おっかー

写真関連たまに発信

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  • カメラ機材系

    カメラとか

  • 写真集感想

    その月見た写真集の感想を書きます あくまでその時自分が見た率直な感想を殴り書いているだけなので、間違ったことや自分が直近で見た作品との比較とか関係ないことも書いてると思いますがなるべく見た写真集に対する自分の立場(その写真集がどのような背景で作られたかをどれだけ知っているか・あるいは知らないか)を明確にした上で感想を書くよう心がけてます

  • 徘徊スナップ写真

    撮り歩いた記録メイン アップする機会を失った写真等

最近の記事

壁打ちまとめ4月号

写真活動における言語化について 良い部分はあれど(何事もそうだろうが)絶対的ではないと思っている まず第一に「言語化したつもりが自分が目指してない方向への言語化がされてしまい向き合ってる事象に対し正しくない理解を正しいと誤認してしまうという落とし穴がある」というのはたまに言われる一般論的な部分があると思うのだけど、もう一つ自分にとって重要なこととして、写真を撮る時根本的に一番大事にしてるのは「これいいじゃん」とか「撮りたい」とかいう言語の前の「撮って、残したい」という感覚であ

    • 4月に見た写真集感想

      ハービー・山口 [peace] 「シャッターを押した瞬間永遠の命をとどめる」という文言はよく言われるものながら冷静に考えるとすごいことだよなぁと思う 自分も何度か人物撮りをしたことがあるけどふと見返した時あるいは見返された時に懐かしい気持ちになってくれる写真になってるといいなぁと思う 2003年の写真集なんだけどモノクロになっていてかつハービー山口さんの撮影意図かはわからんけど全体的にあまり時代性・時間性が出ておらず、写真だから当たり前といったらそうなのだけどまさに静止した時

      • 壁打ちまとめ3月号

        threadsに壁打ち的に思考メモを書いてますが、備忘がてらそれをnoteに残してみようと思います 頑張って続けたいです 写真機材について 基本的に機材についてあれこれ考えてる時って自分が撮りたい写真の理想に近づくためってのがスタートのはずなんだけど、正解はあるようでないため機材沼にどっぷり浸かってしまう人も界隈にはかなりいる まぁそういう思考になったのならそれはそれで楽しいだろうから悪いことではないし、機材沼しながらも実績上げまくってる人も当然めちゃいるので、「機材沼にハ

        • 3月に見た写真集感想

          奈良原一高 円 円状のフェードというか、文字通り「円形」の写真だけで構成された珍しい写真集 このような構成にすることを前提に撮られた写真たちなのかわからんが円形がすごい様になってて面白い 写真が円状になったことでそれはそれで独自の色んな想像が喚起されて面白い なんでもない写真であれば段々これはレンズが取り込んでる光そのものということなのかなとか、ヌーディストビーチの写真なら丸い穴のような場所から自分が覗き見ているような感覚を覚えたりとか 画面構成の巧みさがすごくてやっぱ奈良原

        壁打ちまとめ4月号

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        • カメラ機材系
          6本
        • 写真集感想
          16本
        • 徘徊スナップ写真
          7本

        記事

          昔300円で買ったコンデジを使って、なぜオールドコンデジに需要があるかを理解した

          とりあえず300えんってなんだよ、という感じかと思いますが。 経緯としては、普段メイン使いしてるカメラとしてLeica Q2とEOS R6がありサブとしてポケットにGRIIIxを突っ込んでおく、という生活を長らく送ってきましたがGRIIIxがちょっとした不調をきたしていて二週間から一ヶ月ほどメンテに出すことになりました。 恐ろしいもんで、今までGRIIIxがポケットにあったもんだからポケットにカメラが無いと落ち着かない人間になっていました(笑) あぁどうしよう、と。。 そこ

          昔300円で買ったコンデジを使って、なぜオールドコンデジに需要があるかを理解した

          2月に見た写真集感想

          川内倫子 Des oiseaux 撮る対象がなんであれ、しっかり「川内倫子」の写真だなぁとなるのが不思議 命の育みに対する優しい視線とコロナ入ったばかりの鬱屈した生活をどう楽しくやり過ごそうとしているかの工夫みたいなものが感じられて時代性だなぁ〜と感じた 大西正純 槍穂憧憬 陰影の立体感がすごくて撮影者のスキルが垣間見える 登山写真の人はこんな過酷な場所に行けるというだけでなく過酷な場でキッチリ写真を撮っていて凄いなと思う レスキューの人の写真良かった 尾辻やすお 長崎

          2月に見た写真集感想

          1月に見た写真集感想

          あけおめです(遅い) エド・ヴァン・デル・エルスケン セーヌ左岸の恋 この「アン」て人への写真にだけ執着とか愛着とか色んな感情が入り混じってて良いなぁと思ったんだけど最後「文章はすべて架空のものであり実在の人物ではない」とバッサリされて小説形式か〜いやられた〜wてなった それだけ鬼気迫る写真で見事だった、これは色んな人に影響与えて歴史に刻まれるなぁと 外国の事情はわからんけど映画館で寝まくれるとか地下鉄で寝まくれるとかってのはけっこう時代を感じてかつ内容がモラトリアムチック

          1月に見た写真集感想

          12月に見た写真集感想

          奈良原一高 静止した時間 まぁ「静止」というタイトル通りとりあえずストリートスナップみたいな動きを感じる描写はほとんどなく静かな写真が多いなっていうそのまんまな印象 闇をそのまま残したかのような黒の描写が印象深い けどイマイチテーマ性みたいなものを読み取れなくて、キチィ〜〜〜 後半から鬼海弘雄のペルソナみたいになるし、わからん。。 あとがきの解説読んでも何書いてあんのかさっぱりわかんなくてワロタ!誰か解説してくれ 無念 安井仲治写真集 前半は1920年代とかの写真だろうから

