夜行性と割り切っても君の顔が愛おしい
遊びたい盛りの息子たち。
平日も学校が終わると、近所の同級生や上級下級生みんな集まって遊びだす。
誰かが呼びかけに我が家のチャイムを鳴らしにきたり、友達ん家のチャイムを息子たちが鳴らしに行ったり。
家族で出かけた休日も、不在時のチャイム履歴を通知するランプが点いていると「誰か来てたかも!」とすぐモニターへ走る。
友達と楽しめるっていいな。
大人になると、そうも気安く会えないしメールか互いのSNSにいいね!するくらい。
長男のクラスでは昆虫飼育がブームらしく、友達の飼育する虫の話をここ数日聞かされていた。
オオゴマダラの幼虫を飼う友達、カブトムシを飼う友達。
「自分も虫を飼いたい!」と言いうちの両親と遊びに出かけた日にクワガタムシをペアで買ってもらっていた。
夏休みに入るし、観察日記を付けるのもいいね。と話しながらケースを整えた。
飼い始めたその日は、もちろん動く姿を見ていたが、それ以降タイミングが合わない。常に土の中。
夜行性なのよ、クワガタムシは。
エサを食べる姿、木に登る姿、息子たちは「元気かな?」と気になって仕方ない。
人が起きてる時は寝てて起きだすのは夜中なんだよね〜。朝起きてエサが食べられてたら元気な証拠だね。
と、食べ散らかされたゼリーは確認できた。
やはり、子供の気持ちは姿を見ないと気がすまない。
夜行性だからと言っても好奇心と心配で高まってしまう。
次第に自分まで気になり始め、布団から起き出してソーっと覗きに行くが、姿が見えない。
あれ?もうすっかり夜中だよ、タモリ倶楽部の時間だよ!
土の中に潜ったまま。
元気なのかな?お腹すいていないのかな?
気になりすぎて、チャイムを鳴らしたくなった。
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