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0:05(教育)

テスト テスト テスト テスト テスト テスト……

この国の学校はテストばかり

まぁ、評価する方は楽だよね

要は、面倒臭いんだろうね。

この国の教育は、楽に評価出来るようにできてる

指導者のための教育

志とは裏腹の教師もいるだろうし

免許とったからとりあえずやってる教師もいる

その生き方や考え方は生かされることなく

教科書になぞって授業して

決まったテスト配って丸つけして
「はい、あなたは何点。」成績は1.2.3.4.5

えっ?人間って5段階で分けられるの?

同じ点数でも、した学習の量はバラバラ

自宅学習する環境も違う

兄弟の面倒見ながら、家の事手伝いながら取った80点

一人部屋で静かに勉強して、塾にも行って取った80点

教科書ノートを読み返してとった 80点

何ページも繰り返し繰り返しノートに書き覚えて取った 80点

100点目指してとった80点

70点目指してとった80点

何も目指さないで取った 80点


でも、みーんな同じ評価。

中学生になって、1番後ろの席になって、授業を受けていた時ふと

みんな同じ服きて、似たような髪型して、真っ黒な板見ながら1人の大人の話を鵜呑みにしている……

ヤバい宗教みたい、気持ち悪っ

と思った……

その後、いじめとか色々あって不登校になった。

現代もさして、変わっていないように感じる。

今、親になって 娘が不登校で……

昔ほど不登校への偏見は無くなったけど、感じている心は何も変わってなくて

多様性だの、個性を尊重だの言ってるだけで、そこには同じを強いる環境が、今も転がってる


意見の個性は尊重されても、生まれつきの個性は受け入れられても、成長とともに取り入れて変化した個性や感性は、否定されがち……

見た目で【個性を表現する】のは、相変わらず禁止されている。

大人の言う通り、母の理想通りに生きる事に、絶望感しかなくて、校庭のジャグルジムを上から眺めていた小学6年生の夏。


切る事を許されなかった、腰まであった髪をいつも頭のてっぺんに結いてた

結く時は痛くて痛くて、悲鳴をあげてた

「うるさい!」と怒鳴る母。

(そんなに怒りながら結くなら、短くさせてよ…)

いつも眉間に三本の線を深く寄せてる母の顔が怖くて、言えなかった……

ある日プツッと切れて

髪を切った……

フワフワのスカートも、レースの真っ白いブラウスも、リボンの付いた膝丈のソックスも

全部切った。腕も少しだけ切った……

学校に着ていく物がなくて、母が仕方なく兄の小さくなった服を出してきた

お下がりの、ダボダボのトレーナーと、Gパン

初めて自分で、母から勝ち取った私の個性だった。

清々しくて、気持ちよかった。

後に、Coccoさんの「それはとーてーも、晴れた日で……」って曲を聞いた時、あの時の自分と重なった。

子供は、表現の引き出しが少ないから、時にとんでもない行動に出る

私は、自分と物に牙を向けたけど、その前には母を○ろそうと思ったこともある……。

夜中に包丁を手にする所まで行った。

物音で父が「どうした?」っと声をかけなければ、私は、9歳で親を○ろした子として、世の中を震撼させたことだろう…

その頃のことは、殆ど記憶が無い。
喘息やアレルギーを発症したのもこの頃だったな…


そしてやっとの思いで、勝ち取った私の個性も、中学校の制服という物に、またねじ伏せられた。

嫌で嫌で仕方なかった

プリーツのスカートには全く似合わない、ベリーショートにして入学式に出た

ガニ股で歩いた(笑)

勉強はやった、大人を黙らせるために

そして

音楽や、絵や文字などで自分を表現する事は、あまり否定されないと気付いた……

私には幸い、それらが近くにあった……

だから、踏みとどまって外に目を向けられた。

高校へは行かず(説得するのに2年半かかった)、バイトしながらのバンド活動は、苦労はあったけど楽しかった。

自分で選んで、決めて、努力して時に頭を下げて……

失敗も迷いも、叱られたことも、全部

苦しかった学校生活から学んだことの、何千倍も勉強になった。

私が、学校教育で学んだことは

教師とは気が合わない
3人組は厄介
裏切り者は隣にいる
批判は直ぐにやってくる
賛同や共感は諦めた時に聞く
1番辛い時ほど孤独
大人も小学生に機嫌取りの愛想笑いをする
逃げたくても逃げられないと死ぬ

12年間通っていたら、どんな大人になっていたんだろうな…

9年(実質7年半)で、行くのやめてよかったと思っている。

娘も、最初は葛藤してぶつかったけど、今は穏やかだ…

行きたい高校も見つかった。

あの頃の私こと、親心を母に聞く事ができない中、ここまでよく頑張ったと思う。

父には「好きにさせときゃいいんだよ」

と言われて、確かにそうだったかもと思った。

未来を担う子供たちへの教育が、10数年という時間をかけるのならば、どうか色鮮やかで凹凸があり、恐れる事無くそれぞれが、放ちたい光をまとって学べる場でありますように……

以上、最後まで読んでくれてありがとうございます。


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