マガジンのカバー画像

アダルトチルドレンの憂鬱

8
運営しているクリエイター

記事一覧

お母さんせめて名前で呼んで

お母さんせめて名前で呼んで

「◯◯ちゃん」「◯◯」

親から名前で呼ばれている子どもがとても羨ましい
もっと言えば、"ちゃん付け"呼ばれているとなお羨ましい
なぜなら、大切に大切に育てられた異父弟が
"くん付け"で呼ばれているから
(中学生になった今も"君付け"で呼ばれている)

ちゃん付け、君付け=大切にされている
という認識になってしまった。
(これは私の歪んだ憧れなので、気分を害されたら申し訳ないです。)

付き合い

もっとみる

毒親のいない世界

毒親のいない世界を作り上げたら
一定の温度で常に流れ続ける孤独は癒やされるんだろうか
たとえ、毒親が死んだところで
私が歳をとったところで
記憶は消えない
この一定の温度で流れ続ける孤独は消えない

「戦い続ける」
こんな情熱的な言葉は私にはずっと無縁だと思っていた
何にも好きじゃない
頑張っても仕方ない
毒親にかたどられた意思は情熱をはねよけて
虚無へ連れ込む
それでも毒親との記憶と戦い続ける、

もっとみる
まだ毒されたままの幼心は大人にはホントしんどいです。

まだ毒されたままの幼心は大人にはホントしんどいです。

自分が母にして欲しかった事を自分の子供にする事で
過去の悲しみが癒えるという話を聞いたりする。
そして反面教師ができている
=母とは違う人間だと
自分を認める事もできるとも聞いたりする。

だけど 私は羨んで妬んでしまうのではないかと、
もしくは 母と同じように毒親になってしまうのではないかと、恐ろしくて子供を産むことを選択できない。
ずっとずっと欲しかったもの
憧れていたもの 見たかった表情

もっとみる
平成私生児Part4(家族とは、他人にはなれない、最悪の敵である)

平成私生児Part4(家族とは、他人にはなれない、最悪の敵である)

母に言われたことがある
「あんたは自分が全くない」と。

当時、私は母に合わせることで精一杯だった
母を通しても、いつ何が起きても
自分の本心があやふやで
母にとってベストな答えが自分の本心だと思っていた

そんな中、母がこう言う
「お父さんがあんたを殺したいって。
態度、気をつけな」

その一言で
自分なんてものは完璧に消え失せた
何が悪いのかさえ分からなくて
「はい」と言い続けていこうと決めた

もっとみる
平成私生児Part3(恋愛とACの関わり)

平成私生児Part3(恋愛とACの関わり)

言葉通りのモラハラの男性と
付き合った高校生3年間
最後は1番されたくない方法で
浮気をされ、それでも何度でも縋り
見下され、罵倒され、やっとの思いで離れ
半年ほど経って気づいたのは
その男は母に似ているということ
というより、母を投影してながら関わっていたという事だった。

母にしていたことを恋人にする
そして恋人は母にして欲しかった表情や
言葉をくれる、そして満たされる

今思えば、満たされる

もっとみる
平成私生児(虐待の連鎖とJKのアルコール依存性編)

平成私生児(虐待の連鎖とJKのアルコール依存性編)

母が受けた虐待の影に触れた瞬間
あぁ守りたいと思った
母の子供じゃなくてもっと違う立場で
出会いたかった
そしたら、母を1番に理解し
1番に求められなくても仕方ないと思えたのに

母もまた被虐待児である
父親が働かないという困窮した家庭で育ち、
16歳で初めての結婚をした
あえて言うと、大切に育てられた人間とは
無縁な人生を送っている
母も立派なアダルトチルドレンで
虐待の連鎖を止めらなかった

もっとみる
平成私生児

平成私生児

私は私生児で産まれた
その瞬間は愛されていた
母は母になれない人間として産まれて
3人とも父親が違う子供を産んだ

母の全てになりたくて
望み通り優しい子を演じたり
反抗的な娘に手を焼く母親にしてあげたくて
そう振舞った事もある
母の箸の持ち方を義母があざ笑う
可哀想だから母の持ち方を真似して庇ったつもりだった
そしたら母に殴られた

孤立していくのを感じた
愛されてない事を日に日に理解していく

もっとみる