PAPURIKA

フリーランスwebデザイナー。 仕事や子育てのことなど気ままに書いていきたいと思います。

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最近の記事

雨の日の散歩で息子に教わった、「嵐の中で踊る」ということ

今週は天気があまり良くないみたいですね。 低気圧に弱い私は雨の日は家でじーっとしていたいタイプなのですが、体力が有り余っている2歳児の息子がいるとそうもいかず、小雨程度ならと、昨日も近所をぐるぐる散歩しました。 出かける前までは、正直、雨かぁ、めんどくさいなぁ、と私自身はテンション低めだったのですが、雨でも変わらず元気いっぱいの息子は「ママ!おでかけいくよー!」張り切って出かける気満々です。 やれやれ、という感じの私とは対照的に、息子は道に咲いてるお花を見つけて「ママの

    • 初めての感情は、いつも絵本が教えてくれた

      ここ数日、息子が眠る前に絵本を読むのが習慣になっています。 私は子どもの頃わりと絵本が好きで、親に読んでもらった記憶はないものの、幼稚園でも外で遊ぶよりひとりで絵本を読むのが好きなこどもだったのを覚えています。 絵本にたくさんの感動を貰ったので、息子にも是非その体験をしてほしいな、と思っていたものの、日常は親の私が仕事と家事でヘロヘロ、寝かしつけのあとにも仕事が待っていたりするので、正直毎日戦争のようで、息子が寝る前に本を読むどころではない日々が続いていました。 自粛期

      • ママ、スマホ置いて

        ワーキングマザーの最大の悩み、仕事と子育ての両立問題の新しいフェーズに入ってしまったことを、息子の一言で知らされました。 先日、保育園から帰った息子と一緒に遊んでいるとき、息子がひとり遊びし出したのでスマホで仕事の連絡を確認していたら、1歳9ヶ月の息子がなんだか真剣な顔でトコトコやってきて、「ねえママ、それ(スマホ)ここ、おいて」と言いました… なんだかガツーンときてしまいました。誰のどんな言葉より息子の一言って効きますね。 今までも息子といるときにスマホを見ることはあ

        • 産後ケアセンターで確信したこと

          約2年前、私は息子を出産したのですが、出産自体も難産だったうえに退院した次の日に縫った傷が開いてしまい、また再入院となってしまうのでした。 本当なら出産後すぐに産後ケアセンターにお世話になる予定だったのですが、再入院のせいで予定がずれてしまい、産後1ヶ月後にケアセンターに入ることになりました。 そこでの出来事は一生忘れないだろうな、と思います。 1ヶ月の赤ちゃんのママはみんなそうだと思いますが、出産の疲れとひどい貧血と睡眠不足で、体は本当にボロボロ、再手術した傷跡はいつ

        雨の日の散歩で息子に教わった、「嵐の中で踊る」ということ

          幼少期、一番辛かったのは選択の自由がなかったこと

          子どもは親を選べない、という事実の辛さを幼少期〜思春期にかけて存分に味わってきました。 そして子どもは親だけでなく環境も選べず、親が引っ越ししたらついていかなければいけないし、親が里帰りするとなったら会いたくもない親戚に会わなければいけない。 もうね、日常は親のDVやら宗教やらでめちゃくちゃだし、学校は何度も転校させられて友達作るどころじゃないし、長期休暇は大嫌いな東北の田舎に行かなければけないしで、10歳頃には、マジでこんな人生がずっと続くのだろうか。。と絶望したもので

          幼少期、一番辛かったのは選択の自由がなかったこと

          両親どちらも必要だと感じたこと

          一歳半の息子を見ていると、パパとママ、どちらも同じように大好きで必要な存在なんだな、と強く感じます。 私は片親で育ち、唯一の親である母親からの愛情を感じられずに育ったので、無邪気に愛情を表現する能力は全くないのですが、最近の息子を見ていると、ママに甘えた後はパパを呼び、パパと遊んだ後は、ママー!と甘えにきて、どちらも大好き!ということを全身で表現してくれます。 常に緊張して育った私とは対照的に、自分が両親を愛してることを無邪気に表現する息子を見ていると、尊敬に似た気持ちと

          両親どちらも必要だと感じたこと

          ママだって働いていたら職場の人と飲みたい日もあるよね

          なんだかタイトルを書いただけで、いけないことをしているような気になってきました、、 いやほんとに、ワーキングマザーはパパと同じように職場で働いているわけですから、ふらっと職場の人と飲みに行きたい日だってありますよね。 私は今、飲みに誘われたらまず夫と日程を調整する、という工程が入り(その時点で職場の人に気をつかわせているのも引け目を感じるのです)更に夫が仕事が忙しくない日に日程を調整する必要があるわけなのですが、その辺の調整がうまくいかなかったりすると息子に保育園の延長保

          ママだって働いていたら職場の人と飲みたい日もあるよね

          唯一の、血の繋がった人からの愛情

          息子が、ままー!ちゅっ!と言ってキスしてくれて、ああもう、私この日のために生まれてきたのかも、と思うぐらい絶頂の幸せに包まれたのですが… 母親は息子のことが愛しくて堪らないのは、まあそれはそうだとしても、私は息子のことが好きすぎない?と考えて、そういえば私、血の繋がった家族に愛されるのは生まれて初めてなんだな、と気づいたのです。 私は両親に愛されずに育ち、一時期祖母と同居していたこともあったけれど、祖母からも愛情は感じられませんでした。 大人になってからは恋愛を通じて何人

