すんですが、今日がカメラ買ってちょうど3年でした ちょっと当時のこと振り返ってみる自分語り的記事です 元々ぼくはゲームが大好きで3年前の2021年はポケモンGOにハマってたのですが大体その時期くらいにシステムのけっこうな規模の改変がありやる気を無くし、惰性でゲームをするような日々になっていました ほとんど無趣味みたいな状態だったんですが、並行してスマホでどれくらい良い感じに写真が撮れるか、というのも少しハマ

          カメラ買って3年経った

          壁打ちまとめ4月号

          写真活動における言語化について 良い部分はあれど(何事もそうだろうが)絶対的ではないと思っている まず第一に「言語化したつもりが自分が目指してない方向への言語化がされてしまい向き合ってる事象に対し正しくない理解を正しいと誤認してしまうという落とし穴がある」というのはたまに言われる一般論的な部分があると思うのだけど、もう一つ自分にとって重要なこととして、写真を撮る時根本的に一番大事にしてるのは「これいいじゃん」とか「撮りたい」とかいう言語の前の「撮って、残したい」という感覚であ

          壁打ちまとめ4月号

          4月に見た写真集感想

          ハービー・山口 [peace] 「シャッターを押した瞬間永遠の命をとどめる」という文言はよく言われるものながら冷静に考えるとすごいことだよなぁと思う 自分も何度か人物撮りをしたことがあるけどふと見返した時あるいは見返された時に懐かしい気持ちになってくれる写真になってるといいなぁと思う 2003年の写真集なんだけどモノクロになっていてかつハービー山口さんの撮影意図かはわからんけど全体的にあまり時代性・時間性が出ておらず、写真だから当たり前といったらそうなのだけどまさに静止した時

          4月に見た写真集感想

          壁打ちまとめ3月号

          threadsに壁打ち的に思考メモを書いてますが、備忘がてらそれをnoteに残してみようと思います 頑張って続けたいです 写真機材について 基本的に機材についてあれこれ考えてる時って自分が撮りたい写真の理想に近づくためってのがスタートのはずなんだけど、正解はあるようでないため機材沼にどっぷり浸かってしまう人も界隈にはかなりいる まぁそういう思考になったのならそれはそれで楽しいだろうから悪いことではないし、機材沼しながらも実績上げまくってる人も当然めちゃいるので、「機材沼にハ

          壁打ちまとめ3月号

          3月に見た写真集感想

          奈良原一高 円 円状のフェードというか、文字通り「円形」の写真だけで構成された珍しい写真集 このような構成にすることを前提に撮られた写真たちなのかわからんが円形がすごい様になってて面白い 写真が円状になったことでそれはそれで独自の色んな想像が喚起されて面白い なんでもない写真であれば段々これはレンズが取り込んでる光そのものということなのかなとか、ヌーディストビーチの写真なら丸い穴のような場所から自分が覗き見ているような感覚を覚えたりとか 画面構成の巧みさがすごくてやっぱ奈良原

          3月に見た写真集感想

          昔300円で買ったコンデジを使って、なぜオールドコンデジに需要があるかを理解した

          とりあえず300えんってなんだよ、という感じかと思いますが。 経緯としては、普段メイン使いしてるカメラとしてLeica Q2とEOS R6がありサブとしてポケットにGRIIIxを突っ込んでおく、という生活を長らく送ってきましたがGRIIIxがちょっとした不調をきたしていて二週間から一ヶ月ほどメンテに出すことになりました。 恐ろしいもんで、今までGRIIIxがポケットにあったもんだからポケットにカメラが無いと落ち着かない人間になっていました(笑) あぁどうしよう、と。。 そこ

          昔300円で買ったコンデジを使って、なぜオールドコンデジに需要があるかを理解した

          2月に見た写真集感想

          川内倫子 Des oiseaux 撮る対象がなんであれ、しっかり「川内倫子」の写真だなぁとなるのが不思議 命の育みに対する優しい視線とコロナ入ったばかりの鬱屈した生活をどう楽しくやり過ごそうとしているかの工夫みたいなものが感じられて時代性だなぁ〜と感じた 大西正純 槍穂憧憬 陰影の立体感がすごくて撮影者のスキルが垣間見える 登山写真の人はこんな過酷な場所に行けるというだけでなく過酷な場でキッチリ写真を撮っていて凄いなと思う レスキューの人の写真良かった 尾辻やすお 長崎

          2月に見た写真集感想

          1月に見た写真集感想

          あけおめです(遅い) エド・ヴァン・デル・エルスケン セーヌ左岸の恋 この「アン」て人への写真にだけ執着とか愛着とか色んな感情が入り混じってて良いなぁと思ったんだけど最後「文章はすべて架空のものであり実在の人物ではない」とバッサリされて小説形式か〜いやられた〜wてなった それだけ鬼気迫る写真で見事だった、これは色んな人に影響与えて歴史に刻まれるなぁと 外国の事情はわからんけど映画館で寝まくれるとか地下鉄で寝まくれるとかってのはけっこう時代を感じてかつ内容がモラトリアムチック

          1月に見た写真集感想

          12月に見た写真集感想

          奈良原一高 静止した時間 まぁ「静止」というタイトル通りとりあえずストリートスナップみたいな動きを感じる描写はほとんどなく静かな写真が多いなっていうそのまんまな印象 闇をそのまま残したかのような黒の描写が印象深い けどイマイチテーマ性みたいなものを読み取れなくて、キチィ〜〜〜 後半から鬼海弘雄のペルソナみたいになるし、わからん。。 あとがきの解説読んでも何書いてあんのかさっぱりわかんなくてワロタ!誰か解説してくれ 無念 安井仲治写真集 前半は1920年代とかの写真だろうから

          12月に見た写真集感想

          11月に見た写真集感想

          写真集感想のやつ2ヶ月空いちゃった!!! 感想メモはしてたのでまとめときます セバスチャン・サルガド In Human Effort 「何かが起こっている瞬間」を的確かつ美麗に撮ってる人だなぁという印象を持った エチオピアの写真なんか宗教画みたいな隙のない画面しててすごい 川内倫子 ILLUMINANCE 存分に光で遊んでいるなという印象を持った 写真でのしりとり要素の面白さはいつも通りだけど、光を”撒いて”いるような写真が多いような気がする 日常の中の美しさもそっと切り

          11月に見た写真集感想

          RF24-105 F4LとRF 24-240 F4-6.3を使った感想

          RF24-105F4L及びRF24-240を共に1年ほど使いました。 自身の体感・感想でメリットデメリットを比較、書き出しました。 画質とかは厳密に言えばMTFやら解像度グラフ?やらで数値化されているデータも存在しますが一旦置いといて、あくまで両者を1年使った上での感想とこういう用途に向いてるかな?というのを記載します。 CanonRFシステムでは王道のズームレンズかと思いますが、最後に作例も貼りますので良ければ参考にしてみてください。 ・RF24-105 F4L IS U

          RF24-105 F4LとRF 24-240 F4-6.3を使った感想

          10月に見た写真集感想

          記事アップしたつもりがアップし忘れてたw すんません(?) 梅佳代 じいちゃんさま 当たり前のような生活感が愛おしい ニッポンの田舎だねぇ、あたたかいねぇ、というところに「写真表現」っぽい写真が差し込まれててオォッww笑てなる 小泉元首相の握手写真の下で同じようなポージングで握手してる写真とか ゴミ燃やしてるところの、写真なのにすごくその時の会話が色々想起されるのは写真ならではの良さがあっていいなぁと感じる 石内都写真集 tokyo bay blues トーキョーベイと言

          10月に見た写真集感想