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土用しじみ|酷暑で頑張る肝臓をいたわる【あっさりしじみラーメン(冷)】


季節の食材のひとつ、しじみ。

土用期間の今(7/20-8/7) のしじみは、
土用しじみと呼ばれます。
主に海水や汽水域でとれるもの。

1〜3月の冬にも旬があり、寒しじみと呼ばれ
主に淡水でとれるしじみ。


最近鮮魚コーナーで売られているしじみがいつもより大きい✨



先日記事にした食材一覧にも、しじみ。
体をいたわる食材と季節の食材がまたリンクしています。



しじみはオルニチンが有名ですが、体の熱を取る作用も持っています。
オルニチンといえば、肝臓。




体内の化学工場、肝臓。

肝臓は、AIや技術が発達している現代でも人工的に作ることが出来ないと言われていて、
通称 体内の化学工場

肝臓の主な仕事

○飢餓に備えて栄養素やグリコーゲン(糖質の最小単位グルコースを貯蓄形態にしたもの)を蓄える。

○心臓から酸素の含まれた血液を頂き、腎臓とも連携して有害物質の解毒(オルニチン回路/尿素回路)
ここにオルニチンが居ます🐚

○小腸から栄養素を送り込まれヒトの体に必要な状態に調整。

○アルコールも薬も食べ物もすべて肝臓が引き受け、血液や体液の調整も行う。


知らない所で猛烈に働いてくれている、皆がひとつずつ持つ大事な肝臓。

ふと、この酷暑でバテてないかしら?と気になって、しじみでいたわりました。汗で失いやすいミネラル、海のミネラルも豊富ですね。


しじみの出汁を飲む しじみラーメン(冷)


しじみ出汁が、、染み込んだ。
やっぱり今のしじみは粒がしっかりと大きい。
食欲がないときでも体に染み込みそうな旨味のエキス。

〈しじみ出汁の取り方〉1人前

・水      300cc
・しじみ 150g(水の半量目安)
・料理酒 30cc(水の10%目安)

●しじみをボウルに移して水を入れ、殻の汚れをガラガラとこすり合わせて落とし、洗い流す。
※砂抜きされてない商品は、1%の塩水に漬けて冷蔵庫の中で半日ほど置く。出た汚れを流水で洗う。

●鍋に水と酒、しじみを入れて火にかける。
 水から入れてじっくり弱中火。アクをとる。
※ゆっくりじっくり出すと濃い出汁が取れます。弱火すぎると開かない場合があります。

●しじみが開いて沸騰したら火を止める。
 沸かしすぎるとしじみの身が固くなり、味が抜けやすい。


汁物を作る↑のしじみ出汁に、
岩塩とにぼし出汁、薄口醤油を少し入れました。

(にぼしの水出しは、昆布よりも旨味を感じやすい出汁がとれてお気に入りです。水出しは頭と腹わたを取らなくても青魚くささが出ないので、和洋中に使えます。)


麺は乾麺の中華麺。

もっと中華、ラーメンっぽさを出したかったら
しじみ出汁を消さない程度の鶏ガラスープを混ぜると風味が良くなりそうです^_^


サイドメニュー
大根餅 焼万願寺 なんこつ塩焼き

大根餅は、千切り大根と片栗粉、塩、煮干しの粉末を
少々を入れて出汁代わり。
本来は小エビや乾燥貝柱などを入れ、
タピオカ澱粉などがつなぎでモチモチ。
型で蒸した後に焼くそうです。



みじん切りのオクラが黒酢をまとう
トマトのオクラ黒酢

オクラのネバネバと玉ねぎのみじん切りが
黒酢をまといます。
味付けは黒酢と蜂蜜だけです。
暑い時の黒酢の酸味が気持ちいい。





🍥🍜
麺は食べるスピードが早く血糖値が急激に上がりやすいので、最初に野菜やタンパク質を食べています。
食後に眠くなってしまったら、血糖値が急激に上がった後に、下げるためにインスリンが大量に出て低血糖になっている合図です。
この血糖値の乱高下が血管にとても良くないとされています。麺を食べる前にプチトマトを3粒程度つまんでおくなども裏技?です😆





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