【作詞】たった100ページ

今日はどんな物語にしようか
白紙のノートに平凡な主人公

僕らは何を描いても自由なはずなのに
何かを気にしてしまって ペンを止める

強がりを見せても 長くは続きもせず
変われない自分を 呪うしかできないのか

人によく見られる そんな必要はないさ
そんなことわかってる わかってるはずなのに

未練や後悔を引き連れ
孤独な道を歩んでいく

たった100ページさ
筋書きなんてないさ
強い風でパラパラとめくれていく
夜空に光り輝く
あの星屑のように
パッと消えてしまう 瞬きする間も無く

太陽と月そして地球 絶妙な
バランスとタイミングで 僕らはここにいる

あの満月を見て 空にダイブしてみて
どうしようもない ちっぽけさを抱きしめる

丸くて青い 奇跡の船は
今日もただ 回り続けてる

たった100ページで
人生はあっけなくて
共に生きた全てに 花束を贈る
紡がれた歴史の中
僕らの足跡は
残らないけれど 確かに歩んだのさ

見上げた夜空 流れていく星
この瞬間に 誰か見てるかな

たった100ページさ
筋書きなんてないさ
見栄も自慢も必要ないさ
たった100ページの
君だけの物語を
さぁもう一度 ペンを握りしめて
最後の時まで 旅立ちの時まで

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?