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「それが答えですね。」

以前記事にも書きましたが、私は時々不定期に
お悩み相談室を開いております。
注意→夫限定です(笑)

先日また、お悩み相談室を開いておりました。

夫のその日の相談は、最近何回か聞いていた内容と同じものでした。
何度か話した内容だったので、さすがに解決したものと思っていましたが
夫の中ではそうではなかったようです。

今から考えると、同じ問題について何度も話を繰り返していた時点で
あまり納得していないんだなとは少し思っていました。
悩みというものは、すぐに解決できそうなものとそうでない種類があるように思います。
しかし今回に関して言えば、そこまで複雑ではないような気がしたので
何度か話し合っていた私としては
その問題は解決したかな?と思っていたわけです。

そこでまた、その同じ内容の話でした。
やはり、納得していなかったようです。

しかしこうして何度も同じ悩みを相談されるということは
今までもあったので、同じくまたじっくりと話を聞いていました。
ただ今回の悩みについては結構シンプルな内容だったため
悩むのにここまで時間を費やしているのは
少しもったいないような気がしました。
複雑で難しいものについてはそういう感じもしないのですが
今回に関しては正直「やってみないと何もわからない」というもの
だったので、まずは試してみるしかないのでは?との結論が
何度も出ていたのです。

しかし夫は慎重過ぎて、始めるまでに時間のかかるタイプ。
「ある程度納得してから始める」という所まで
どうやって気持ちをその方向に持っていくべきか…
しばらく伝え方に悩んでいました。
そこで私は、考えをそのまま伝えるといういつもの方法をやめて
伝え方をちょっと変えてみることにしました。

そして夫にこう言ってみました。

「もし大切な友達が、全く同じ悩みを相談してきたら
あなたは何て言うの?」

夫はこう言いました。
「もちろんまずはやってみるべきだと思うって言うよ。これに関してはやって失敗してもリスクが小さいから、すぐにやってみるべきだって言う。」

ほうほう。そうですか。
それを聞いて私は言いました。
「それが答えですね。」って。
夫は「あ。」と言ってこちらをじっと見ていました。
そして、そっかそっかと言って、笑いました。
どうやら納得したようでした。

自分の悩みを他の人の状況で例えてみると
人は急に客観視できるようになるものなのでしょうか。
それくらい夫はその時、すらすらと答えが出てきたのです。
心の中では考えは決まっていたのかもしれませんが
イマイチ客観的に見れない自分がいたのかもしれません。
私も夫が納得していないことを無理にすすめることはできませんし
夫自身納得してからでないと、なかなか動けないこともわかっています。
だからこそ、一旦解決したように見えた悩みに対しても
まだ納得できていない部分があったので
すぐに行動に移せなかったのかなと思いました。

先程の質問で、この悩みについては納得できたようで
すぐに行動し始めた夫。
決めるまでは何度も悩んでしまい時間がかかるタイプですが
やると決めるたら行動がすごく早いのが面白いところです。
私にはない部分なので、とても憧れるところです。

こうして今回のお悩み相談室も無事に終わったわけですが
いかに自分の悩みを客観視することが難しいかということが
よくわかった気がします。
たしかに人は悩みを抱き始めると、その悩みで頭の中が占領されてしまい
正常に判断しようとしても、その作業をする部分が奪われてしまいます。
するとその問題を客観視できなくなり、なかなか解決することが
できなくなってしまいます。

私も今回のように悩みがなかなか解決できない時は
「もし自分の大切な人が自分と同じ悩みを持っていたら
自分ならどう声をかけるのか?」という視点にたって
考えてみることも大事だなぁと思いました。

人はこうして話し合うことから、色んな学びが生まれるんですね。
自分一人ではこんなに考えることもなかったかもしれません。
いつも新しい気づきを与えてくれる存在というのは
とても貴重ですね。

どんな悩みも相談してくれる夫。
私の方こそ感謝しています。

ほんと、いつもありがとうね。


ではまた。

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