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こっこっこっこ 源聖寺坂

どうも西尾です。

小山宙哉さんの『宇宙兄弟』という漫画はご存知でしょうか?

漫画は2008年から連載されており、アニメ放送に実写映画化もされているのでご存知の方も多いと思います。

私も好きな漫画の一つで、登場人物のセリフにいつも励まされ、勇気づけられます。

↓名言を紹介した記事もありました。

この記事には書かれておりませんが、JAXAの茄子田理事長というキャラクターのセリフで、「人の悪口というのは、仲間内で言う人は“凡人”、口に出さない人は“賢人”、不特定多数に向けて発信する人は“暇人”ですから」というものがあります。

SNSが当たり前の世の中で、すごく考えさせられるセリフだと思いました。

↓因みに茄子田理事長です。


こっこっこっこ 源聖寺坂

天王寺七坂 源聖寺坂

天王寺七坂の一つ源聖寺坂。


源聖寺坂
源聖寺坂の碑

名前の由来は、その名の通り坂の入り口に源聖寺があるから。

昨日紹介した口縄坂と同じで石畳の坂道であるが、こちらは石階段の段数が多く、また坂道の頂から見た景色は、視界を遮るものがないため、大阪の市街地を見渡せて綺麗である(頂からの写真を撮り忘れてしまった)。

そして、実際に源聖寺坂を歩いてみると、石階段を登る時に聞こえてくる足音。

“こっこっこっこ”

石階段のこの音がすごく好きだ。

世の中には階段という階段が無限に溢れていると思う。

屋内から屋外まで、コンクリートできたものから木や金属でできた階段までもあり多種多様。

バスや電車、飛行機の中にさえも階段はある。

その中でも石階段は特に心地いい。

登る時の足音、そして段差の高さが不揃いなところに愛着が湧く。

段差の高さが不揃いだと登る時に少ししんどいこともあるのだが。

それでも、登る時の“こっこっこっこ”という心地よいリズミカルな足音は、音楽を聴いているようでしんどさをも打ち消してくれる。

他の人が階段を歩いている時の音や、雨降りの日に雨粒が地面を打ちつける音も合わさると、楽しさが倍増した坂道コンサートの幕開けである。

そして、源聖寺坂の階段を登っていると、途中で左手に住宅が現れる。

このような坂道、それも階段の途中に住宅があるかと思うと、真っ平らな低地に住む者としては驚きである。

うぉ!こんなところに家あるやん!?

その驚きと言うのは、「普段、喋る時は目を合わさず、さらに声も小さい上に喋っていると段々と顔が赤くなってくるような内気でシャイな人に、身分証明書を見せてとお願いし運転免許証を見させてもらうと、見た目によらず大型自動二輪の免許を取得していた時」と一緒だ。

(一緒なのか?まぁ、一緒ということにしておこう…)

うぉ!この人、大型自動二輪の免許持ってるやん!?

源聖寺坂はそんな坂道だと思う。

石階段を登る時の心地よい足音と、高さが不揃いな段差に愛着が湧き、そして階段の途中に住宅があることへの驚きを秘めた坂道。


ただ、そんな源聖寺坂周辺は注意も必要だ。

新興宗教施設か?

松屋町筋側から坂道を望むと、何やら銀色の貯水タンクのような、何かのシンボルのようなものが見える。

この地域は寺社仏閣や学校も多いため、おそらく新興宗教の施設か何かだろうと思っていた。

実際に坂道を登り近くまで行くと分かった。

この建物はラブホテルであった。

そして谷町筋側から見ると、きちんと看板が出ていた。

これは紛らわしい。

もう少し分かりやすくして欲しいところである。

(なお、ホテルは何も悪くなく、勝手に新興宗教の施設だと思い込んでいた私が悪いのだが)

でも、せっかくなのでホテルに入っていく人を少し観察してみることにした。

休日の昼間でも意外と多い。

カップルから、見た感じいけない関係の人たちまで…

う〜ん何だかな〜、という複雑な気持ちになったので立ち去った。

ご興味のある方は行ってみてください。

未成年の方は、大人になり大事な人ができてからにしてください。

源聖寺坂を含む天王寺七坂周辺は、お寺や神社、学校など見どころが多いですが、それ以外にも色々とありますのでご注意ください。

源聖寺坂、以上になります。

お読みいただきありがとうございました。





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