昔300円で買ったコンデジを使って、なぜオールドコンデジに需要があるかを理解した

とりあえず300えんってなんだよ、という感じかと思いますが。
経緯としては、普段メイン使いしてるカメラとしてLeica Q2とEOS R6がありサブとしてポケットにGRIIIxを突っ込んでおく、という生活を長らく送ってきましたがGRIIIxがちょっとした不調をきたしていて二週間から一ヶ月ほどメンテに出すことになりました。
恐ろしいもんで、今までGRIIIxがポケットにあったもんだからポケットにカメラが無いと落ち着かない人間になっていました(笑)
あぁどうしよう、と。。

そこで思い出しました。
2年前くらいにジャンクコーナーで300円くらいで買ったコンデジあったよなぁ、と。
というわけで引っ張り出してきた(というか机の上に長らく放置されてた)のがこちらのコンデジになります。

調べてみたらCOOLPIX S3300というカメラでした

さてこちらのカメラ、昔ちょっと使って当時画質至上主義だった自分にはものすごく「しょぼい」写りに見えてしまい300円で買ったということもあり早々に使うのやめちゃったのですが、今使ってみたところこれがなかなか悪くなくて。

ちょっと調整してますがグチャっとレトロな色合いが悪くない
同上
同上
モノクロスローシャッターもなかなかかっこいい
広角端はバカにできないシャープさ
かと思えば望遠端は滲んでグチャグチャで面白い(笑)


なんか巷でたまに目にする「オールドコンデジブーム」とかいうやつも真偽はともかくとしてそういったものが発生しても確かにおかしくないなぁと思いました。
意外と写るし、写さないこともできる。
スマホでのコンピテーショナルも活かしてなるべく写し切る、色んなモノが写って当たり前になった現代において全く性質を異にするものであり、しかもモノによってはスゲー安い。
スゲー安いから良い感じに撮れると"弘法筆を選ばず"感を覚えすげー気持ち良くなって自己肯定感が爆上がる。
これなんか2年前ですがジャンクコーナーで300円で買ってます。(今は無理かもですが)
ものすごい好循環じゃないですか、これ。
ぼくは性格が悪いので正直この「オールドコンデジブーム」とかいうのはそうしたコンデジを抱えた中古販売業界とかが頑張って仕掛けた偽ブームなんじゃないかと疑ってかかってましたが(笑)
まぁこういうカメラが無駄に高騰するのは健全じゃないとは思いますが現状そういう感じでも無さそうなので、まぁいいんじゃないかと思います。
何より上手く撮れると自己肯定感が上がって気持ち良いので。
やっぱ写真撮るからには気持ち良くならないとですよねぇ。
GRIIIxが帰ってくるまでの間に合わせサブカメラのつもりで使い出したんですが、飛んだ新たな発見でした(笑)

ちなみにけっこーベタ褒めするような感じで書きましたがこのコンデジは普通に欠点だらけです(笑)
特徴を箇条書きするとこんな感じです。

・広角端は思ったよりシャープ、望遠端はなんかボワボワして全然解像しない、しかしそれが良い
・電池持ち最悪すぎてびびった、満充電だったのが30分で死んだ(笑)
・撮影時のプレビュー機能が解除できなくてワロタ
・AFウンチすぎでワロタ、Q2のAFがイマイチでヨォ〜とか普段言ってるけど全然それの比ではない
・充電用の端子がよくわからん小さいやつでそれ用のケーブル買ったら1000円くらいして普通にカメラ本体より高くてワロタ!

そんなわけで、思ったよりもサブカメラっぽい役回りに回せそうではあるけど肝心なバッテリーとかのライフライン周りがよろしくなくGRIIIxの代わりにはならんかなと(当たり前か)


そして最近の気付きとして、ここ最近Q2の組み写真にしれっとこのcoolpixで撮った写真をぶっ込んだりしてますが、(たぶん)誰もそのことに気付いてないし自分自身も違和感無く組み込めているので、ようやく真に機材はなんでもいい(よくない)といった感じになったのかなという気がしています。
カメラ初めて買ってから数年はなんかどうしても「○○というカメラで撮った自分の写真」だった気がするんですが、最近ようやくそこを本当に脱却したのかな、と思ったのでした。
まぁそれはともかくとして、GRIIIx早く戻ってくれ〜〜

↑結局機材はなんでもいいってわけじゃなくてワロタ!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?