筋トレには仲間が欲しい

今は自宅で自重トレに切り替えているけれど、以前は24時間ジムに通っていた。
ジムでは一人で黙々とトレーニングしていた。
それは自分だけではなく、みんなそう。
筋トレは孤独な戦いで、それぞれが集中してやりたいからみんな黙ってやっているし、そもそも友達や恋人と連れ立って来る場所じゃない。
だから辛いし苦しい。
でもその苦しさが筋トレの良さでもあり快感でもあることは知っている。
でも筋肉はなかなか成長しないから、そのうち心が折れて来る場面も多々出て来る。
そんな時に必要なのは仲間だと思う。
もっと強く言えば戦友のような関係。
そんな強固な繋がり。
仲間がいれば互いに励まし合って悩みや悔しさを共有できるし、アドバイスや解決の糸口があるかもしれない。
これに似たようなものにマンツーマンのパーソナルジムがあるが、でもそれは仲間ともちょっとイメージが違う。
共に戦う仲間ではあるけれども、でも相手は先生、こちらは生徒といった感じも多少はある。
以前、パーソナルジムに通っていた時期もあった。
先生には熱心に教えてもらったし、精神的支えになってもらえて、自分の心持ちを高く維持することが出来た。
でも互いに支え合える仲間はそれよりももっとフラットな仲間。
自分はそんなフラットに励まし合える関係が欲しいと思った。
昔も仲間は欲しいとは思っていたが、それほどでもなかった。
でも今改めて考えると、やはり辛い、キツいことには仲間が欲しいと思うようになった。
それは筋トレ以外でもそうだ。
自分は基本的には一人で物事を達成したいと思っているが、でも仲間というものにも憧れる時がある。
そこにはきっと情熱があるから。
俺は多分、心の奥底には仲間と熱く何かを達成することを熱望する気持ちを持っていると思う。
一人でもやれないことはないけれども、でも仲間がいるとそのやる気は何十倍にもなるはず。
仲間という存在が自分を鼓舞する。
俺は長いことその経験を置いてきてしまったから、今になってその思いが強くなってきたのかもしれない。
今の自分は新しく人と関わることに面倒臭がり過ぎている。
それを直すためにも、そして仲間と体験をシェアすることに、もう少しだけでもいいから積極的になってみようと思う。
俺は心から泣き喜べる戦友が欲しいんだ。

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