見出し画像

1103.残されたものの悲しみと、去っていく者の悲しみがある。残されたものには愛が残り、去っていく者には、心が残る。【10,000文字STORY】

There is the sadness of those left behind and the sadness of those who are gone. Those left behind have love, and those who are gone have heart.

©NPО japan copyright association 

1集.愛したい少年と愛する少女の物語Vol. 1. The story of a boy who wants to love and a girl who loves


愛されていることを知らない少年と、

A boy who doesn't know that he is loved,

愛したいと思う少年が出会った。
I met a boy I wanted to love.

そして、二人の前に、
And in front of them

愛する少女が二人の前に現れた。
A beloved girl appeared in front of them.


それは、恋でも、愛でもない。
It's neither love nor love.

ふたつの魂が、ひとつを求めた。
Two souls want one.



残されたものの悲しみと、
With the sorrow of what is left behind,

去っていく者の悲しみがある。
There is the sorrow of the departed.

残されたものには愛が残り、
Love remains in what is left,

去っていく者には、心が残る。
For those who leave, the heart remains.

愛したい少年は、
The boy who wants to love

愛されていることを知らない少年に、
To a boy who does not know that he is loved,

愛する少女によって、
by the girl I love

愛しているという事実を伝えようとした。
I tried to tell you that I love you.

愛されているという真実を伝えようとした。
I tried to tell you the truth that you loved me.


愛されていることを知らない少年と、
A boy who doesn't know that he is loved,

愛したいと思う少年が出会った。
I met a boy I wanted to love.

そこに、
there,

愛する少女が二人の前に現れた。
A beloved girl appeared in front of them.

そして、
and,

愛されていることを知らない少年は、愛を知り、
A boy who does not know that he is loved knows love,

愛したいと思う少年は生れてはじめて愛された。
The boy who wanted to love was loved for the first time in his life.

それが、愛する少女からの言霊。
That is the Kotodama from the girl he loves.

魂から、魂への伝言だった。
It was a message from soul to soul.


彼はいう、幸せだったんだよ、って。
He said he was happy.

彼はいう、こんなにも人を愛せたんだよ、って。
He said, how could he have loved someone so much?

彼はいう、こんなにも人を愛したんだよ、って。
He said he loved people so much.

彼はいう、後は任せたよ、って。
He said, leave the rest to me.


そして、いつもここにいる、と。
And I will always be here.


残されたものの悲しみと、
With the sorrow of what is left behind,

去っていく者の悲しみがある。
There is the sorrow of the departed.

残されたものには愛が残り、
Love remains in what is left,

去っていく者には、心が残る。
For those who leave, the heart remains.



残されたものの悲しみと、
With the sorrow of what is left behind,

去っていく者の悲しみがある。
There is the sorrow of the departed.

残されたものには愛が残り、
Love remains in what is left,

去っていく者には、心が残る。
For those who leave, the heart remains.

愛したい少年は、
The boy who wants to love

愛されていることを知らない少年に、
To a boy who does not know that he is loved,

愛する少女によって、
by the girl I love

愛しているという事実を伝えようとした。
I tried to tell you that I love you.

愛されているという真実を伝えようとした。
I tried to tell you the truth that you loved me.


                     2023年7月2日記 coucou
                  2024年7月2日 3年目の命日に

©NPО japan copyright association 

👇昨年の7月2日のcoucouさんのnote「愛されていることを知らない少年と、愛したい少年と、愛する少女のお話」2年目の命日。

第2集.人生の時計の針Volume 2. The hands of the clock of life


あなたは、今までの人生の中で、どれくらい人を愛しましたか?お互いが、恋して出会い結婚して、やがて子どもたちが生まれ、育ち、その子たちが大人になる頃。ふと、あの頃の自分を想い出したりしませんか?
あの頃ってお互いが「少女」と「少年」の頃。まだ、何もわからない子ども時代。懐かしく思うときはありませんか?あの頃に戻りたいと思いませんか?
そして、あの頃、あのときに戻ってもう一度人生をやり直したいと思うときはありませんか?でも、いつのまにか歳を取ってしまいましたね。でもね、もし、戻れるとしたらいつの頃に戻りたいですか?

