アート徒然草②保育園 絵画研修/ はじめての絵の具編
今回はこどもたちの絵画の基礎・絵の具の使い方について解説したいと思います。
――― 最初に、こどもたちが使う絵の具ってどうするもの?
初めての絵の具、大切なポイント3つ。
塗り広げるもの
重ねるもの
必要なら画面からはみだすもの
保育士さんの絵画造形研修にて、そう伝えると
みなさん「えっ???」という顔をされます。
意外とこの3つの大切なこと、見逃しがちです。
1⃣絵の具はのびのびと塗り広げていくものなんですよ。
とにかく絵の具を広げましょう!内からどんどん外へぬりぬりぬり・・・すべてはここからはじまります。
2⃣重ねて混色を楽しむものなんですよ。
さまざまな色を重ねることで、色の変化を楽しめ発見もいっぱい。とにかく躊躇なく筆をうごかし、絵の具をのせていくこと。たくさんの色を体感します。
3⃣画用紙からはみ出して描くものなんですよ。
画用紙の手前で絵がとまるなんてもったいない!画用紙の向こうまで繋がっているのなら、画用紙をつきぬけて!描きましょう。
「画板」は綺麗ですか?絵の具はついていませんか?
絵の具がついてなければ・・・まだまだです(笑)
画板は汚れている方が、その手は夢中になってのびのびと描けている証拠、画板に絵の具がついているほうがカッコイイ!
この3つの大切が基礎となって、表現の枝葉がわかれ、自然と画力・技術も身についていきます。
そんなことを日ごろ積み重ねている、コロコロキッズアートクラブのこどもたちの作品
■2023年度 世界児童画展、こども二科展入選作品にて紹介いたします。
当教室は、6年生になると卒業制作として、世界をテーマに絵画活動にとりくんでいます。自分の好きな国をひとつ選び、国の文化や服装、食べ物、有名な建築物などなど、図鑑や資料等で調べてから描きます。
自宅での事前課題と教室、トータル8時間くらいかけ根気よく描きあげます。
――― 卒業制作 過去作品紹介
■絵の具の3つのポイント(基礎)から次へと発展していくには、何が必要か・・・
それはずばり
「経験」
あらゆる画材で手を動かし、自分の好きなことをみつけること。
物事を深堀りすること。見る力をつけること。
観察画なら、理科、生物、化学。
テーマが国や民族なら、風土、歴史、民俗学です。
想像力・表現力のはじまりは己の引き出し=経験からです。
あっ
もう一つ、大切なこと
楽しむこと!!!
これは忘れちゃいけないw、すごく大切ですね。
■園での絵画造形活動にお困りの保育士さんに、お伝えしていること。
迷った時はぜひ自分が「ワクワクするほう」を選んでください。
見栄えよくみせたい、成長した証に「できるクラス」にみせたい、まるで作業のようにしんどい思いをして準備する…みんな大変ですよね。
そんなことより、見た目が何かわからない作品でもこども達の思いが入っているなら、それはキラキラとした素晴らしい作品です。
完成するまでの過程で工夫し認め合い、こども達の頑張ったところやこだわったところを褒めて、胸をはって子どもたちの姿と作品を、みんなに自慢しましょう!
先生が笑顔いっぱいなら、こどもたちも笑顔なはず。
共に、楽しみましょう!!!
以上、初めての絵の具、園の絵画造形研修にてお伝えしているほんの一部でした。
こども園へ絵画造形研修のご依頼 受付中 詳細
訪問地域 大阪、京都、奈良、滋賀、神戸
保育園、こども園、幼稚園など。
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リサイクルアーティスト
コロコロキッズアートクラブ
【余談】
最後に、私が数年前に趣味で描いた絵、まだまだ練習&模索中。
こども達のいきいきとした絵の最後にのせるなんて、しょぼしょぼなんがあらわになるわーと苦笑いしつつ…
いつかこども達のように魂から描けるようになりますように…祈
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