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【目印を見つけるノート】557. フィギュアスケートと鎌倉殿に思う

10月も少し時が過ぎましたね。
秋だなと思うことも増えました。
ローズマリーの花が咲き始めました。

花言葉はいろいろありますが、フランスでは
「あなたといると幸せ」だそうです。
いいですね♥️

きのう、深夜なのですけれど、フィギュアスケートの鍵山優真選手のドキュメンタリーを見ていたのです。すごいのですよね。競技の厳しさ、技術の高さはもとより、まだ18歳とは思えないほど濃いなと思ったのがひとつ。すべてを真っ正面から受け止めようとする素直さを感じたのがふたつ。家族が温かいなと思ったのがみっつでした。あ、あとRayさんの同級生(スケートを習っている)と同じリンクで練習しているのかな、ちょっと不確かですけれど……余談。

印象的だったのは、記者会見で羽生結弦選手がアドバイスしていたシーンです。自信なさげな鍵山選手の言葉に「自分に嘘をつくとか、そういうのはいらないから。(鍵山選手の)負けん気や向上心は何よりの強みだ」というようなことをおっしゃっていました。
先を行く人が力強く「行こう」と手招きしているように私には見えました。

素晴らしい先人やライバルがいることは素晴らしい。それで信じられないほど自分のレベルを上げることもできるでしょう。ただ、それが超えなければいけない壁だと思うと、戸惑ってしまうこともあります。
鍵山選手は世界フィギュア選手権(ストックホルム)の素晴らしい演技で銀メダルを獲得、壁をひとつ自分の力で超えたのでした。
見ていてこちらが励まされたような気分になりました。私もストックホルムに行きたいなあ(単なる願望です)。
皆さん、羽のように軽やかに舞われている姿が本当に美しいです。

先人やライバル、あるいは何らかの評価指標はいてもあってもいいのですが、結局は自分との戦いなのだと思います。
それはアスリートの世界に限らないと思います。
まわりを気にすればするほど、本来の力は小さく縮んで、進む方向も見えなくなるのだと思います。自分の目指すところへひたすら向かうこと、その途上でさまざまな人や出来事に出会って成長するのが大事だと改めて肝に命じました。



さて、年末に向けて、そして来年に書くことをまだ考えていますが、
今着手しているのは11月に公開する予定です。新しい連作のプロトタイプになるかなと思います。『16世紀のオデュッセイア』の10章をあと数話で区切ります。11章は来年スタートする予定です。
今年公開するのはそこまでです。

来年で公開予定のものは『天下無双の居候 六左衛門疾る 水野勝成報恩記』の番外編の最終で例年より早めに取りかかります。
あと、中断している連作『鎌倉もののふがたり』をぼちぼち再開したいと思います。世の情勢にもよりますが、2年ぶりに取材で鎌倉に行こうとも。
来年は大河ドラマがまさにそれなのですよね。影響されるから見るのやめようかしら(苦笑)。ひとつ書いて様子を見ます。影響されそうなら、また寝かせます。
誰(御家人)にしようかしばらく考えていましたが、ものすごく自然に決まりました。それ以外にないというぐらい。
このような感じがいつも不思議です。

2018~19年にかけて連作でも出した、亀の前の話と鐙摺と社員旅行?のエピソードと相模川大橋と六代御前と、あと熊谷直実が鎌倉を去るところはぜひぜひ取り上げてほしいです。
お願いします、NHKさま(個人的な懇願)。

個人的に小池栄子さんの北条政子と中村獅童さんの梶原景時はハマるのではないかと思っています。大泉洋さんの頼朝も楽しみです。
期待しています。
念のため置いておきます。まだ数話の連作です。
『鎌倉もののふがたり』
https://www.alphapolis.co.jp/novel/793313132/407276011

もとい、
2つはもうかからないとだめですね。
『オデュッセイア』も含めてあといくつか考えていますが、まだ決定していませんので秘密です。
ーー自分の決めた方に進むという感じです。



今日は曇りがちなようなので、晴れの空を思いつつ。
ヴィヴァルディ『四季』より『秋』

クラシックは詳しくないですが、寂しくなってもそれだけではない、と思えるような曲ですね。秋は実りの祝祭で意外に騒々しい😊
虫も声を限りに歌っています(今)。

それでは、お読みくださってありがとうございます。

尾方佐羽

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