曽根純恵

日経CNBCアンカー。TBSニュースバードでの報道キャスターを経て、日経CNBCへ。

曽根純恵

日経CNBCアンカー。TBSニュースバードでの報道キャスターを経て、日経CNBCへ。

最近の記事

久しぶりの大幅安

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO62124340R30C20A7000000/ 7月最終日の日経平均株価は6日続落し、およそ1ヶ月ぶりに2万2000円を割り込みました。しかも下げ幅は600円を超え、安値引けとなりました。 なぜこのような下値を試す厳しい展開になったのかというと、簡単にいうと、新型コロナウイルスの世界的な再拡大により、日米中心に景気がさらに悪化することへの不安が広がったためです。 アメリカの4-6月期のGDP速報値が

    • マーケットが動く時

      4連休前の水曜日、日経CNBCの番組、昼エクスプレスの終わりで、今後の為替とハイテク株の変化に言及させてもらいました。 番組の為替コーナーや、大引後にも繰り返しお話したのは、これまで膠着して落ち着いていた為替がドル安・円高に進みそうだったり、買われてきたハイテク株が下落しそうだったりと、なんだか動きがありそうに感じたからです。 日々、プロの話を聞き、取材の他、資料なども読んで情報を集めていますが、毎日の値動きをみていると、なにやら動きそうだなと感じることが多くなります。 ま

      • 6月相場を振り返る

        https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL30HRY_Q0A630C2000000/ 6月の日経平均株価は、月間で410円高と、3ヶ月連続で上昇しました。 日経平均は6月上旬に2万3000円を回復し、1月20日につけた年初来高値2万4083円を超えていくのではという期待も一時は膨らみました。 アメリカの経済指標がいったん底打ちをみせた他、FRBをはじめとした世界の中央銀行の金融緩和により過剰流動性相場が続いたため、このような上値を試す相

        • 給付金でワンちゃんを

          https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60842270W0A620C2EN2000/ 先日日経CNBCの昼エクスプレスの「深読み・先読み」というコーナーで、大川コメンテーターがこのネコノミクスについてお話しをされました。 番組の中では時間がなくてお話しできませんでしたが、 私は今年に入ってから犬を飼っていて、ペットショップに行く機会が増えてるのですが、ネコだけではなく、実は犬を飼う人もここにきて増えてきているようです。 ペットショップの

        久しぶりの大幅安

          株高の背景や先行きを考える

          https://www.nikkei.com/article/DGXMZO59759750Z20C20A5EN2000/ 5月の日経平均は結局、2万1000円台と3ヶ月ぶりの高値水準を回復して終えました。 先週は急速に伸び悩んだり、前日終値を挟んで動いたりする日もあり、ここまでの急ピッチな上昇で、若干、息切れ感もでてきてるのですが、2万1500円を割れることなく底堅く、むしろ強い展開。2万2000円を伺う値動きでした。 上昇の背景はなにか。 まず、アメリカ株の上昇です。

          株高の背景や先行きを考える

          巣篭もり

          コロナ禍の中、株価は戻り歩調を強め、日経平均は3ヶ月ぶりの高値をつけ、2万2000円を伺う展開に。 東証マザーズ指数に至っては、1月の年初来高値を更新しています。 どんなところが買われていたかというと、新興市場で目立つのは新型コロナウィルスを材料としたバイオベンチャー系や、オンライン診療、AI=人口知能の銘柄で、売買代金ランキングの上位に軒並み顔を出していました。 東証1部では業績をみつつ、経済活動の再開期待で買い戻される銘柄もありましたが、やはり息の長い上昇が見られたのは

          巣篭もり

          地球さん、いつもありがとう。

          先日、天気の良い日に、 日本経済新聞社の社食の窓際に座って、太陽の光りを浴びながら昼食をとり、 皇居の森を眺めていた時のことです。 「太陽の陽射しを浴びて、緑が萌黄色になっていて美しいなぁ。徐々に5月の色に変化してきてるなぁ。。 人間は今、新型コロナウィルスという見えない敵に怯えているのに、 木々や花など植物たちは新型コロナウィルスなんてなんのそのって、感じなんだろうなぁ。 凄いなぁ、逞しいなぁ。。」 そんなことをひとりでぼんやり考えていたら、友人からLINEがきたので、

          地球さん、いつもありがとう。

          さくらリポートから考えた国内経済とマーケット。

          https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57856600Z00C20A4EE8000/ 先日公表された日銀のさくらリポート。 全ての9地域が景気判断を引き下げるのは11年ぶりのことだそうです。 前回の1月のさくらリポートから、急速に景気が悪化してきていることが分かります。 さくらリポートには今後のヒントが沢山書かれてあるので、私は毎回読んでいますが、今回は特にどんな声が届いているのか詳しく知りたくて、じっくり読んでみました。 まず想像通りだ

