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【#4 読書記録】 NASAより宇宙に近い町工場

  

楽しみにしていた植松先生の著書「NASAより宇宙に近い町工場」
読み終わりました。

少し前にTEDで、植松先生の講演を聞いてから、別の著書「空想教室」を買って読み、これは2冊目。

「空想教室」と内容が重なる部分も多かったので、どちらか読めば植松先生が伝えたいことは十分、理解できるかなと思います。

でも、植松先生のファンや、考え方、生き方、好きなものへの情熱、取り組みが好きな方は、「NASAより宇宙に近い町工場」もぜひ、読んでみてください。


ご存じない方のために、植松努さんとは


植松努さんは、北海道の赤平という地域にある植松電機で、リサイクルに使うマグネット製造の仕事をされています。
と同時に、宇宙開発もされているんです。

無重力実験塔は、世界に3ヶ所しかなく、そのうちの1つが植松さんの工場の敷地内にあります。

世界中から、NASAやいろんな研究者の方たちが、実験をしに植松さんの工場まで来るそうです。



ー 好きなことを、追いかけてみたくなる ー


植松先生の本が大好きなのは、きっと植松先生がまわりにいる大人とは全然違うところ。

どこまでも少年のままの好奇心で、子供の頃に好きだったものを追いかけて、夢中になってやっていたら、仕事になっていました。というところ。

大人になっても、どこまでも心は、幼い少年の日のままなのだろうなと感じられて、心が温まって、目が潤みました。

植松先生の本を読んでいると、自分の好きなことをどこまでも、諦めずに追いかけてみたくなるんです。



ー 「反省の色って何色ですか。」 ー


あるロケットの実験の結果が、肝を冷やす事態に。ロケットが人が作業しているテントの中に落っこちたのです。

幸い人にはあたらず、すぐに対策をして、それを発表したところ、
「反省の色がない」と言われたそうです。

この本の中でちょこちょこ出てくる植松先生の一言ひとことは、読みながら声をあげて笑いました。
なんだか生意気で、大人に注意されるたびに揚げ足をとる小学生のような植松先生の姿が、はっきりと思い描けたからです。


ー 大学受験をしよと思って、模擬試験を受けたら、「E」。
エクセレントかと思ったら、最低の判定、「考え直せ」という意味でした ー

もう無理!www



ー 「 どうせ無理 」をこの世からなくす ー

植松さんが著書の中で繰り返し伝えるのは、
「どうせ無理」という言葉をなくしたい、ということ。

諦め方を知って、この世に生まれてきた人はいない。
大人になるにつれ、どこかで、自信を奪われ、諦め方を身につけてしまっただけだと。

北海道の人口も少ない土地で、自腹で、利益も出さず、社員20名程度の会社。大学出た者はほぼいない。
そんな自分たちが、日本のどこの会社も取り組まないような宇宙開発を成功させたら、「どうせ無理」なんて言葉を使う人はいなくなるのではないか。


それが、植松先生が宇宙開発、ロケット実験を通して
社会と、未来、子供たちに伝えたいメッセージ。

たくさん失敗もするし、嫌なことも言われるだろう。

でも、悲しみや苦しみが大きい分、成功したときの喜びも大きい。
成功する秘訣は、成功するまで、諦めないこと。
諦めないためには、魔法の言葉「だったら、こうすれば?」を常に自分に問いかけること。



ー 生涯、手元におきたい本 ー

何かにチャレンジしたいとき、
好きなことをやってみたいとき、
それでもなんだか怖いとき、
どうせ無理、うまくいかないと自信が持てないとき、

そんな瞬間は、人生の中でたくさん来る。


でも、きっと植松先生のお話を聞けば
子ども時代に抱いた好奇心をもう一度、思い出せる。




私が生涯手元におきたい、
そう思える素敵すぎる本でした。
出会えてよかった。


\  気になった方は、ぜひ読んでみてください! /


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ここまで見ていただき、ありがとうございます。

\ わたしのこと /
▶︎ 年100冊以上の本に出会う読書家
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