見出し画像

511.そう、ギブアップしない限り人生は続くんだよね~それに、ギブアップする必要がないのが人生なんだ~

coucouさんのお仕事論㉙

1.会社を永遠に潰さない方法。
 

11月11日は新たに10件の567関連倒産(法的整理または事業停止〈銀行取引停止処分は対象外〉、負債1000万円未満および個人事業者を含む)が確認された。その結果、同日16時現在の567関連倒産は全国で累計4486件(法的整理4179件、事業停止307件)となっている。

なんと、驚きの数字~
567によって小さな会社さん、個人事業主さん、自営業さん、商店街さん、飲食店さん、クリエイターさん、イベンターさんたちも567の影響化がまだ続いている。この帝国データバンクには小さな会社や個人事業主は完全には含まれていない。

567のための特別融資などで食いつないでいる人たちの返済も始まる。
何よりも売り上げがない~
考えることはひとつ~

まだ見ぬ未来への恐怖…。


「会社が潰れたらどうしょう」
「売上がなくなったら潰れてしまう」
「支払いができなくなったら倒産」
「小切手が不渡りになった」
「取引先が倒産したため、仕事がなくなった」
「売掛金が回収できなければ潰れてしまう」
「銀行に返済ができなくなった」
「支払いができない」
「税金が支払えなくなった」
 
事業を行うと、売上が増えても必ずこのような問題にぶつかる。これは、経営者共通の永続する悩みなんだ…。

coucouさんの取引先でもあり、友人のある社長がいる。
彼は何度も倒産しながら現在も環境ビジネスを続けており、同時にコンサルなども行い、多くの困っている経営者を救い続けている人なんだ。

環境ビジネスと一言でいえばきれいな仕事のようだけれど、実際は産業廃棄物の会社で、いくつも経営している。

彼にこのような人たちにどんなアドバイスをしているのか訊ねみた。

「俺は特別なアドバイスなどしていないよ!本当のこと、事実だけを話しているだけだ。まず、〈会社は潰れない〉と話している。どうして会社が潰れるの?例えば支払いができなくなったって、不渡りを出したって、銀行返済ができなくなった、支払ができない、税金が払えない、売掛金が回収できない、取引先が倒産した。だから何なの?そうなるとすぐさま倒産なのかい!おかしくないかい、それって!」

「しかし、普通はそのような状態になれば倒産又は倒産状態だよね」

「じゃあ、そうなると会社はなくなるのかい…」

そう、どんな状況であれ、会社はそう簡単に潰れない。
つぶす気がなければね~
 
きっと、coucouさん以外の人も同じように答えるはずだよね。
倒産又は倒産状態になれば、誰も信用しなくなるし、何よりも仕事をもらえなくなる恐れがあるから困るってね。
世の中は、「倒産イコール信用を失う」という考え方だからね。

彼は話を続ける~

「そう、倒産すると信用を失うのならば、信用しない人とは付き合わなければいいのではないかい!それでも信用してくれる人もいるだろう。いないとしたら、それはあなたの付き合い方に問題があっただけのことじゃあないかい。会社が倒産だと決めるのは誰なのか?他人が決めるのかい?不渡りを出せば倒産、銀行の支払いができなければ会社は終わりなのかい?」

coucouさんはね、この言葉に驚いた…。

一般常識的にいえば、小切手や手形で不渡りを出せば、自動的に倒産だと考えてしまう。不渡りイコール倒産ということは間違いではないと考える。
だけど、彼の言葉は重い…。

「会社の終わりは、社長がギブアップしたときだけだ!その証拠に、俺は会社を倒産させたがギブアップはしていないし、会社を辞めてはいない。今でもちゃんと営業を続けているし、会社謄本はいつでも取れるし、会社の実印も使っている。何も変わってはいない。会社は社長がギブアップしない限り永遠に活動ができるし、できている」

「では、一般的な会社が倒産した場合の後処理はどうしたのですか?」

「不渡りを出した事実、支払い不能の事実、嘘のない現況報告、そしてこれからの方針をしっかりと説明することだ。何よりも逃げたりしない、堂々と粛々に再建計画を説明する」

