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雨の日の散歩で息子に教わった、「嵐の中で踊る」ということ

今週は天気があまり良くないみたいですね。

低気圧に弱い私は雨の日は家でじーっとしていたいタイプなのですが、体力が有り余っている2歳児の息子がいるとそうもいかず、小雨程度ならと、昨日も近所をぐるぐる散歩しました。

出かける前までは、正直、雨かぁ、めんどくさいなぁ、と私自身はテンション低めだったのですが、雨でも変わらず元気いっぱいの息子は「ママ!おでかけいくよー!」張り切って出かける気満々です。

やれやれ、という感じの私とは対照的に、息子は道に咲いてるお花を見つけて「ママの好きなピンクのお花が濡れちゃってる!大丈夫かなぁ?」と心配そうに覗き込んだり、「みてみて!水溜りみーつけた!入っちゃおーっと!」と言ってぱっしゃーんと足を入れてキャッキャと笑っていたり。

なんだか楽しそうな息子を見ていると私もつられて楽しくなってきて、ふっと気持ちが軽くなり、そういえば息子が初めて自分から描いた絵は雨の絵だったこと思い出しました。

そして突然、こんな名言を思い出したのです。

“Life isn’t about waiting for the storm to pass. It’s about leaning to dance in the rain.”

「嵐が過ぎるのを待つことが人生の目的ではない。嵐の中でもダンスを踊れるようになることが人生の目的である。」

いつどこで読んだのか覚えてないのですが、心に引っかかって残っていた言葉で、すごくいいな、こうやって人生を歩んでいこうと思って密かに教訓にしていました。

雨の中で楽しそうに遊ぶ息子をみて、「嵐の中で踊る」ことをリアルに教えられたような、子どもは既にその能力を持っているんだな、と感じた瞬間でした。

大人になっていつの間にか、雨の日にずぶ濡れで遊ぶなんてことをしなくなってしまっていましたが、そういえば私も子どもの頃は雨に打たれるのが大好きだったのです。

息子もきっと雨が好きなんだろうな、と思うと、ただ憂鬱だった雨の日が少し楽しみになってきました。

次の大雨の日は息子とふたりで家の外でずぶ濡れになってはしゃいだ後、あたたかいお風呂に飛び込もうと目論んだりして、そうだ、派手なお揃いの長靴とレインコートを用意しようとわくわくしている自分に気づき、灰色だった梅雨の季節にぱっと鮮やかな色彩がついたような、またひとつ息子に大切なことを教えられた気持ちになりました。

この先、息子の人生にどんな嵐が吹き荒れるか分からないけれど、息子が大人になってからはその時間を親子で共有できないからこそ、子どもの頃、リアルな嵐の日に親子ではしゃいで楽しかった記憶が残ってるって結構いいかもしれないな、と思ったのでした。

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