壁打ちまとめ3月号

threadsに壁打ち的に思考メモを書いてますが、備忘がてらそれをnoteに残してみようと思います
頑張って続けたいです

写真機材について
基本的に機材についてあれこれ考えてる時って自分が撮りたい写真の理想に近づくためってのがスタートのはずなんだけど、正解はあるようでないため機材沼にどっぷり浸かってしまう人も界隈にはかなりいる
まぁそういう思考になったのならそれはそれで楽しいだろうから悪いことではないし、機材沼しながらも実績上げまくってる人も当然めちゃいるので、「機材沼にハマらないようにしよう!!!!」と過剰に機材のこと考えるの忌避するのはそれはそれで不健康と言える
言ってしまえば、我々は森山大道にはなれないのだ、という

写真撮ることについて
普段それほど何か考えながら写真を撮ってるわけではないけど、後から複数枚で要素をとりまとめて要素ごとに並べるとバラバラだった写真から目に見えない何かが浮かび上がってくるのは不思議 その先にあるのが表現としての写真集なのだと思う そうでない写真集もあるけど、とにかく面白い

写真集読むようになった影響について
自分は予め撮りたい写真の絵が決まっているというよりは瞬間瞬間から写真になる瞬間を見出してキャプチャーするのが主で、この「写真になる瞬間を見出す」精度を高めるために写真集をたくさん見るようになったのだけども
段々バシッと決まった究極の1枚を志向する方向からとにかくある程度絵になってる写真を量産して後から複数集めてこういうテーマですと言って投稿するような形がしっくりくるようになった
これはやっぱり群として写真を見せる写真集というメディアに影響を受けてるのかもなと思う

ライカQ2をきっかけとした焦点距離の考え方
ライカQ2の28mm、最初はほんとに取っ付きにくくて50mmでライカ使いたいがために本気でM型を何度も検討したけど、最近は本気で心の底から28mmという焦点距離がめっちゃ好きで楽しくてライカはこれだけでいいかもなという心理に落ち着きつつある
ただその契機は高画素を活かして28mmピッタリに収めなきゃいけないという考えをやめたからで、トリミング耐性ある画素数じゃなかったら話変わっちゃうけど、「この焦点距離はこういう撮り方が最適」という考えで頭ガチガチになってたのが大分ほぐされたと思う
もちろん「この焦点距離はこうするのが定石」みたいな指針を持つのは大事だが、そこにがんじがらめになってたなぁと
高名な写真家には培ってきた技術や知識があったものを敢えて捨てるというという人もいるけどもしかしたらこういうことなのかもとちょっと思った
思ったところで自分自身がそういった人と並び立てるわけはないのですが

SLライカについて
軽さと画質の両立こそライカの最大の利点で軽さという利点が無いSLシリーズはイマイチ理解できないってのが数ヶ月前の自分の考え方だったけど、Q2の描写の良さを段々理解するにつれライカはライカで独自の描写の良さがありそれをプロユースしたい人がSLシリーズを使うのだろうなと最近理解した
ぼくはそういう用途の場合Canon使いますが…

「ライカはすぐに買え」という意見への私見
あくまで一意見なんだけど、たまにインターネットで見る「ライカは買いたいと思ったのならソッコー買え!!!!」という意見は割と懐疑的
なぜかというとこれはフィジカル的な話一点のみなんだけど、人間のフィジカルは基本的に衰える一方でどこかで「デカい機材でスゲー高品質な写真を撮ってニヤニヤする」というのができなくなる
逆にいえばこの「デカい機材を使う」という体験をできるうちはとりあえずそれを続けた方がいいんじゃないか、そしてフィジカル的にそういうことできなくなったら存分にライカ使えばいいんじゃないか、と思う
ぼくはもうRF50mm f1.2とかみたいな写りスゴいんだけどくそ重いみたいな機材無理になりつつあります フゴフゴ…

よく見てる写真系youtuberの方がよく「ライカと同じ品質の写りをCanonでするには2kgくらいの機材使わないといけない」と言ってるけど、裏を返せば「2kgくらいの機材どうにかできるフィジカルがあればライカと同じ品質の機材が使える」ということなわけで それができるうちはそういう重い機材使い続けた方がフィジカル的な機会損失無いよなぁ、と
ただ補足すると自分が持ってる唯一のCanonのLレンズであるRF50f1.2は、方向性は全然違うけど線の細さとか含めた総合的な写りの品質はライカQ2に全く劣らないと最近思います これを「RF50f1.2はデカくて重いけどライカ並みの写り」と捉えるか「ライカQ2はくそ軽いのにRF50f1.2と同じ品質の写り」と捉えるかでけっこうやりたいことが変わるような気がせんでもない

自分が撮った写真への見方の変化について
撮った瞬間はなんとも思ってなかった写真も、時間が経って他人目線でその写真を見るようになると良いと感じたり過去に見て感じたことと全く違う感覚が得られたりする時、写真を続けていて良かったなという気持ちがちょっと湧く


以上です。
思ったより書いてたな
書かない時はまじでなーんも書かないですが、今後ともあーでもないこーでもない考えながら、写真をやろうと思います

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