「しかし、中には同意できない人もいるのではないでしょうか?」

「同意する、しない、納得できないという問題ではなく、再出発、再建するためにどう協力をしてくれるのか?それしかない」

「それで許してくれるのでしょうか?」

「許す、許さないとは何のことだろう?これは商売の話、今後の商取引の話じゃあないか。倒産したら許されないなんておかしいだろう!誰もがいつ同じようになってもおかしくない訳だから、問題は今後の付き合い方ではないかな!」
 
coucouさんはこのやり取りの中で驚いた。
会社を倒産したら悪である、支払ができなければ迷惑がかかり、相手から恨まれて当たり前のことだと考えていたからなんだ…。
 
「俺は何も犯罪を犯したわけではない、悪いことをしたわけでもない。会社はこれからも継続するし、失った信用など取り返せばよいと思っているし、必ず取り返せるものだと信じている…」

彼は、そう言い放った…。

©NPО japan copyright association Hiroaki

2.それでも敗者復活はある。


 coucouさん、さらに質問を繰り返した。

「それで債権者の人たちは納得するのでしょうか?債権者にしてみれば代金を早く回収したいと考えているはずですし、倒産した以上信用はしてくれないと思うのですが…」

彼は一瞬目を瞑り、しばらくして返事をした。

「簡単な解決方法は〈自己破産〉することだよ。それで債権者がすべて納得するならば自己破産すればいい。しかし、自己破産したからといって会社経営ができなくなるというわけではない。そのままギブアップしない限り経営は存続できる。むしろ、自己破産して新しく会社を作ってやり直す方法も選べる。だから、それは債権者が選べばいいことだ。俺はそのほうが簡単だと思う。しかし俺の場合は、この会社に愛着があるし、取引先の理解があれば、今まで通りに営業できるわけなのだから、自己破産せずに復活したいと考えた。現に復活できている…」

「債権者の方々にはどのような話をしたのですか?」

「実状を話して再建計画書を作成して同意を求めた。一部を除いてすべてが賛同してくれた。再建計画の中にはもちろん返済計画も添えてある。返済は猶予期間を設けて、五年を目途に通常に戻すという説明をした。銀行なども同じ、返済金を長期に切り替え、返済の猶予期間を設け、利息の減免の相談もした。現在の状況をさらに身軽にするためだ。それで納得してくれなければ自己破産すればいいが、債権者は誰もそれを求めてはいなかった」

「どのくらいの借入金があったのですか?再建計画の中身はどのようなものなのですか?」

「借入金は約4億円。未払い金は約8,000万円ぐらい。銀行の借入金は2年間据え置き(返済なし、利息のみ)とし、未払い金も5年間分割払いとし、それ以外の新規の支払分は通常支払いとした。また、返済財源として自宅の売却、会社の土地建物の売却、事務所移転などにより銀行借り入れ負担を大幅に減らし、早期復活のための再建計画とした。幸いにも取引先は今まで通りの仕事を継続してくれることになった。ただし、条件は別会社を作り、そこが契約先となり、現在の会社が今まで通りの営業を行うことになった…」
 
彼は、債権者が自己破産を望むなら自己破産を考えた。
でも、銀行も誰もそれを望まなかった…。

その理由は債権額がゼロになるから。
ゼロよりも少しずつ回収し、通常通り取引ができることを望んだ。
彼は自己破産しないという選択をし、失った信用を取り戻す、絶対にギブアップしないという考え方で通した。

最後に次の質問をしました。

「どうして不渡りを出してしまったのですか?」

「俺の甘さだね。売り上げを伸ばしたかった。そのため無理な新規開拓をして大口の取引をした。取引額が大きいため顧問弁護士立ち合いで契約をしたが、その取引先が倒産してしまい、大きな被害を出してしまった。その会社は一夜にして夜逃げをしてしまい回収不可能となってしまった。大きな仕事は危険だね、欲に目がくらみ、身分不相応の仕事を契約してしまった。それが理由だよ!」

「手形や小切手をジャンプ(先延ばし)することはできなかったのですか?」

「事前相談したのだが俺の手形は第三者に渡り〈手形割引(融資)〉されていたためジャンプが出来なかったんだ!しかし、ジャンプできたとしても一時的なものでそれが解決にはならなかった」
 
ギブアップしない、その船(会社)とともに沈むなら沈む、浮上するなら浮上する、こんな生き方、方法もあるんだね。

ギブアップしない限り敗者は存在しない。
敗者復活はありうる。

そういうことなんだね。

coucouさん現在もこの会社から毎月仕事を頂いている、そして絶対にギブアップしないと誓った…。

©NPО japan copyright association Hiroaki



 3.何度でもチャレンジできる経営


 経営には終わりなんてない~
だって、実際に会社が潰れたとしても、仕事をしなければ生きて行けないものね。
でもね、会社が潰れる場合には何かしらの理由がある。

売り上げ不振なども理由の一つだけれど、放漫経営もあれば、無駄なお金が使われたり、経費が掛かりすぎたり、人件費や借入金の負担が大きすぎたり、収入と支出のバランスが崩れたときに経営は苦しくなる。

