39.7℃で思うこと

出産後、突然高熱が出ることが多々あるようになってしまいました。

だいたい1日か2日ぐらいで下がるのできちんと病院で検査してたことはないのですが、母親も過労で高熱が出る体質だったようで、いわゆる知恵熱なんだろうなと思っています。（なんて呑気なこと言っていてなにか病気だったら怖いので健康診断ちゃんと行かないと…）

女性は毎月の周期があるので、人それぞれ頻繁に腹痛や眩暈や頭痛などの体調不良があり、体調が悪い、ということに慣れてしまっている人も多いですよね。

そういうこともあり、私はわりと熱に強く38.5度ぐらいまではなんとか仕事と育児と家事をこなせました。
まぁ、そうは言ってもとても辛いけど…ふらふらになりながら園までお迎えに行ったりしていました…

そして、私はまわりにSOSを出すタイミングもだいぶ遅いように思います。

私が本当に無理、と思うのは、39℃を超えてからぐらい。
最近39.7℃まで上がったのですが、眠ることもできないぐらいに息苦しくなり、もう本当に息をするだけで精一杯という状態になりました。
その時は夫に頼り、全てを任せて私はひとりで眠りました。
一晩眠ったらすーっと翌日は熱が下がりました。

そんなことが、出産後わりと頻繁にあるのです。

高熱で動けないときは素直に頼れるのでまだいいのですが、問題なのは微熱が続くときです。
私は産後、少し無理をするとすぐ熱が出るようになってしまいました。
体が休めと言ってるサインなのだから休めばいいのだけど、微熱なんて生理痛に比べたら全然楽だし、陣痛を経験してしまうと生理痛さえかわいい痛みに思えてしまって…
なんだか自分の体の不調にとても鈍感になってしまっているのです。

微熱ぐらいなら誰にも言わず、薬も飲まず、いつも通りに過ごしているうちに治ってしまいます。
でもなんだか病み上がりがずっと続いているような、もやもやした期間が徐々に長くなっているように感じます。

夫は丈夫な人で、めったに風邪をひかないのですが、熱が出たときの弱りっぷりはなかなか可愛いです。
37℃を超えるともうダメなようで、俺ダメだわ…寝る！と言ってすぐに休みます。
早い段階で休んでいるせいか、治った後はピンピンして元気そうです。
なんだか健全だなぁといつも思います。

風邪のときって健康のありがたみが分かるっていうけれど、私も39.7℃で寝込んでいるとき、ああ、平熱が恋しい…今度こそ熱が下がってもしばらくは安静にして完璧に治そう、なんて思っているのに、熱が下がった途端によし！と変に気合が入って、休んだ分仕事しなきゃ！と間違った方向にエネルギーを使ってしまうのです…もう何度この繰り返しをしていることか…

体だけじゃなく、精神もきっと同じで、ああ今自分はいっぱいいっぱいだ、このまま行くと余裕がなくなってしまう、と感じたときにSOSを出せばいいのに、でもまだ大丈夫なんて言っていて爆発したりしてしまうんですよね。若いときはそういうことが何度もありました。今はだいぶ自分に優しく甘くなってきていると思う。

もう少し体や心の声をきちんと聞いて、早い段階で休んだり、無理なことは避けたり、うまいことやっていきたいものです。

#コラム #発熱