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作品のようなもの。

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ちょっとした短編小説のような作品を集めてみました。
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#光

夜と。愛と。

夜と。愛と。

僕の心が小さく震えていた。
こんなにも穏やかな夜があるのか、と。

耳を澄ますと聴こえてくる波の音。

そして、君の声。

君の甘い声が。囁くような声が。
僕の身体に響き渡る。
穏やかな愛に包まれる。

君の声はずるいよ。ずるい....

感情の波に飲まれていた僕だったが
いつの間にか
君の声で優しく溶かされていた。

僕の中に眠る愛を
見つけだしてくれてありがとう。
気づかせてくれてありがとう。

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光が散る。

光が散る。

ある夏休みのこと。

元素の不思議を探るために
上野の博物館へ出かけた。

たくさんの元素が描かれた下敷きを
手に持ちながら歩く。そしてまた歩く。

せっかくの上野。
どうしても動物園の場所まで行きたくて。

また歩く。

一人の少女の目の前に広がったのは
小さな小さな遊園地だった。

トンネルを抜けた先には、
眩ゆいほどの光の粒が舞っていたのだ。

そう、私の世界が一瞬にして消えたのだ。

透明な光へ。

透明な光へ。

僕は大丈夫。大丈夫だから。
これだけ自分と向き合ってきたのだから。
大丈夫。
.
.
でも、大丈夫だと、ただただ自分に言い聞かせていただけだった。

根本は何も変わっていなかった。

どこか俯きがちで、誰にも見られないように..見られないように..って。

でも気づいてもらいたくて。

矛盾している自分が嫌で。受け入れられなくて。

だから、どれだけ素敵で温かい言葉をもらっても、心のどこかで拒否し

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