          さくらリポートから考えた国内経済とマーケット。

          3月相場を振り返る

          3月相場も引き続き大荒れの相場になりました。 3月の日経平均は月間で2225円安と、3ヶ月連続の下落で、18年12月以来の下げ幅となりました。 中国、韓国、ヨーロッパに続いて、アメリカでも感染が急拡大し、3万ドルが迫っていたアメリカ株は急落しました。 アメリカのFRBは3月だけで緊急利下げを2回も行い、量的緩和を再開。 先進国が協調してドル資金を供給したほか、アメリカ政府は2兆ドルを超す大型の経済対策を発表。 それでも、アメリカで感染が拡大して緊急事態宣言や移動制限が起き、人

          3月相場を振り返る

          マスク

          去年12月、新聞を読んでいたら、 「中国で原因不明の肺炎」という記事を見かけました。 最初はなんだか怖いなぁと思っていましたが、今や世界に新型コロナウイルスが広がってしまいました。 ネットニュースで取り上げられるようになってきたのは少し時間が経ってからだったと記憶しています。 やはり新聞は幅広く情報を収集できるので、欠かせないですね。 マスクが店頭からなくなりだしたのは2月中旬辺りからでしたでしょうか。 私は仕事柄、喉を潤すケアとして、普段からマスクにお世話になっていて、い

          新型コロナウイルスとマーケット

          今週は、新型コロナウイルスに社会もマーケットも揺れる1週間で、慌ただしく過ぎていきましたね。 2月最終週の日経平均は、週間で、2243円安と3週続けての下落で、下げ幅はリーマンショック直後の2008年10月6日〜10日以来の大きさでした。 また、2月の日経平均は月間で2062円安と、2ヶ月連続で下落し、2018年12月以来の下げ幅となりました。 2月17日、日経CNBCの番組、ラップトゥデーの冒頭で、私は、「12日に過去最高値を更新した後もそこまで大きく崩れないアメリカ株

          新型コロナウイルスとマーケット

          サンリオ

          サンリオが21日、新型肺炎の感染拡大を防止するため、東京多摩にあるサンリオピューロランドと、大分県のハーモニーランドを翌日から3月中旬まで臨時休館すると発表しました。 このような事態を初めて聞き、新型コロナウイルスの深刻さを感じましたし、来場客や従業員への感染拡大を懸念してトップが勇気を持って迅速な判断をされたと思いました。 新型コロナウイルスを巡る日本の今の状況は中国の人たちから心配されているようです。 今の日本の危機感の無さが、武漢の最初の頃に似ているそうで、はじめは他

          サンリオ

          温める

          暖冬のため、あったかグッズの売れ行きは低調になっていると思われますが、 私はこの冬、感心する商品との出会いもあり、お世話になっています。 ひとつはワコールの商品。 就寝用のあったかグッズは流石で、 私はこの冬2つほど購入しました。 手触りもよく、暖かく、ある商品にかぎってはどこのお店にいっても売り切れで、ネットでも在庫切れになっていて驚きました。 続いて、あったか毛布。 こちらも肌触りの良い素材とデザインを重視しました。お気に入りの毛布で、気持ち良く夢の中にいざなわれます。

          波乱の1月相場

          1月の日経平均は、月間で451円安と、 5ヶ月ぶりの下落となりました。 また、1月最終週の日経平均は週間で、622円安と2週続けての下落でした。 2020年の年明けから、アメリカによるイラン攻撃をきっかけに下落するなど、中東情勢、トランプリスクに身構えました。 その後は、米中貿易摩擦がいったん休戦モードになり、日経平均も20日月曜日に昨年来高値をつけました。 しかし、バブル崩壊後の最高値2万4270円を目前にして調整することに。30日木曜日には、3ヶ月ぶりに2万3000円を

          波乱の1月相場

          人間の可能性

          まもなく2019年が終わります。 今年は大納会が30日でしたので、きのうまで仕事をしていて、今日はもう大晦日で驚いています。 今年も1年あっという間だったなーと感じています。 今年も、テレビ東京の「昼サテ」や、日経CNBCの「ラップトゥデー」「日経ヴェリタストーク」を見て下さって、本当に有難うございました。 みなさまに少しでもよりよい番組をお届けできるようにという思いで、チームみなさんの力をお借りしてやってまいりました。 来年もまたワンチームでよりよい情報をお届けできるよう精

          人間の可能性

          2019年相場

          2019年相場が昨日終了しました。 大納会の終値は、2万3656円。 181円安と続落し、安値引けとなりました。 30年前、平成元年の大納会の終値は、 3万8915円と過去最高値でしたので、令和元年も少し期待していましたが、なかなかここから一段上にいくだけの買い材料は見あたらないということなのでしょう。 とはいえ、年間で日経平均は3641円高と、2年ぶりに上昇し、大納会の終値としては、29年ぶり高値で終えました。 米中の一旦の休戦モードで、アメリカ株は過去最高値を更新。日経

          2019年相場