あなたは、人生の中で、命がけの恋をしたことがありますか?そう、燃えるような恋、命がけの愛。もし、少しでも、ほんのわずかでもそんなときがあったなら、なんと幸せな人生なのでしよう?

人生って、どれだけ長く生きたとか、どれくらい好きな人と過ごせたか、とか、でその人の人生が決まるわけではありません。そんなことよりも、たとえ短い期間でも、どんなに年老いたとしても、どれだけその人を好きになって、どれだけ恋して、どれだけ愛せたか、愛し合えたか、の方がとても大切な気がしませんか?
人は長く生きればつまらないといい、短ければ、もっと長く生きたいと願う。だけど、人生時間って、その人の人生時計によって長さが決まっている事がわかるでしようか?

もしかすると、今からでも遅くはないかもしれません。

©NPО japan copyright association Hiroaki

第3集.まりという名の少女Volume 3. A girl named Mari

 
少女の名前は、まりといいます。

少女はながい髪をしていて、額のあたりの後れ毛が、くるり、くるりと、林のなかに落ちる陽ざしの粒をひろうように、少女は春浅いしめった土のうえを歩いていきます。

そこへ、つらなる林の道をひとりの少年が歩いてきました。

片足に重心をのせて、すこし傾きかげんに歩く少年は、まだ蕾をつけたばかりのさくらの木を見上げ、ときおり何やらつぶやいていました。

 さら、さら、さら、さら。 

そんな音が聴こえてきます。木の葉たちは、さらさらとふるわせて、風に合わせて踊り続けます。少年は、そんな声を聴きいっているようです。

少女は、まだあどけないその少年の姿と、細くささやく少年の声を聴いていました。

 さら、さら、さら。

少女には、その光景をどこかで見たことがあるような気がして見つめ続けます。

 さら、さら。

少年の肩先をめぐった風が少女長い髪に訪れてきて、黒髪をなでてくれます。

やわらかなその不思議な風を感じると、少女の眼から、すうっと、ひとすじ涙が落ちて、その涙は、土に重なり合った鉛色の枯葉が音もなく、そのしずくを吸っていくのです。

すると、驚いたことに、静かな風は白い羽をひろげ、林のふところを歩く少年をすくい上げ、抱きよせていくのです。木立にかすかに見えるひかりはあたり一面に、輝きだして、道案内をしてくれます。

それは、少女と少年たちをひかりの道へと続くようにも思えます。

少年は躊躇せずに、そのままひかりの道に向います。

 

「お願い、待って、いかないで、わたしはここよ、ここにいるの。お願い、いかないで、もう少しだけこのままでいてほしい・・・」

少女の声は、とてもかぼそくて、その不思議な風は二人をさえぎりながら、少女の声が薄くなっていきました。

少年は少女に気づかないままに、ひかりの道を歩きながら、白い空へのぼっていってしまいました。

それから、どれくらいの時がたったでしょう。

とても、とても長い月日、でも昨日のよう。

すると、少女の長い髪には、銀色のしずくが下りはじめていました。

 

あの日、少年が去ったあと、あの不思議な風は少女の髪にさしていった白い羽を揺らしていたことを思い出しました。それが少女のたったひとつの宝物なのです。

そして、少女は白い羽にインクをつけて少年に手紙を書きました。もちろん、とどくことのなどありません。

だから、その手紙は木箱に入れられ、重なりあい、少女とともに時は過ぎ、成長していきました。

届かない幾千の手紙をかかえ、あの日の少女は、いまふたたび林のなかへと歩いていきました。

 

©NPО japan copyright association Hiroaki

第4集.つめたい風の朝。Volume 4. A morning with a cold wind.


