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#note短歌部

短歌 ニュース 十首と【告知】

短歌 ニュース 十首と【告知】

1
「川はみなやがて海へと還るから寂しさからは逃れられない」

2
トレンドを気にする前に思い出を燃やすべきです深呼吸して

3
(いくら手を伸ばしたところで届かない)知りたくもないニュース速報

4
フェイクファーだと信じてた首元に巻きついているなにかの遺体

5
足音が遠ざかりゆく天井の染みが誰かの笑顔に見える

6
教科書の隅に描いたモーションは我が青春のパラパラマンガ

7
眠りから覚めて

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偲ぶ季節

偲ぶ季節

こちら悠凜さんが書かれた私小説。優しく、深く、そしてわたしも先に還った人達を思った。

夏は偲ぶ季節でもあろう。
薄れる記憶。愛おしく哀しく、それだからこそ人は生きていけるのだと、何度も思った。
未練を離し、か細く忘れていく事が供養になると聞いた事がある。真理であろう。

ただそれでもたまに思い出す。
愚かしくもそれは人だから。

うつろうものを手繰り寄せ、その掌から祈りの舟に乗りやがてさらさらと

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【土曜絵画】~螢灯火/ホタルトモスヒ〔タンカイガ〕~

【土曜絵画】~螢灯火/ホタルトモスヒ〔タンカイガ〕~

 
 
 
『ホタルトモスヒ』
 螢が初夏の風物詩だと知った時は驚いた。何故って、お盆にしか観たことがなかったから。

山梔子の花もそうだ。初夏の花と知ったのはいい歳になってからで、年がら年中咲いているものだと思っていた。今にして思えば、我が家の山梔子は狂い咲きだったのだ。

母の実家で螢を観れる機会も減った。

道路はアスファルトになったし、外灯も立った。懐中電灯で照らしても、自分の足元しか見え

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kusabueさんの俳句にコメント欄で、何故か短歌de返歌(笑)



『蝶々のめぐりあうため羽ばたくか』
→ https://note.mu/kusabue/n/n759677c9100a



羽ばたきて
春を告げたる
蝶の恋
ひらりひらりと
舞いて魅せ合う