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【目印を見つけるノート】1569. ネオリアリズモな1日

今日は映画(1,200円の日😆)、明日は昼と夜に講座と予定を入れていますので、ワクワク、ドキドキです。マスクもガッツリ復活して、体調だけは気をつけたいなと思います。

そういえばきのう、高崎駅のぐんまちゃんの話を書きましたが、7月いっぱい高崎駅はぐんまちゃんにジャックされているようです。
納得。

きのうは、
自分の父に高崎のお土産を持っていきました。まあ、お中元的な。途中に区民プールがありまして、行き先変更したかったですが……水着を持っていなくてよかった。

その帰り道に、穴守稲荷に寄りました。
すると手水舎の日陰で旅のご家族が涼をとられていました。つい、
「It's too hot, isn't it?」とひとこと。
「Yes, really……」とお若いお母様がうだった様子でおっしゃいました。
私はここで気の利いたことを言おうと2秒ほど考えましたが、思い浮かばず、
「Best Wishes」と手紙の結びのようなことを言いました。
「Oh, thank you」というお母さんの声が聞こえました。

ここに至る2秒の思考回路はやや複雑です。

Have a nice tripとかBon voyageですと「これから旅に出る」か旅の前半ぐらいで言った方がいいかもしれません。それを知りたい場合は「How long will you stay in Tokyo(Japan)?」とか聞かなければなりません。
以前、三崎稲荷の前で話したドイツのご夫妻は「もう明日帰る」と聞く前におっしゃっていたので、旅の安全祈願にもいいですよと言った(南極探査船『開南丸(木造帆船)』で探査に出発・帰還した白瀬矗さんが祈願されたというお話も)、流れで「Return safety」とか何とか言った記憶があります。

穴守稲荷は羽田空港にごくごく近いです。
また周辺には、空港利用者向けのビジネスホテルがたくさんあります。
この辺りにいるというのは来てすぐか、帰る前かどちらかと考えるのが自然ですし、帰る日に前泊する確率がやや高いのかと思います。

帰る日だとするならば、安全な空の旅をとか空の上は涼しいでしょうねとかーーそういうのがいいのですが、帰る日かは確実には分かりません。

というような思考順序を経て、最大公約数的な「Best Wishes」にしました。
そう思い返すと、
自分ですらこうなのですから、人が考えるプロセスって複雑で大量だと思います。

さて、
今日は『墓泥棒と失われた女神』という映画を見てきました。
予告編です。

なかなかイメージの強い映画で、パッとああだったこうだったともいえないなあ。ネタバレになってもいけないので、単純に感想を。イザベラ・ロッセリーニさん目当てもありました。

舞台のトスカーナ(イタリア)地方の風景が私はいちばん印象的でした。フィレンツェのような大都市ではなくて、キアンティのような丘陵地帯なのかなとおぼろげに考えていました。マキアヴェッリが晩年住んでいたところですね。確かに最初の方はそのような風景や城塞の名残もありましたし、古色蒼然の崖の家、ぼろぼろの邸宅、廃線になった駅などたいへん印象的でした。
しだいに現実的な風景も続々と出てきます。工業地帯を臨む海岸、高架下の工事現場など。この風景の対比がいいなと思います。
それだけではなく、
そろりそろりと、
現実の中に幻想が混ざってきて、主人公がどちらに寄っているのか、見ている方もわからなくなってきます。主人公は結末まで彷徨います。

チラシの紹介文面を見ると、
『ネオレアリズモ』(イタリア文学・映画の一潮流)、『マジックリアリズム』(ラテンアメリカ文学の特徴とされる)の2単語が出ていました。イタリア語ならRealismo Magicoでしょうか。錯綜。
ネオリアリズモはうなずく部分もありますが、マジックリアリズムというと少し違うような気もします……どうでしょう🤔
純粋なファンタジーという感じもしました。

ネオレアリズモについての解説記事

『自転車泥棒』は泣いたなあ🤔

最後にひとつだけ。アリアドネの糸というのがオルフェウスより重要なモチーフではないかと思いました。そうは書かれていませんでしたが。
とても素敵な映画でした。

さてその直後、
ちょっとしたアクシデントがあって、ケガをしてしまいました。肋骨にひびが入っている(折れてはいないそう)可能性があるということで、コルセットと湿布と痛み止めをもらって帰ってきました。2週間ほど様子を見るとのこと。

この部位でケガをするなんて生まれて初めてです👀‼️取りあえず折れていなくてよかった。
7月は波乱万丈なようですが、
もうお医者さんにかかる系は打ち止めでお願いします🙇

来月、私は相当幸運になるでしょう。
運の反転攻勢ということで。

こういうときは単純にこういう曲が聴きたくなります。
『Believe』

まさかの学校ソングですが、これはシンプルに効きます。
現実というのはいろいろありますが、
私が信じているのは、
未来だけではないなと
今は思っています。
コルセット、汗😖

それでは、お読み下さってありがとうございます。

尾方佐羽

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