【作詞】第4公園
久しぶりの第4公園
野球場に電話ボックス 薄暗い公衆トイレ
あんま昔とか変わってないね
木々に囲まれた 小高い山の上
15年は経つかな 笑っちゃうよな
気まぐれな風が 顔に吹き付ける
熱を帯びた体 真夏の太陽を受け止める
生い茂る木は 僕らの安全地帯
今じゃしづらいね ジュースの回し飲み
そこに行けば 必ず誰かがいた気がする
追いかける 全力で走る小さな影
今も息づかいが 僕の耳に残ってる
泣きたくて 泣きたくて こぼれそうな思い出を抱きしめて
会いたくて 会いたくて あの頃の君に会いたくて
無駄だとわかってる
時計の針を戻そうとしても
少し背が伸びた頃の 第4公園
不気味で怪しげ 街灯に照らされる夜の顔
僕はこちらの方が好きかも
馬鹿話のキャッチボール
球種は何一つ覚えちゃいない
ブランコの冷たさ 風の心地よさだけが鮮明さ
泣きたくて 泣きたくて 立派な大人にはなれなくて
会いたくて 会いたくて あの頃の僕に会いたくて
映画の少女みたく
時はかけれないんだ
子供たちの騒がしい声 少年時代は瞬く間に通り過ぎる
あの子たちもいつか この場所を離れ ふと思い出すのだろう
背中を押す 新しい風が吹いた
泣きたくて 泣きたくて こぼれそうな思い出を抱きしめて
会いたくて 会いたくて あの頃の 僕らに会いたくて
時計の針はもう戻さない
また会おう あの第4公園で
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