DX人材の次は「GX人材」？

デジタルトランスフォーメーション（DX）に続いて、新たなキーワードとして「GX」が注目され始めています。

GXとはGreen Transformation（グリーントランスフォーメーション）の略称。注目される背景には、カーボンニュートラルやグリーン成長などの環境問題があります。

企業もGXに本気で取り組もうとする中で、変革を担うGX人材のニーズも高まっています。

GXとは、脱炭素社会実現に向けた経済社会システム全体の変革

温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させ、全体としてゼロにする「カーボンニュートラル」の実現に向けた取り組みが世界中で加速しています。

ただ、その過程で、環境保護を重視し過ぎると経済成長にブレーキがかかる恐れもあり、いかにこれらを両立させていくかが鍵になってきます。

GXは技術革新を通じて、こうした環境保護と経済活性化の両立を追求する取り組みです。そして、これを支えるのがGX人材なのです。

GX人材にはどんなスキルや資質が求められる？

では、企業における「GX人材」には、どんなスキルや資質が求められるのでしょうか？

GX自体がまだ手探りな状態なため、その担い手であるGX人材に期待される要件も明確に定まっていませんが、個人的には以下のポイントが必要だと感じています。

• グリーン領域に関する専門的な知見

• 各業界でGX関連の規制やガイドラインを推進できるリーダーシップ力

• 技術を駆使して自社ビジネスを変革し、新たな価値を生み出せるイノベーション力

ただ、こうしたスキルや資質を持った人材を集めたとしても、組織としての条件が整わなければ、その力を活かすことは難しいでしょう。

GX人材を育てる際、過去のDXの教訓を忘れてはいけません。

DXが頓挫した事例を振り返ると、いくつか共通する問題が浮かび上がります。GXにおいて同じ過ちを繰り返さないために、企業はトップ層の強力なコミットメント、明確なゴール設定、そして組織全体への環境変革の重要性の浸透などが欠かせません。

今後の変革に向けて、企業はGXへの取り組みとGX人材の育成・採用が急務になってくるでしょう。持続可能な未来を構築するために、一人ひとりがGXが必要とされる背景を理解し、積極的な行動に移していくことが求められます。

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DX人材の次はGX人材？

もはや食傷ぎみのDXですが、次はGXだと言われ始めています。

背景はカーボンニュートラルやグリーン成長などの環境問題。

企業が本気で取り組む必要性が高まる中、それを担うGX（グリーントランスフォーメーション）人材のニーズも高まっているのです。

中身を確認します（続

— 太田昂志｜ゆめみCHRO (@oh1ta) September 3, 2023