枕にはまだ君の ほのかな残り香が 黄色いシャンプー ぼくの好きな香り 触れる君の髪 指をすり抜ける 黄色いシャンプー ふんわりサラサラ 使うの禁止だよ 机に置き手…
久しぶりの第4公園 野球場に電話ボックス 薄暗い公衆トイレ あんま昔とか変わってないね 木々に囲まれた 小高い山の上 15年は経つかな 笑っちゃうよな 気まぐ…
今日はどんな物語にしようか 白紙のノートに平凡な主人公 僕らは何を描いても自由なはずなのに 何かを気にしてしまって ペンを止める 強がりを見せても 長くは続きもせ…
「ついに完成したぞ!!」 ヒッチ博士は歓喜の声を上げた。実験に実験を重ねた結果、長年待ち望んだ薬がついに完成したのだ。 「これを飲めば、前世の記憶を全てを引…
苛立ちに支配され わかったようなふりして 無知を武器に想像を諦める 理解なき者 それを自分とは 無関係だと 決め込むのさ この丸い星の上を 鋭利な空気が包む 剥き出…
私は雨が好き 濡れた髪の毛なんて気にもせずに 公園の角のあの場所 傘で隠れてキスしたね ザーザーぶりの雨を見て 僕がため息をついた時 君は嬉しそうにまるで子供のよ…