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あやの
2022年8月30日 22:18
僕の心が小さく震えていた。こんなにも穏やかな夜があるのか、と。耳を澄ますと聴こえてくる波の音。そして、君の声。君の甘い声が。囁くような声が。僕の身体に響き渡る。穏やかな愛に包まれる。君の声はずるいよ。ずるい....感情の波に飲まれていた僕だったがいつの間にか君の声で優しく溶かされていた。僕の中に眠る愛を見つけだしてくれてありがとう。気づかせてくれてありがとう。
2021年10月15日 17:19
ある夏休みのこと。元素の不思議を探るために上野の博物館へ出かけた。たくさんの元素が描かれた下敷きを手に持ちながら歩く。そしてまた歩く。せっかくの上野。どうしても動物園の場所まで行きたくて。また歩く。一人の少女の目の前に広がったのは小さな小さな遊園地だった。トンネルを抜けた先には、眩ゆいほどの光の粒が舞っていたのだ。そう、私の世界が一瞬にして消えたのだ。
2021年11月20日 14:27
僕は大丈夫。大丈夫だから。これだけ自分と向き合ってきたのだから。大丈夫。..でも、大丈夫だと、ただただ自分に言い聞かせていただけだった。根本は何も変わっていなかった。どこか俯きがちで、誰にも見られないように..見られないように..って。でも気づいてもらいたくて。矛盾している自分が嫌で。受け入れられなくて。だから、どれだけ素敵で温かい言葉をもらっても、心のどこかで拒否し