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【目印を見つけるノート】143. フェンスにこしかけて

8月も最後の週になりましたね。
けさはいろいろ、情報を目にしています。

さきほど、noteで塩野七生さんの「デモクラシーとデマゴーグ」(語句は異なりますがそのような意味です)で始まるさわりを見ました。今日は森博嗣さんの、まだ持っていない本が届く予定です。
きのうも書きましたが、私の好きな作家さまです。

⚫ひとつのことから考える

あと、西松屋について書かれた記事を見ました。
面白かったです。
「店内は客が少ないのに25年連続増収」
https://www.itmedia.co.jp/business/spv/2008/24/news011.html

ウォルマートのミニマム版かなと思いもしました。実店舗にかかるコストと人を極力減らすという『倉庫型店舗』ですね。20世紀末以来のビジネスモデルです。
一等地を避けて道路から一本入ったところに出店するのは独特のようですが。
確かに西松屋に行くと、いっぱい買っていました(笑)。

ところで、なぜつらつらとこういうことを書くのでしょう。あくまでも気分なのですが……箇条書きでまとめてみましょう。

⭐個人的興味
経営とか企業運営とか流通とか、おもしろいと思っています。企業、研究開発、製造から流通、消費者動向まで細かく、あるいはひっくるめて見るのが好きです。ケインズもマルクスもうろ覚えですが。

⭐現状にあてはめる
アパレル業界はこの時期、苦戦が続いています。人が外出しなくなったことが大きいですが、ブランディングに寄り過ぎたこともあるのかなと思います。西松屋のように、「ある世代に必ずニーズがあるもの。消費サイクルが早いもの」を扱っている場合はブランディングの重要度は高くない。
あ、どこかにとっくに書いてあることでしょう。

利益を伸ばし続けるには何を売ったらいいのだろうか、ということですと、「ニーズがなくならないもの」ということになるのでしょう。すべての売り物が消費サイクルの早いものではないですから。

「当たり前だ」と言われそうですが、それを読むのが難しいのです。今は流通も情報戦略もたいへん複雑です。完全に読んで展開すれば億万長者です。

実際は爆発的に売るのではなく、ヒットとか送りバントを打ち続けるというのが戦略なのではないでしょうか。どの程度を狙ってどのように売っていくのかということが大事で、そのために売れ筋を見極めたり、品質向上を図ったり、顧客を絞ったりするのでしょう。

一方で、売れるものは絶対に残るもので、売れないものは永遠に淘汰される、ということではないようです。どのようなヒット商品も旬を過ぎれば売れなくなるし、昔のものがリバイバルすることもあります。

絶対はない。

そのようなことから、定番は別として
ごく短期のデータに基づいて、商品が消費サイクルからあえて早くこぼれるように作られているように思います。

だとしたら、
本当に自分がいいと思うものを長く売るためには……。

ーーー以下はまた機会がありましたらーーー

以上は、ごくごく一般的な、当たり前のことなのだと思います。苦笑された方もいるかもしれません。

ええ、私も苦笑しています。
拙い例としてお出ししました。

ただ、これはひとつの記事から自分で考えたことです。元の記事の他は何も見ていませんし、引用もしていませんし、検索していませんし、お役立ち情報的なものも見ていません。

もし本当に起業する段になったら、このようなぼんやりしたことは書かずに、タイプの違うパートナーを見つけて、具体的な事業計画を持ってまっすぐ銀行に行くでしょう。

このようなことは、人の手を借りることが不可欠です。
もちろん私のようなおっちょこちょいは最も不可欠な部類でしょうが、たとえば大天才でもひとりでやりきるのはなかなか難しいと思います。

ただ、その前段階として、「自分で考える」ことを十分にしたほうがよいのではないかと思います。
それは、今回のようなテーマに限らず、言えることではないかなと思うのです。

ちなみに、
私は基本、SITTING ON THE FENCEです。どっちつかずということ。しばらくはフェンスに座って様子を見るようにしています。そしていろいろな人と意見を観察します。
そして、考えます。
個人の行動についていえば、自分がどうするか決めるのは、自分ですものね。

この歌を思い出しました。
The Rolling Stones『Sitting On A Fence』


⚫お籠りクラフトとばら

今日は試作品です。
ペアでネイティブ・アメリカン風のアクセサリーが作れないかと思って、手持ちのもので組んでいます。いい案配になったら材料を揃えようかと。まだかな。

一方が相手のものをひとつだけ持っているイメージです。

相手とまるごと同じではなくて、大切な一粒を相手に預けている。

そのような関係が作れたら、とっても素敵ですね。

ばらのつぼみ、5つ摘みました。
もうそろそろ、つぼみを育てたいなあ。

それではまた、ごひいきに。

おがたさわ
(尾方佐羽)

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