給付金でワンちゃんを

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60842270W0A620C2EN2000/

先日日経CNBCの昼エクスプレスの「深読み・先読み」というコーナーで、大川コメンテーターがこのネコノミクスについてお話しをされました。

番組の中では時間がなくてお話しできませんでしたが、
私は今年に入ってから犬を飼っていて、ペットショップに行く機会が増えてるのですが、ネコだけではなく、実は犬を飼う人もここにきて増えてきているようです。
ペットショップの店員さんによると、コロナによる外出自粛Stay Homeで、学校が休みになったり、在宅勤務をされる方が増えたりで、家族で家にいる時間が増えていることや、給付金の効果もあり、犬を飼う人が急に増えていて、子犬の供給が需要に追いついていないということでした。

また、別のペットショップにいくと、
お店のケージの中に子猫ちゃんはいるのですが、ワンちゃんがいません。。
犬は？と、お店の方にお聞きすると、コロナ禍の中、犬の需要が急速に増えていて、全て売れてしまって、いま犬が入ってきていないということでした。
お店の中にワンちゃんが1匹もいないペットショップはもう1店舗ありました。

また、その他のペットショップに行くと、子犬の値段が高騰していて、話を聞くと、やはりコロナ禍で、家時間が増えたことで、子犬を飼うご家族が増えているため、需要に供給が追いつかず、値段が前の2倍から3倍に上がっているということでした。
1人10万円の給付金を家族で合わせて、犬を飼う人が増えているようです。

そんなことを実際に見たり、聞いたりして、マーケットを見てみると、、
ペット関連株が買われる動きがみられていました。

以前のnoteにも書かせて頂きましたが、3月期決算では、ペット保険のアニコムホールディングスは今期増収増益予想で、5月に高値をつけています。足もと一服していますが、こうして足もとで需要が増えていることを考えると、今後の推移をさらに期待してみていこうと思います。

その他、ユニチャームは年初来高値をつけていますし、少し前はペットのミルクなどをグループで扱う森永乳業なども年初来高値圏ですし、明治HDや、味の素もペットのヘルスケア用品などを扱っています。
コロナ禍で中食も増えて、健康志向も強まっていますし、ディフェンシブ関連株にもなります。ペット関連という買材料も加わってこうした株価の今後は楽しみかもしれません。

そして、もう一つ、こうしたニュースも見つけました。

https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL26HCL_W0A620C2000000/

ペットフードは19年から値上げもしていて、上昇しているという所に注目しました。
ペットフードもいろいろありまして、オーガニックなど、身体に良さそうなドックフードがたくさんあります。
それに、犬の洋服も売れているようで、私も先日はじめて試しに1着購入しましたが、着せてみるととても可愛かったので、また買いに行くと思います。

因みに、犬も泊まれるホテルや、キャンプのできるコテージなどはもう予約がいっぱい入っています。
しばらく私は行きませんが、調べてみて、皆考えることは一緒だなと、嬉しく感じました。
国内の感染者は増加傾向ですし、ホテルや観光業はしばらく厳しいとは言われてますが、こうした自然の中の癒し空間を提供できるホテルなどは人が意外と早めに戻っていくのではないかとも考えました。
先日、noteにも書きましたが、オープンハウスの売り上げが月次で好調でした。
家族で家にいる時間が増え、部屋数が多い一軒家に動きがあるようだとお伝えしましたが、それに加えて、
家族で、犬を飼い、一軒家に住むという幸せな家庭像を描いていらした方が、いまコロナをきっかけに実際に動き出したのかもしれないとも考えました。

このコロナ禍で、人々ははじめての体験をいくつもするようになり、緊張の日々や、急な変化に心も身体も疲れ気味になっていると思います。
実際、製薬会社の調べで、コロナにより、精神に影響がでてきているという結果も公表されています。

ドッグセラピーとも言われますが、本当にそうだなと思います。犬がいると、とても癒され、穏やかな気持ちになるんですよね。

これまでnoteで、コロナにより、人々は癒しをさらに求めるようになるのではというお話しをさせて頂いてきました。前回は任天堂の「あつまれどうぶつの森」もその一つだと思いましたが、
このコロナで、犬の人気は改めて高まりそうです。
今年はワンちゃん関連に大注目です。