しめった空気が少女の胸のあたりで、「キュッ」とちいさな音をたてています。丁度、粉雪の上を歩いているような音でした。

あの日と同じ、銀の枯葉の朽ちるなつかしいにおいと、少女の身体をつつんでくれて、あの日の少女は、あの場所へと歩いていきました。

 とても、とても、しずかな林のなか、少女のなめらかな足音と、あのときの、木の葉の声が聴こえます。

 さら、さら、さら、さら。

あのときの、まっすぐな道をすすみながら、ながいこと、ひとりの少年をどれだけ想ってきたことだろうと、少女は思い出します。

そして、あのとおい日に少年が消えた場所をいとおしくながめるのです。

 

あの日の少女は、その場所に座って、髪にさしている白い羽をぬきとり、少年に最後の手紙をかきはじめました。

『あなたと出会い、あなたを想い続けて、わたしはたくさんのことにであうことができました。それは、ときにわたしを哀しませ、苦しませ・・・けれど、いつもあなたはそばにいてくれて、微笑み続けてくれましたね。のり越えられぬ悲しみにであうたび、あなたのことを想いつづけたのよ。いなくなっても、あなたがわたしを支えてくれたわ。わたしはあなたのうしろ姿を追いながら、わたしはとおい月日を越えられた。毎日が涙とともに祈り続け、そうやってあなたを想い続けた日々。そして、あなたがあの日、わたしの前から姿を消したわけが、最近になって、やっとわかってきたの。

あの日、白い空の入り口から、あなたはわたしの中に入ってきたのね。あなたはわたしだったのね。あなたを想いつづける道を歩きながら、あなたを映し鏡にして、わたしはたくさんのわたしと出会うことができたのよ。わたしはもうすぐ、あなたのもとへ召されるでしょう。だから、これが最後のあなたへの手紙。あなたがわたしの傍をかた時もはなれずにいてくれたから、わたしはほんとうの幸福を見つけることができたのよ。あの日、あの時のあなたに出会えたから、わたしはこの場所に帰ってくることができたのよ。ありがとう…』

 さら、さら、さら。

 少女は白い羽を手紙といっしょに木箱の中にしまいました。

木箱のふたをそっとおろすと、また涙がこぼれ落ち始めました。でも、この涙は悲しみの涙ではありません。うん、幸せの涙でした。ふっと、自然に魂が抜け出るようにため息が少女の胸から抜け出していきました。

でも、少女は慌てて、そのため息とともにまわりにただようすべての空気をもう一度吸い込みました。

 そう、何もかもがあのときのままです。

 少女をめぐった年月は、すべてここから生まれ、この場所へ帰り着くものでした。

少女をたどった苦しみも、哀しみも、喜びも嬉しさも、風が呼びよせたまぼろしだったように想います。

ながく短い時間が、よどみなく流れ、ひとつの道にかくされた、たったひとつの幸福を見つけだすために、道の先はのびていたのです。

少女は、木々の間からこぼれ落ちるひかりを全身でうけとめていました。 

どんな季節も照らすことのなかった林の奥の暗がりに、ひかりがひとすじのびています。

 さら、さら。

 風がとまり、少女はひかりのなかへと入っていきました。

 そう、ここが、まりの世界。

ここが、まりの言葉の白い羽の居場所。

 ようこそ、まりの白い羽の世界へ   


©NPО japan copyright association Hiroaki

第5集.さいかちの木の下の少年Volume 5. The Boy Under the Honey Locust Tree


さら、さら、

 さら、さら、さら、さら、

 彼と、私は小学生のころから絵描きともだちでした。

紙と鉛筆さえあれば何でもできるし、どこへでも行ける、毎日が絵を描くことだけが楽しみで、会えば話すことは絵の事ばかり。当時は数少ない仲間たちが彼を入れて四人。心を許し合える親友たちだった。

 だが、現在は、私一人だけが残されてしまった…。

 少年は、大人になっても少年の目を保ち続けていました。

子どもの頃から自然や花が好きで、夕焼けが大好き。近くの橋から富士山方面に向けて夕陽が沈む。晴れた日、青々とした空に浮かぶ雲を眺めるのが好き。彼の見えない友人たちはたくさんいて、いつもひとりで語りかけ続けていた気がする。

彼は、自然と言う友人たちと、四人の仲間以外いませんし、誰とも口を利きません。そのため彼を覚えている者はほとんどいないかもしれない。誰もが彼は言葉を話せないのか、話さないのか、話したくないのかわからないが、無口、無言というイメージ強い。だけど、当時は、私たちの仲間の中では一番話し続けていた。決して寡黙ではない。

 

