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うつになる前①

自分はうつと、正しくは抑うつ状態と診断され休職するまでどんな感じでいたのだろう。
そんな事をつらつらと綴りながら、何か一つでも同じ状況の人達に届くものがあると嬉しい。

学生時代から就職数年間

自分は看護師をしている。国家資格である。勿論大変な実習や勉強や試験などやる事盛り沢山、ストレス盛々、寝られず食べれず、挫けそうになる事うん100回。
それでも小さい頃の夢を諦めたくなくて、友人や家族から励まされながら頑張って、頑張って、泣きながら、歯を食いしばりながら、国家資格を取得したのである。
そして就職し一人暮らしをはじめ、さぁ今から新しい生活が始まるぞ!
と、なるはずだった。

ここで、思わぬ事が自分の心の中で起きる。

生きる目標がなくなってしまったのだ。

小さい頃から、それこそ4~5歳から『自分は看護師になるんだ』という目指すべきGOALに向かってひたすらに走っていた。
校外学習も医療看護介護系を選び、高校も介護や看護学校へ行くのにベストな所を受験した。

つまり、自分の人生の殆どを看護師になる為に何が有利かを選択して生きてきたわけである。

これには本当に困った。
正直に言うと途方に暮れた。
国家資格を取得した事で目標を達成してしまったのだ。
これから何を目指して、何を指針にして生きていけばいいのか分からなくなってしまった。
それでも、時間は流れていく。
ぼんやりとしながらも、日々の業務に忙殺されていく。

そうしていつしか、目標がなくても、ボンヤリとしていても生きていけちゃうようになった。

あの頃は我武者羅に、辛くて辛くて大変だったけど命を燃やして居たんだと実感出来ていたのに。

アナタは共感できる部分があるだろうか。
同じく燃え尽きてしまい途方に暮れた人を、1人だけ知っている。その時はもの凄く嬉しくて嬉しくて沢山話をした記憶がある。
その感覚はアナタだけじゃないんだよ、と1人でも感じでもらえたら僥倖です。

転換期

アナタにとっての人生の主役とは誰ですか?

当時社会人何年目かの自分にとっては、それは他人でした。

自分には父親コンプレックスがある。
なんだそれ、と思うが当たり前である。
自分で付けた名前だからだ。(きっと正式名称があるんだろうが知らない)

両親は自分が小学生頃に離婚している。
父親の浮気が原因らしい。
当時はなんにも教えて貰えなかったが、元々自分たちきょうだいに興味をあまり持たない態度を見ていてなんとなく自分達が嫌で捨てたんだな、と子供ながらに暗い気持ちになった。
祖母には『お父さんもお母さんも恨んだらいけないよ』と言われ、この言葉はずーっと心の楔として残り続けた。

両親の離婚は自分はいらない人間なんだ、という呪いが暗く心の底に澱むようになった。

それからだろう。
男性に対して愛想を振り撒いたり、依存したりするようになったのは。
そうしないと、愛を感じなくてダメで自分の存在意義が見いだせなくてなってしまったのだ。

ここで見出しの言葉に戻る。

人生の主役とは

20代も後半になっていた頃、恋愛模様がドロドロで闇にやんでいた。
勿論、「自分のせいで」「自分が悪い」「自分がどうにかしなくては」と自己嫌悪MAX自己肯定感など地に堕ちマントルまで行っていたと思う。
その時に言われたのが『人生の主役はアナタなんだから他人がどう、というよりもっと自分に向かったら』と。
青天の霹靂だった。
思考の視野が広がり、自分はどうしたいのかはじめて自分に問いかけたのである。
そこからはこの記事のように頭の中で振り返りつつ、ないがしろにしてきた自分を赦し受け入れ自分は自分にとって大切なんだ、と少しでも愛せるようになっていった。

他人の気持ちばかりを優先して、自分のことには無頓智。
自分を100%愛せてるかは分からないけど、
アナタにとっての人生の主役は誰ですか?

ライフイベント

少しずつ自分は自分、他者は他者と境い目が前より取れるようになり、パートナーが出来て愛するネコ達と自分のコミュニティが築けるようになる。

ようやく手に入った、自分の居場所。

さぁ新しい職場で、自分達の生活の為に頑張っていこう。
そう、思っていた。


自身の幼少期から就職してからの心境の変化などザックリと綴ってみた。親からの関心という愛や、離婚などは自分にとって深く自己形成に関わっていたのだろう。それでも、自分を赦し愛する事に目を向けてられるようになった自分を褒めたい。

最高まで読んでいただき誠に有難う御座います。
アナタにとって、なにか小さな事でも響いたのなら嬉しい。

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有難うございました。


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