          12月に見た写真集感想

          11月に見た写真集感想

          写真集感想のやつ2ヶ月空いちゃった!!! 感想メモはしてたのでまとめときます セバスチャン・サルガド In Human Effort 「何かが起こっている瞬間」を的確かつ美麗に撮ってる人だなぁという印象を持った エチオピアの写真なんか宗教画みたいな隙のない画面しててすごい 川内倫子 ILLUMINANCE 存分に光で遊んでいるなという印象を持った 写真でのしりとり要素の面白さはいつも通りだけど、光を”撒いて”いるような写真が多いような気がする 日常の中の美しさもそっと切り

          11月に見た写真集感想

          RF24-105 F4LとRF 24-240 F4-6.3を使った感想

          RF24-105F4L及びRF24-240を共に1年ほど使いました。 自身の体感・感想でメリットデメリットを比較、書き出しました。 画質とかは厳密に言えばMTFやら解像度グラフ?やらで数値化されているデータも存在しますが一旦置いといて、あくまで両者を1年使った上での感想とこういう用途に向いてるかな?というのを記載します。 CanonRFシステムでは王道のズームレンズかと思いますが、最後に作例も貼りますので良ければ参考にしてみてください。 ・RF24-105 F4L IS U

          RF24-105 F4LとRF 24-240 F4-6.3を使った感想

          10月に見た写真集感想

          記事アップしたつもりがアップし忘れてたw すんません(?) 梅佳代 じいちゃんさま 当たり前のような生活感が愛おしい ニッポンの田舎だねぇ、あたたかいねぇ、というところに「写真表現」っぽい写真が差し込まれててオォッww笑てなる 小泉元首相の握手写真の下で同じようなポージングで握手してる写真とか ゴミ燃やしてるところの、写真なのにすごくその時の会話が色々想起されるのは写真ならではの良さがあっていいなぁと感じる 石内都写真集 tokyo bay blues トーキョーベイと言

          10月に見た写真集感想

          9月に見た写真集感想

          今月から「近所の図書館にある写真集、あ行から好き嫌いせず片っ端から全部見よう」キャンペーン(?)始めたのでかなり多いです 浅田政志 浅田撮影局せんねん 日めくりカレンダーみたいな写真集だなと思ったw 露光がだんだんおかしくなっていってなんか遊んでんのかな?wと この写真集、ひと昔前のyoutube風のタイトルなら「ぼくのおじいちゃん 本気で撮ってみた!」とかだったと思う めくってもめくっても同じ「顔」がドアップで出るばかりなんだけど、段々本当に自分が相対しているような感覚に

          9月に見た写真集感想

          8月に見た写真集感想

          赤坂友昭 The Myth ありきたりな感じなたとえですみませんがもののけ姫の森みたいな写真だなという印象 シシガミ様いそうみたいな と最初思ったけどそれは前半だけで、どうも自然とそこに暮らす人間をも含めたありのままの共生の姿を撮影者の主観をもって、その主観を隠さず捉えようとしているなぁと感じた なんでかわからないけれど途中のエスターの挿話の後の湖畔?のほぼ何も写っていないモノクロ写真は恐ろしいまでに美しく見えた 写真が残せるモノ、写真の力とはなんだろうと、と考えさせられる

          8月に見た写真集感想

          7月に見た写真集感想

          奥山由之 BACON ICE CREAM 初めてではないけどなんかまた見たくなったので図書館で借りた 初見時は何がなにやらさっぱりだった記憶しかないけど今回は、、やっぱり何がなにやらだった!(笑) けどそれは得体の知れないものを見た不快感とか恐怖感とかではなく心地の良さを伴った「わけわからん!」だなというくらいには見た時の感覚が言語化されている この写真集の表紙は夕焼けに染まりかかった雲とマゼンタがかった何かの光なのだけど、雲の方は文字通りアイスクリームを連想させ夕焼けに染ま

          7月に見た写真集感想

          6月に見た写真集感想

          Annu Aaluto Time As River 色彩豊かなのにどこか優しくソフトな感じの描写が刺さった 色彩表現の淡さ?みたいなのが完全に自分好みで惚れた 切り取り方も巧みで素晴らしい、特に駅のホームでカメラを構えている女性のカットなんかすごく好き 9年間ヘルシンキに通って撮った写真らしく、アニメ「たまゆら」をきっかけに10年近く広島県竹原に通っている自分に通ずるとこあるなと思った あとがきの「終の棲家でない街にいつか戻れなくなる日が来るだろう」という言葉に大きく共感した

          6月に見た写真集感想

          なんで自分は写真を撮るんだろう

          ふとタイトルの通りの疑問が思い浮かんだ きっとこれは古今東西あらゆる写真を撮る人が一度はぶち当たり悩み抜いたテーマなのだろうけど、みなさん「楽しい」とか「記録したい」とか「仕事だから」とか「承認欲求満たしたい」とか色々あると思う 自分はプロじゃないので上記の「仕事だから」以外は大体満たしている(承認欲求ありますよ!!!)けど、一番根っこの部分はやはり「楽しい」があるし、たぶん大体の人はそうなんじゃないかと思う けどこの「楽しい」の正体ってなんだろう 「楽しい」に理屈なんてい

          なんで自分は写真を撮るんだろう