地球さん、いつもありがとう。

先日、天気の良い日に、
日本経済新聞社の社食の窓際に座って、太陽の光りを浴びながら昼食をとり、
皇居の森を眺めていた時のことです。

「太陽の陽射しを浴びて、緑が萌黄色になっていて美しいなぁ。徐々に5月の色に変化してきてるなぁ。。
人間は今、新型コロナウィルスという見えない敵に怯えているのに、
木々や花など植物たちは新型コロナウィルスなんてなんのそのって、感じなんだろうなぁ。
凄いなぁ、逞しいなぁ。。」

そんなことをひとりでぼんやり考えていたら、友人からLINEがきたので、
そのことを伝えてみると、
友人からこんな言葉が返ってきました。

「植物は地球に優しいから、地球がおこらなかったんだよ。そんなコラムを少し前に読んだのもあるけど、そう思う。」と。

私はハッと気付かされました。
当たり前のように、普段の生活を送っていましたが、私たちは地球に住んでいるのです。私たちも植物と同じように地球上で生かされているのです。

友人の言葉に、確かにそうだなと改めて地球に感謝の気持ちを持とうと思いました。

その5日後、シンクロニシティーが起きました。
日本経済新聞の朝刊一面に掲載されていた、日本電産の永守会長のインタビュー。流石、素晴らしいコメントで、思わずスマートフォンで写真を撮り、ファイリングしました。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58252910Q0A420C2SHA000/

この記事は多くの方が様々な視点で取り上げられていたと思いますが、特に私が注目した部分は、記者が、「経営者がコロナ終息後を見据えて備えるべきことは」と、質問したことに対する永守会長の答えです。
「利益を追求するだけでなく、自然と共存する考え方に変えるべきだ。地球温暖化がウイルス感染に影響を及ぼすとの説もある。自然に逆らう経営はいけない。今回は戒めになったはずだ」
と仰っられていました。

自然と共存する考え方。やはりコロナをきっかけに、これからは個人や社会や企業が、さらに取り組んでいくべき道だと改めて思いました。

また、記者から国境をまたいだサプライチェーンの分断で、グルーバル化の限界を問われると、永守会長は「逆で、もっともっと進む」と、お答えになられていました。
利益至上主義で展開していた発想がここでも変わってくるという意味のようにも私は捉えました。
その国で働く人や家族のことを考え、
寄り添う気持ちを持つ。そういう経営に世の中が益々変わっていきそうな予感がしました。

今回の新型コロナウィルスは世界中に広がりました。
海外のニュースをみながら、
その国の人々は大丈夫だろうかと心配し、家族を失い泣いてる方や、奮闘している医療従事者の姿をみて、祈りを送っていました。
そして、アメリカやヨーロッパに住む友人に心配でメールした時に、離れているようでも地球はひとつ、繋がっているんだということを改めて思いましたし、地球という星をすごく実感しました。

先日公表された、3月の有効求人倍率は3年半ぶりの低水準となり、解雇や雇い止めは2000人増えていました。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58566800Y0A420C2MM0000/

コロナが長引けば長引くほど、国内景気はさらに悪化し、これから多くの企業が存続の危機に立たされることになるのかもしれません。
厳しい環境の中ではありますが、経営者には、契約形態に関係なく、会社で働く人やその家族にまで想いを馳せて雇用や所得をできる限り守り、様々な発想で国難を明るい未来に変えて頂きたいと思います。
そして、政治がしかり会社や国民をサポートしてほしいです。

この局面をどのような思いを持って乗り越えるのか、人は試されていますし、
今、地球人が進化する時がきているように感じています。
これ以上大切な人を失わないためにも、人間はもっと変わらなければなりません。

自分自身もこの局面で、できるだけ頭と心を柔軟にして、愛を持って生きたいと思います。

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