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【目印を見つけるノート】1242. 夢見る頃を過ぎて思うデパート

きのうはホテルの話でしたが、
今日はデパートの話です。

もともと、デパートにはあまり行かない方かなと思いますが、美術展やフェアなどで日本橋三越にたまに行きますし、横浜高島屋はたまに行ってじっくり見ています。新宿が経由地だった頃は伊勢丹・小田急・京王をよく覗きました。化粧品をよく買いましたが、海外ものは肌に合わなくて使いきれなかった😭苦い思い出。上野が経由地だった頃は松坂屋によく入りました。
今は吉祥寺に行くと東急を眺めますね。前に何度か書いています。

高校生ぐらいまでは、池袋が比較的近くでしたので、西武によく行きました。不思議なもので東口が最寄りですから近い西武に行きますが、当時は東武に行った記憶がありません。というか東武のある西口には出ないのですね。これまでを通しても、2回ぐらいしか出たことがないと思います。東武に行ってみたのが1回、アルヴォ・ペルトを聴きに東京芸術劇場に行ったのが1回です。

※ちなみに有名な話ですが、池袋西武百貨店は池袋駅東口、東武百貨店は池袋駅西口にあります。

東口はよく行く場所がいくつもありました。家庭科材料ならキンカ堂(みんな行っていました)、パルコ、東急ハンズ、ゲーセン、どでかいパフェで有名なカフェ、サンシャイン60、友達と行く町でしたね。ドリアを初めて食べたのは池袋だったような気もします。じきに原宿竹下通りでクレープという流れになるのですが、子どもにはちょっと遠かった😅
西武とパルコはよく行っていた気がします。なぜかはっきりしています。レコード屋さんと楽器屋さんに、楽譜も売っていたように覚えています。
それだ😁
高校生まで、そのような音楽方面で私の生活圏からバス1本で行けるのは池袋かお茶の水(レコードは秋葉原も)だけでした。そうそう、中学のとき、ジャニス・ジョプリンのベスト盤を買ったのは西武のレコード屋さんでした。高校受験でも西武池袋線池袋の隣駅が最寄りの私立を受けました。受かったけど行けなかったです😔
もとい、
原点をそこだと見ると、自分にとってデパートはまず、カルチャーな場所だったのだと思います。
服にはデザイナーの強い主張を見て、
化粧品には微かなエキセントリックを、
バッグに自分のキャパ以上を詰めたくて、
メンズには自分の隣にいてほしい人を想像して、
陶磁器で人の手が造り出す奥深さに触れて、
本には無限の智恵と可能性を期待して、
レコードやギターに本能的な憧れを託す。
今やノスタルジックな風景に過ぎないのかもしれませんが、それらは自分にとってのカルチャーでした。

以降、デパートもだんだん変わっていきました。大好きだったプランタン銀座も閉店しました。プランタンはフランスの香り漂う個性的なデパートでした。見るのが本当に楽しかった。
最もカルチャーがあると思ったデパートです。
こんな動画を見つけました。
Ginza Fashion Week

どのブランドもトーンがプランタン風だなと思いました。キュート・レトロ・シックというような。デパートのコンセプトがあるなあと個人的感想ですが思いました。

今は大型スーパー、ショッピングモールが主流になっています。セレクトショップやユーズドショップも増えて選択肢は本当に広くなりました。ただ、そつなく広く揃っている分、未知のものに出会うワクワク感や背伸びする緊張感は薄くなったかなと思います。
どちらがいい悪いではないですし、方向を探れるものでもないですけれど、今は旅先の駅ビルやショッピングモールもみな同じに見えたりします。

デパートの閉店が相次ぎましたし、最近はそごうと西武のニュースも耳にしますので、ちょっと書いてみました。

今日の曲です。
France Gall『夢見るシャンソン人形』

この曲はThe 60sですね。
マリー・クワントさんもヴィヴィアン・ウェストウッドさんも逝去されましたが、彼女たちはデザイナーという以上に時代・文化のアイコンでもありました。音楽ともなかよしでした。このように書くと、本当にノスタルジックな人になってしまうのですが、そこは踏ん張って😆💨
2023年の自分のスタイルを発掘したいと思います。ファッションショーでもするかな……無理🙍

あ、今日は『オデュッセイア』、できたら更新します。お読み下さってありがとうございます。

尾方佐羽

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