          唯一の、血の繋がった人からの愛情

          子どもが1歳5ヶ月になって思うこと

          子育ては毎日いろんなことがあるけれど、最近の大きな変化は、息子にとって父親の存在がとても大きくなっているのを感じたことです。 赤ちゃんは生まれる前からママのお腹の中にいて、ママの声を毎日一番近くで聴いているし、生まれてからはずーっとママに抱っこされて何度も母乳を飲んで、まだ目が見えないときから小さい身体の全身でママの匂いや気配を感じ取っているんですよね。 なので赤ちゃんの時はママが一番安心できる存在で、ママから離れるとすぐに泣いてしまうし、パパの存在を認知するのはママに比

          子どもが1歳5ヶ月になって思うこと

          宝物かもしれない

          子どもが生まれてから、母親と会う機会が多くなった。 私は愛されずに育ったけれど、別に母親と仲が悪いわけではなく、大人同士になってからは良い関係を築けているように思う。 私と母親は親子の相性は悪かったし、そうなってしまったのは環境の複雑さや、親が親になりきれていないが故であり、別に人として嫌いなわけではない。 幼い私は問答無用で自立を求められ、ただただ寂しかったけれど、成長して物理的にも自立してからは、母親とは友達のようになれたと思う。 そして時が過ぎて私に子どもが生まれ、

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          光りと影を見せる

          子どもは親を選んで生まれてきてくれたという概念は、幸せな親子にとってはとても素敵で嬉しい気持ちにさせてくれる。 私自身も、我が子が自分を選んで生まれてきてくれたと思うと、泣きそうになるぐらい嬉しい。 だけど、じゃあ虐待されてる子は? 望まれていない子どももたくさんいるのが現実。 幸せと反対にある場所を見ると、子どもが親を選んで生まれてくるわけがない、と思う。 私自身も、残念ながら両親から愛情を与えられずに育ってしまった。 今私が息子を愛しているぐらい、私も親から愛情を注

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          39.7℃で思うこと

          出産後、突然高熱が出ることが多々あるようになってしまいました。 だいたい1日か2日ぐらいで下がるのできちんと病院で検査してたことはないのですが、母親も過労で高熱が出る体質だったようで、いわゆる知恵熱なんだろうなと思っています。(なんて呑気なこと言っていてなにか病気だったら怖いので健康診断ちゃんと行かないと…) 女性は毎月の周期があるので、人それぞれ頻繁に腹痛や眩暈や頭痛などの体調不良があり、体調が悪い、ということに慣れてしまっている人も多いですよね。 そういうこともあり

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          子どもが生まれてから写真が好きになった

          妊娠前の自分は写真が好きではなく、一応旅先で記念に撮ったりはするけど、見返すこともほとんどないし、データもきちんと管理していないし、消えたら消えたでいいやという感じでした。 写真だけじゃなく、何か思い出に残ってしまうことを積極的にするのが苦手だったように思います。 それが子どもが生まれた今、毎日のように子どもの写真を撮っています。生まれてすぐの頃は、難産で自分の体が産後思うように動かなかったのもあり、あまり写真も動画も残っていなくて、もっと撮っておけばよかった、と思ってい

          子どもが生まれてから写真が好きになった

          過去の私を抱いて眠る

          幼い頃、真夜中にたびたび両親が喧嘩する声で起こされた。 私は起きちゃいけないような気がしてドキドキして、布団の中で緊張して固まっていた。冷たい汗が出る。 布団のなかで息苦しくなった私が咳をすると、父親は決まって私が咳をすることを母親に向かって責めた。 私は咳をしてしまったことを反省し、もう二度と咳が出ないように息を止める。 苦しくて涙が出て、キーンと耳鳴りがする。 狭いアパートの部屋中に、父親の怒鳴り声やガラスの割れる音や、母親の泣き声や、何度もインターフォンが鳴る音

          過去の私を抱いて眠る

          昨日の息子には会えない

          子ども服を買う時、私はあまり子どもっぽい柄やキャラものなんかが苦手で、モノトーンや自分でも欲しい!と思うような大人っぽいデザインのものを買っています。 スタイやガーゼなんかのベビー必需品もモノトーンで揃えたりしていました。 以前衣替えのとき子ども服を整理しながら、ああ一年前はこんなにちっちゃかったんだなぁとか、一年後は今着せているお気に入りの服も着れなくなっちゃうのかぁと思って感傷に浸っていたのですが、ふと生まれたばかりのときに急に寒くなって慌ててAmazonで注文した、い

          昨日の息子には会えない

          インナーチャイルドを抱きしめる

          自分の子どもを抱きしめるとき、幼少期の自分自身を抱きしめているような感覚になることがあります。 私は子どもの頃、親の愛情が欲しくて右往左往していたのだけれど、結局それは与えられないまま大人になり、自立してからは人にも仕事にも恵まれて楽しく過ごしていたのですが、心にぽかっと空いた穴は癒えることがなくそのままだったんですね。 そしてたまにその心の穴からひゅーっと冷たい風が吹いて来て、ああ、これは良くないな、と思うと案の定、嵐のように吹き荒れて、強風が木々をバサバサなぎ倒すよう

          インナーチャイルドを抱きしめる