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海外留学で価値観が変わる・・?

今日は前回の続き。
前回の記事を良ければどうぞ。
▽僕が思う多様性と魅力▽

結論

海外留学をすると価値観が変わるとよく言われている。
留学に限らず旅行や新しいものに触れる機会がある度そういうことを耳にする。

・・価値観は変わらない。と言っておく。

批判ばかりする評論家とでも言っていただいていい。笑
ただ、僕の経験則では変わらないという結論に至った。

ある本で、人の潜在能力は9歳までの体験で決まると目にしたことがある。
価値観も同じくその体験から形成されるものであるらしい。
僕は賛同する。
実際1年だけだがあれほど多様性のある国に暮らしていたのにも関わらず、何か価値観は変わった?と聞かれると、変わっていないとはっきり言う。

僕の解釈だが、あくまでそれまでの体験を通して形成された価値観のもと、それに従って物事をどう見たかだけの話であり、
価値観が変わるというよりは多角的に物事を見ることができるようになったと思う。

なので価値観を変えたいから留学に行きたい、旅をしたいというのはお勧めはしない。
自分探しの旅・・それで自分が見つかったと豪語する人を周りで見たことがない。笑

では、僕はなぜ海外留学をしたかというと、
単純にそれを選択できる幸せ者だったということ。そしてそれまでの体験を通してそれに興味を抱く価値観があっただけである。

書いていてどんなひねくれものなんだと感じる。笑
下記に僕の価値観で判断した新しい発見や変化をご紹介する。

何に気づいたか

・日本人の良さ
めちゃくちゃ格好をつけるが、日本を俯瞰して見ることで今まで見れなかった日本人の良さに気づいた。

「美徳」だ。

日本人の謙虚さや他人を立てる他己精神、一歩引いて物事を判断する冷静さなど。ものすごく徳が高いと思う。
「なんか・・好き」
僕が好きなあるコピーだが、こういうところに美しさを感じる日本人は素晴らしいと思う。

・外国人の良さ
一方外国人はどうか。
簡単に言うと日本人の逆。
感情表現がとても豊かだし、自分の意見をしっかり主張する。
そして他人の目をあまり気にしない大らかさも兼ね備えている。
是非日本人も見習うべきところだ。
※2回目の記事の紹介をご容赦いただきたい
▽外国人の陽気さに関して考えたことがあるので良ければ▽

・許容範囲
これは大きい。一番と言っていいほど。
ナショナリズムやバックボーンが違うのだから対立する時があるのは当然。
なので、自分の価値観だけで相手を非難する若しくは判断するというのは違う。
そういう価値観もあると認めること。
これは日本の社会においてもそうだ。
もともと閉鎖的なコミュニティーであるにも関わらず、そこからまた会社や学校などの小さなコミュニティーで共存しなければならない。

相手の価値観を理解する必要はない。
人種関係なく無理だと僕は思っている。誰もが一つとして同じ体験など積んできていないからである。

さらに、個人の価値観というものが尊重される時代に日本もなりつつある。
上っ面の共感や無理に思いやることなんてしなくていい。
理解しようと努力することは言うまでもなく大事だが、
理解する前に少しだけ許容すること。
これだけでいい。
相手との距離感にストレスを感じにくくなる。
鈍感になりすぎては手遅れになる可能性もあるのでそこは要注意。
ただお互いが、他人同士がそうすれば本当の意味で理解しあえる関係構築ができると思う。

許容すること。

綺麗ごとに聞こえるかも知れないが、
本来日本人の良さである美徳というものの表れだと僕は思う。
それが失われるのであれば、単純に悲しい。

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