巣篭もり

コロナ禍の中、株価は戻り歩調を強め、日経平均は3ヶ月ぶりの高値をつけ、2万2000円を伺う展開に。
東証マザーズ指数に至っては、1月の年初来高値を更新しています。
どんなところが買われていたかというと、新興市場で目立つのは新型コロナウィルスを材料としたバイオベンチャー系や、オンライン診療、AI=人口知能の銘柄で、売買代金ランキングの上位に軒並み顔を出していました。

東証1部では業績をみつつ、経済活動の再開期待で買い戻される銘柄もありましたが、やはり息の長い上昇が見られたのは、外出自粛をきっかけとした巣篭もり銘柄で、飲料など食品の一角や、通販を支える宅配の銘柄などは年初来高値を更新していました。オイシックス・ラ・大地は、食材宅配サービスを手掛けている会社で、外出自粛や在宅勤務が増える中、食材を手軽に取り寄せて家で料理を楽しめるということで、新規の会員が増えているというニュースを好材料に1年4ヶ月ぶりの高値水準を回復しています。
スーパーに足を運んで、自分の目で食材を選ぶのも楽しいですが、袋につめて、お家まで運ぶと結構体力を使い、疲れますよね。
今回のことをきっかけに、より一層、便利な食材宅配サービスを利用する方は増えるような気がします。
実際、私の周りでも、こうした食材宅配サービスを利用する人が増えていて、私自身も利用してみようかと、考えているところです。

そして、巣篭もり銘柄の代表格といえば、ゲームです。
ゲーム関連株の一角にも引き続き買いが向かっています。
私は子供の頃、マリオなどを少ししたくらいで、焦らされるし、すぐにゲームオーバーになるしで、戦いに興味も持てず、夢中になることはありませんでした。
そんなわけで、どちらかというとゲームに関して苦手意識を持っていたのですが、任天堂スイッチで、話題のあつまれどうぶつの森にデビューしてみたところ、ゲームへの意識がガラリと変わりました。

無人島で、自分の分身が島の物を集めてDIYをして自分らしいお家を作ったり、魚釣りをしたり、化石を採掘したり、物を売ったり、買ったり、島の仲間たちとユニークな会話をしたりして、そこにはなんとものんびりのした平和な時間が流れていて、とても楽しく過ごせるのです。
様々な世界が広がり、好奇心をくすぐられます。
それに、このゲームにはシェアの精神が色濃く、アイテムをシェアするのはもちろん、ゲームの中で私に良い出来事が起こると、島民となった動物の仲間たちが一緒に喜んで、お祝いしてくれるのです。
何気ない会話も面白く、流石、関西企業と思います。
ゲームを進めるうちに、ちょっとしたことでも仲間に褒められたり、励まされたりして、なんだか自信を持てたりもします。
また音楽も、ゆったりと軽やかな曲で、聞いているとリラックスでき、癒されるんですよね。
コロナの影響で、外出自粛をする中、アメリカでは若者中心にメンタルがまいってしまってる人も増えているようで、それをふまえてネットフリックスは心を癒す作品を作っていくことを発表したりしていました。
「心を癒す」というのはwithコロナ、afterコロナの世界で、大きなテーマになっていくと思いますね。
任天堂の今期の業績予想は減収減益でしたが、このような要素を持ったゲームですから、日本だけでなく、まだまだ世界での売り上げが見込めるのではないかと感じています。供給懸念は頭にいれつつ、今後、業績の上方修正があるのか注目したいです。



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