【いのうえコーチの教育メソッド】#12 卒業シーズンで想う事
日本の3月は卒業シーズンですね。
別れと新しい出発を控えたワクワクのシーズンと思います。
この季節は学校もですが、スポーツ指導している方々にとっても、
色んな想いがある季節だと思います。
私の思い出と言えば、
高校卒業式が終わった後、
自宅で親友と語り合っていました。
特に何があるわけでもなく。
すると、中学時代、隣の席だった女の子から自宅に電話がありました。
A子ちゃん:”みっくん、今彼女っている??”
私:”いないよー”
A子ちゃん:”中学から今までずっとみっくんの事好きだって子がいるんだけど、話してくれる??”
私:”いいけど、4月からオレ東京行くんだけど…”
A子ちゃん:”えーー、そうなんだ…。まあでもひとまず電話させるから、話してあげて”
私:”全然いいよ(*^^*) でも誰??”
A子ちゃん:”みっくんも良く知ってる子だよ笑 ってか、私も中学2年の時、みっくんの事好きだったわー”
私:”いやいや、その時に言ってよー笑”
というようなやり取りをした後、電話がかかってきました。
相手はなんと、中学の時に出来た初めての彼女。
色々と話しをして、結局そこから何も発展しませんでしたが、
当時は以前よりも仲良くなれた気がしました。
今思い返せば、素敵な思い出をもらったという感じです。
まあ、私の思い出は置いといて笑、
先月、今月と多くの教え子が連絡をくれています。
〇〇大学の〇〇学部に合格しました、
であったり、
バレー部ではお世話になりました、高校に行っても頑張ります、
であったり、
コーチのおかげで頑張れました、
であったり。
こういう言葉のおかげで現在頑張れていると言っても過言じゃないです。
また、先週から、以前ヤンゴンのスポーツ学校で指導していた生徒が、
こんな状況ですが、バレーボールのアンダーエイジのトレーニング参加に来ています。
彼女たちの実家はバスで1日以上かかるようなミャンマー南部の地域です。
それでもスポーツが好きで頑張ってやってきた彼女たち。
ここのキャンプに参加するという事がどういう事か理解して、
それでも自分で道を決めてきています。
そんな彼女たちをこれからもしっかり応援していきたいと思います。
もちろん彼女たちだけではないですが。
彼らは別れというより、新しい門出、出発というイメージで、心から応援するものです。
一方で、少し寂しいものもあります。
直接の知人ではないですが、以前は同じ会社だった
内村航平選手
彼の引退は仕方ないですが、寂しいものでした。
もちろん彼の人生が今後さらに幸せだと良いと思います。
又、大学の卒業式・学位授与式も近づいてきています。
今年も又、仲良しだった留学生が母国に戻ってしまう時期です…。
いつも思うのですが、
これだけ優秀な人材を留学生として受け入れているのに、
日本で雇用はさせれないもどかしさ…。
彼らの多くは日本で働きたいと願っています。
しかし、語学等の問題で働けません。
しかし、能力は抜群で、例えば、私の友人の一人は、
NASAとやりとりをしています。※難しすぎて、仕事内容は説明できません…
そんな能力があっても、日本語が出来ないだけで、日本の企業からは雇用されませんでした。
海外を経験すると、日本が遅れていると思う部分、遅れているというか、日本以外を知らない日本人が多いので、海外がどうなっているのかを知らない、それにより、日本が世界と違っても気づいていない、という事を多く目にします。
卒業というテーマからは少しずれましたが、
今後どんどん英語でも雇用が出来る環境が日本でも出来ると良いと思います。
ところで、
私の学生時代には存在した卒業式のイベント
”好きな人の第二ボタンをもらう”
というようなものはもうないんですかね??
便利な現代も良いですが、
あの当時のスマホ等ない、不便だけど、それ故にある思い出とか
私はそういうものをたくさん若い人にも感じてほしいです。
ここ2年ほど、思うような活動、行動が出来なかった生徒が多いでしょうが、
どうか私の教え子のは当然ですが、
若い子たちの多くが楽しい幸せな学校生活や青春が送れますように。
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