そう、群れを成すのが嫌いだった。そのため人との関係は一切絶っていたようにも思える。

正直、それだけ絵の好きな仲間たちだったが、彼の絵は上手くなかった。ただ、違いは精密で丁寧さは誰にも負けない力を感じていた。彼の最後の作品は、逆に誰にも負けない作品、独自性のあるアートに変身していた。

 

改めて、振り返って思うことは、人生で60歳後半まで、あのときの少年のまま、純粋の固まり、様々な嫌な思いさえもすべて封印してこの世を去ってしまった。

 

あれから、3年、現在は主を失ったさいかちの木だけが残されている。

私は彼と高校生から離れ離れとなっても40年近く彼のことが頭から離れなかった。それが何を意味するかはわからない。おそらく彼も同じだと確信している。その空白の40年間でもお互いが一年に数回出会うときがある。お互いに何も会話はない。なくても何も問題がない。言葉なども必要ない不思議な誰にも理解のできない関係かもしれない。

 

ただ、40年前と現在で何が変わったのかと問われれば、信じられないことかもしれないが、何も変わらない。お互いがあのときのままの少年になっているからだ。

彼が私を見つめる、私はわざと目をそらす、そしてまた見上げると、彼はあのときのままの優しい目と、ニャリと微笑む。そう、もうお互いが話すことなどないくらい凝縮した少年時代だった気がする。

 

さいかちの木は「再勝」とも言われている。

サイカチの花言葉は、「壮大」「見かけによらず」、見かけによらずとは悪い言葉ではなくて、サイカチの木は見た目こそ良くないが、優しいという意味通り。

彼はサイカチの木と同じように、まるで道端にひっそりと咲き誇る名もなき草花のように、人を、人間を愛し続けているような気がしている。

 

彼は、私を合いし続けていた。

  

 

さら、さら、さらと彼の風が吹く…。

 

©NPО japan copyright association Hiroaki

第6集.あれからVolume 6: Since then


 もう、どのくらいのときが過ぎたのだろう。

 4人の少年たちは、いつも明日を信じてきたのに、

それが4人の唯一の希望だったのに、

生きている意味もわからず、

存在さえも彷徨い続けて、

少年たちは信じられないくらい、思いやった。

 

もう、夢見るころは過ぎ去ってしまったのに、

あの日の姿は今でも蘇る。

そこには、みんなが在る。

 

会えていた時間も、会えない時間も、同じ時間。

その時間にいまだに距離がない。

 

さら、さら、さら、

 

もう、どれくらいのときが過ぎたのだろう。

 

愛されていることを知らない少年と、

愛したいと思う少年が出会った。

 

そこに、

愛する少女が二人の前に現れた。

 

そして、

愛されていることを知らない少年は、愛を知り、愛したいと思う少年は生れてはじめて愛された。

 68年という歳月も、わずか1年半という時も、離れ離れの40年も、何も変わらない時という時間のいたずら。

これは、何を意味するのだろう。

 この世からいなくなっても、彼の言葉と思いが届く。

彼は私に何を望んで、何を託すのだろう。

 

彼はいう、幸せだったんだよ、って。

彼はいう、こんなにも人を愛せたんだよ、って。

彼はいう、こんなにも人を愛したんだよ、って。

彼はいう、後は任せたよ、って。

 

 

そして、いつもここにいる、と。

 

 

さら、さら、さら、

 

 

彼は風で話しかけている。

 

そこは、サイカチの木とともに。


そう、2022年7月2日より2024年7月2日。今日は、3年目の命日
Yes, July 2, 2022 to July 2, 2024. Today is the third anniversary of his death.

 2023年7月2日本文    2024年7月2日追記


©NPО japan copyright association 


©NPО japan copyright association 


©NPО japan copyright association 
©NPО japan copyright association 

coucouさんです~
みなさん、ごきげんよう~

あなたは、今までの人生の中で、どれくらい人を愛しましたか?
あなたは、人生の中で、命がけの恋をしたことがありますか?
そう、燃えるような恋、命がけの愛。

もし、少しでも、ほんのわずかでもそんなときがあったなら、なんと幸せな人生なのでしよう?

