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初めてには謎の壁がある

今年度勤務が2年目になる学校があります。今まで色々な学校に勤務をして来ましたが、


2年目は1年目に比べてめっちゃ楽になる



っということに気付いたんです。全然大変さが違います。そこに気付いてからは1年目はあんまり力を入れなくなったんです。いやサボっている訳ではないですよ?力の入れ方を変えたんです。具体的には、


1年目に変えたいことややりたい事があってもそれは2年目に行動に移す。そして、1年目は2年目に変えたいことややりたいことを動かせる準備をする



このように動くようにしたんです。すると、どこの学校でも業務が円滑にいくようになりました。1年目からフルパワーで飛ばすより本当にやりたいことがあるならそこに向けて入念に準備する方がうまくいくようになったんです。主に人間関係ですが。まあどこでもそうなんですが、よく考えたらどのコミュニティでも


2年目に壁がある



って感じたんです。考えてみたら仕事だけでなくバイトや部活や学校生活も2年目の方が楽やったなーっと思ったんです。緊張とか慣れるとかそういうのではないんですよね。何というか、


受け入れる側が2年目からガードが下がって緩む感じ



がある気がしているんです。言い換えると、


1年目は来た側で2年目は受け入れる側に立ち位置が変わっているから



ってことやとは思うんです。あんまり意識して来ませんでしたが、明確にあるなと思い始めた訳なんです。何するにしても


1年目の壁ってしんどいよな



って思うんです。何なら一週間の壁や1ヶ月の壁すらあります。新しく始めた仕事もそうですが、新しく入学した小学校や中学校、そして高校なんかもしんどいですよね。よく仕事で言われるんですけど、新しい学校に進学して不登校になった子に


なんであの子たちは初めからいけなくなるんやろうか?


って大人たちが話しているのを聞くんですよ。私は


初めやからしんどいんですよ



っとその大人たちに言います。仕事でも学校でも初めてってうまくいくかいかないか実は紙一重やと私は思っています。変な話し仕事でも嫌な人たちばかりだったらうまくいかない訳じゃないですか。学校なら気の合う子が見つかるか1人でも浮かない環境かで大きく変わってくる訳なんです。


初めてはハードルが高くて色々なことが紙一重



時にそう考える必要があると思っているんです。そうじゃないとたまたまうまくいった自分の成功体験の価値観を子どもに押し付けてしまう可能性がある訳です。


自分がうまくいったからってみんながうまくいく訳ではないし、自分もたまたまうまくいっただけかもしれない



そう考えることって大事なことやと思っております。もっと世の中は初めてに対しての認識を改めてええと思うんです。初めてに対しての認識はうまくいった人ばかりの考えで形成されています。


大人は初めてに対してドキドキした気持ちを忘れちゃいかん!



そう思うんです。どうなるかわからんものに対しては誰でも不安や恐怖心を抱くものですよ。なんかこう実は紙一重やったものをちょっと無理して余裕ぶって話す傾向あるじゃないですか。カッコつけると言いますか。時にそれは子どもたちを追い詰めるのかなと仕事を通して感じています。無理して話す大人の気持ちもめっちゃわかるんですがね。でも、本当は紙一重やったものを余裕と言ってしまうと子どもたちは自分は全然出来ないのにと比べてしまう可能性があります。


喉元過ぎれば熱さを忘れる


大人の話しは意識していないとそういう部分があると思うんです。その熱さが子どもたちに伝えるべきことなのかもしれません。子どもたちが初めてで緊張したりドキドキした気持ちを話してくれた時は、


それめっちゃわかる!



そう言える大人でありたいです。

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