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うつ病とお付き合いする話

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うつ病とお付き合いする話です。できるだけ幸せにお付き合いしてみたいとは思っています。
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睡眠万能薬

睡眠万能薬

9月に入り、うつがひどくなる。

9月下旬まではなんとか持ったが、耐え難いレベルになる。

スケジュールを無理矢理変更し、丸1週間休みを取り、ひたすら寝る。
noteはほぼ開けず。

しかしその甲斐あって、ようやく頭が働いてくる。
やはり睡眠は偉大である。

同時に運動(軽い筋トレ)を開始。
運動はうつに良いとたいていの本に書いてある。

今日、ようやく、伊坂幸太郎さんの「777」を読み始めること

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心療内科に通うことはたいしたことではないという話。

心療内科に通うことはたいしたことではないという話。

初めて心療内科に行った日のことを書こうと思います。

もうその時期は自分でも何を考えているのかわからなくて、自分自身のコントロールもできていませんでした。
そして、周囲の方から、強く通院を勧められていたので、なんとなく、「あぁ、心療内科に通った方がいいんだろうな。」と思っていました。

その時期。

月曜日から金曜日まで仕事を何とか乗り切って、土曜日になり、発狂寸前まで行っていました。
とてもじゃ

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鬱スイッチは解除できる(そしてはま寿司にも行ける)

鬱スイッチは解除できる(そしてはま寿司にも行ける)

鬱病と言っても、毎日凹んでいるわけではなくて。

やはり波があります。
普段は普通(なんだこの日本語)なんですが、急に鬱スイッチが入って、何も出来ない状態になります。

鬱スイッチが入ると、「何も出来ない状態」を改善することに焦りを感じ、パニックを併発することもあるため、なかなかに難儀です。
また、鬱スイッチが入るきっかけが掴めず、鬱スイッチ自体を回避できません。

というわけで、鬱とお付き合いし

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カレーをナンで食べると思い出す話。

カレーをナンで食べると思い出す話。

鬱病と診断され、一番変わったのは私自陣ではなく、周囲(職場)だった。

だけどそれはたぶん悪い意味ではなく、良い意味だったのだろう。

診断前からおそらく私はかなり調子が悪く(後から聞いたら、「少し前のことを忘れる」「急に黙って固まる」等の行動をして心配をかけていたらしい。)、心療内科から「鬱病ですよ」という診断が出たこと、言い換えれば私の様子が「言語化されたこと」で、周囲が対処の方法を具体的に考

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私が重度の鬱病と幸せにお付き合いする話。

私が重度の鬱病と幸せにお付き合いする話。

正直、鬱病になった自覚はなかった。

仕事はそれなりに出来ていたし、同僚からの評価も割と高かったと思う。
子供はいなかったけどパートナーはいて、家の中でも明るく過ごしていた。

鬱病と診断されたのは12年も前で、かれこれ同じ期間、ずっと心療内科に通っていることになる。
繰り返しになるが、鬱病になった自覚はなかった。
なんなら、今も鬱病である自覚はない(ここ重要)。

バラエティ番組を見れば大笑いも

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