私たちの人生って、一生涯にどれだけ人を愛したか?愛されたか?はとても大切なことのように思える。その相手は親子、夫婦、恋人、友だち、男女問わず、人生の中で愛する人がいるのといないのとではまるで違うことがわかる。

たとえ短い期間でも、どんなに年老いたとしても、どれだけその人を好きになって、どれだけ恋して、どれだけ愛せたか、愛し合えたか、の方がとても大切な気がする。
だって、人は人を愛するために生まれて、愛されるために生きてきているのだから。

この、鷺 行美(さぎゆきみ)さんの物語は、2022年7月2日に死別した「愛する少女」まりさんと彼の二人の過ごした時間はわずかに1年と2ヶ月間だった。

もし、あなたが、この「愛する少女」だったらどうしますか?
「愛したい少年」の彼の立場だったらどうしますか?
お互いがもう二度と逢えなくなる、どうしますか?

あなたなら?

愚かなcoucouさんは「愛されていることを知らない少年」「愛がわからない少年」だった。とても、とても長いとき…。

そして、いつの間にか人生の後半となった。
そして、「愛する少女」と出会うことによって、「愛したい少年」と私の空白の40年間が、この「知られざるアーティスト」の物語によって、私と彼との40年間が埋められてきた。

40年の時を超えても、彼は少年のままだった。

この物語でcoucouさんはあのときの少年に戻った…。
彼と私の人生はあまりにも正反対のさかさま人生。

しかし、コインの裏表。
そう変わらない一体のようにも思える。形や環境、立場は違えど、すべては同じような道をたどってきたような気もする。

しかし、お互いにとても苦しくて、辛くて寂しい人生を送ってきたようにも思える。ただ、極端な違いは、「愛する少女」も「愛したい少年」は、今世ではありえない出会いと、こんなにも切なくて、燃え尽きるような愛し方をした気がする。

たかが、わずか1年と2か月の人生、されどこんなにも深すぎる人生。
「愛する少女」にはとても悲しい想い出となるのかも知れないが、彼の残したあしあとは間違いなくこの少女を永遠に支え続ける気がしている。

彼は昨晩も夢の中で話しかける。
それは、もっと人を好きになりなさい。もっと、恋して、もっと、もっと人を愛しなさい。命を懸けて愛して、その人を守りなさい、という。

いつものようにニヤニヤとしながら、長い髪を後ろに束ねながら、あの大きな瞳でじっと見つめていた。

残されたものの悲しみと、
With the sorrow of what is left behind,

去っていく者の悲しみがある。
There is the sorrow of the departed.

残されたものには愛が残り、
Love remains in what is left,

去っていく者には、心が残る。
For those who leave, the heart remains.

残された者は、去り行く人の想いをのせて、
Those left behind carry the memories of those who have passed away,

やがて一緒に空に舞う。
Soon they will fly together into the sky.

彼と私が好きだった、アンデルセン童話がある、「空とぶトランク」のお話し。しかし、彼は待ち続けている...。


ねえ、みんな~
もしかすると、お馬鹿なcoucouさんも、みんなも、今からでも遅くはないかもしれない、すべてを愛することをね。

では、またあしたね~


文字数10,118文字

まりさん、ゆきみさん、ありがとう〜


*彼は何も遺さずにひっそりとこの世を去った。「知られざるアーティスト」が最後の1年2ヶ月でマリに遺した記憶の物語*

読んでみてください~

Illustration by 宮﨑英麻

鷺 行美(さぎゆきみ)

2022年7月2日に死別したパートナーとの思い出を綴られています。二人の過ごした時間はたったの1年と2ヶ月間でした。 彼のたぐいまれな生き方と、彼が遺してくれたあたたかくまっすぐな愛のかたちを書き残したいと思います。 続きものですが、どうぞどこからでもお手に取り、触れていってください。



coucouさんのアーカイブス(過去作品)だよ、みてね~

coucouさんのお気に入りnoteの素敵なクリエイターさんたち~

coucouさんのホームページだよ~みんな、みてね~

Production / copyright©NPО japan copyright coucou associationphotograph©NPО japan copyright association Hiroaki
Character design©NPО japan copyright association Hikaru





この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?