会社が潰れるのはこのような場合。

でもね、潰れることは大変なことだけど、会社が潰れたらそれで終わりなの?毎月の売り上げがゼロならば、支払もゼロとなるわけですから自然消滅の場合もある、少ない売上でも売り上げがある場合、それらをすべて捨ててしまうのも得策とはいえない気がする。

問題は、苦しい理由と原因、やり方にあるわけなんだから、それさえ明確になれば、改良する方法はいくらでもあるはずだよね。

会社が潰れれば支払いができなくなるけれど、仕事をもらう取引先がすべて手を引くわけではないはずだよね。
取引先があるということは、その会社から何かしら選ばれて(メリツトがあって)取引しているのだということ。
会社がなくなることは取引先にとっても痛手となるわけだから、どのような状況であっても大切にしなければならない気がする。

取引って、「売る」か「買うか」かの2通り。
お金だって「貸すか」「借りるか」かの2通り。

お金はね、「出るお金」か「入るお金」も2通りだよね。

すると、お金は「もらうか」「支払うか」の関係だから、取引先業者さんには「支払う」関係で、受注取引先からは「もらう」関係になるわけ。

また、受注取引先が仕事を出すか、出さないかは、その会社の判断だから、仕事が今まで通り円滑に行われるのであれば断る理由がないよね。
あくまでも支払う立場は強いし、支払い先を選ぶことができる。

でも、支払いをしなければならない取引先は代金を貰えなければ、取引ができなくなるわけだから、納得する理由がなければ取引を続行することができなくなることは確かだけれど、それはやむ得ないよね。

再建する場合において、受注取引先はとても重要な役割を果たすものだから、充分な理解を求める必要がある気がする。

このように、仕事がまったくない場合は自動的に会社を辞めざる得ないけれど、その受注量(売上)に合わせた体質作りをすることによって、何度でもチャレンジできるのが経営なんだ。
だから、この場合は会社を辞める必要はないし、改良すれば何度でもやり直せるんだよね。

闘える人は闘う~
そう、ギブアップしない限り人生は続くんだよね~
それに、ギブアップする必要がないのが人生なんだ、と思う~


567なんて、吹き飛ばせ~

©NPО japan copyright association 

coucouさんです~

みなさん、ごぎげんよう~
相変わらず、毎日問い合わせが続く~
この567の中で、感染者数が増え続け、第8派となる~
このままイベントを開催するのか?とい反発の声が激しくなってきた…。
当然、地元の市にもクレームが入る…。

だけど、緊急事態宣言、まん延防止、自粛、中止命令は出ていない。
スタッフたちは、今日、明日に宣言が出たらどうするのか?大雨になったらどうするのか?と不安だらけの出発となる。

だけど、止められないし、止めない~
このまま天命に沿って人事を尽くし続けている。

明日は、開催前日から約300ブース、ほとんどが飲食店の搬入が始まる。
まさに圧巻~coucouさんたちスタッフ全員は警備員となる。

各会場にボランティアを配置、道路は大渋滞の中で事故なく無事に搬入をさせる。
そのためにし一台ずつトラックを入れ、順次搬入が終わり次第撤収してもらう。現場の主力のスタッフは20台の無線機で互いの状況を共有しあう。
これが夜まで時間がかかるんだ。

天気が良ければすべてのブースは完売御礼となる。

明日の19日は朝早くから食べ物、品物の搬入を午前8時30分までに終わらせる。そうしないと歩行者天国となり車は入れなくなるからね。
そして、夕方は一斉に搬出~車が入り、荷物を積んで会場から出る~
20日の最終日も同じパターン~

この2日間のボランティアスタッフは10,000人を超える人数となる。
2日間の弁当の数を数えるのと配達を考えるとおそろしや~


 


coucouさんのホームページだよ~みんな、みてね~

 
Production / copyright©NPО japan copyright coucou associationphotograph©NPО japan copyright association Hiroaki
Character design©NPО japan copyright association Hikaru

 
 
 
 
 
 
 
 
 







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?