夏凪夕子

普段はただの会社員。思ったこと、経験したことをつらつら書きます。本を読むこと、絵を描く…

夏凪夕子

普段はただの会社員。思ったこと、経験したことをつらつら書きます。本を読むこと、絵を描くことが好きです。最近はK-POPアイドルにはまっています。統一感なく、あれこれ好きになりがちです。

最近の記事

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チャットサイトで出会った物書きさんとの出会いと別れ

9年も前の出来事を、少し大げさですが、宝物のように今も心に閉まっています。 でも、急に話したくなったので、書いてみることにしました。29歳になる私が、夏が近くなると毎年思い出す、ネットでのとある小さな出会いと別れについて。 * 自宅のパソコンでネットが出来るようになったのは、みなさんいつ頃なんでしょうか。私は2005年、当時14歳、中学2年生の頃でした。 それまでは、インターネットは学校のパソコンか、友達の家でしか出来ないものでした。それが、14歳の時に自宅でもインタ

    • 片付けながら

      片付けがとても苦手だけれど、最近は休日のたびにほんのちょっとだけと決めて、ちまちま片づけている。断捨離目的で某フリマアプリを始めたけれど、ぽつぽつと売れるとそれも嬉しくて、亀並みのペースの片付けも地味ながら捗ってる。 本棚や引き出しにあるものを整理していると、そこにはかつての自分が好きだったものや大切にしていたものが溢れかえっていて、懐かしい気持ちになる。だけど、全部は残せないから、ちょっとずつ捨てていく。捨てる基準(というほど明確なものはないけれど)は、ざっくり言うと、こ

      • 友だちがいない

        新年早々、悲しくなるようなテーマで書かなくても…と思うけれど、いただいた年賀状でちょっぴりダメージを受けてしまい、タイトルにつけた「友だちがいない」ということがグルグル頭を駆け巡るので、こういう時は書き出してみようと思った。 友だちがいないということについて、30歳を迎えたあたりからよく考えるようになった気がする。正しく言うと、友だちはいるのだけれど「気軽に会って遊ぶような友だち」がいなくなった、かもしれない。以前読んだ朝井リョウさんの著書『どうしても生きてる』で、こんな文

        • やけになれない

          ちょうど一週間前の今日だった。 みんな勝手なことばかり言う。みんな自分のことばっかり。みんな、みんな、好き勝手しやがって。むしゃくしゃする。 周囲が自分本位で動くことにとてつもなく怒りの感情が湧いて、会社を出る頃には心臓がバクバクしていた。いや、ボコボコと沸騰していた、のほうが正しいかもしれない。マスクの下では歯を食いしばって、少しだけ鼻息が荒くなるような、変な呼吸をしていた気がする。 だけど、私はその怒りを綺麗に表現できないし、普段からそういう気持ちを抑えているので、どう

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        チャットサイトで出会った物書きさんとの出会いと別れ

          愚直

          今はまだ時期ではないから、もう少し待ってて、とか。もうすぐ時期になるから、その時は声を掛けるから、とか。そういう言葉に弱い。 そうすると、私は「時期っていつだろう」と思いながらも、じっと待ってしまうのである。明確な時期が分からないけれど、時期になったら呼ばれるはずだからと思って。 けれど実際には、呼ばれないことはままある。呼ばれずに「今回は縁が無かった」というような、遠回しなお断りや落選を告げられる。それはショックでありながらもまだダメージは少ないほうで、酷い時は当事者では

          静かに淡々と変化してゆくもの

           もう、無邪気にはしゃいでいたころの私たちではないんだなぁということを実感して、たった2時間程度のランチに疲れてしまったのはここだけの話。昔は2時間じゃ到底足りなくて、朝から晩まで話していても時間が足りなかったのに。  久しぶりに高校時代の友人と会えることになり、ホテルのランチビュッフェに行ってきた。ここ3年くらいの間に、集まる場所は街中のカフェやご飯屋さんからホテルのレストランに変わった。昔は街中で待ち合わせてランチして、そのまま適当にお店をブラブラ見て、足が疲れた頃にカ

          静かに淡々と変化してゆくもの

          小さいけれど新しいことが出来た日

          昔から、新しいことを始めるのを躊躇いがちな性格で、無難を選んできた私ですが、そのくせ心の中では新しいことを始めたい、挑戦してみたいと思っていて、心で思っていることと行動が一致しないという人生を過ごしてかれこれ二十数年程が経ちました。 もう30歳なのですが、こんな私がいきなり変わることは難しいだろうなと思いつつ、でも、なんかこのまま無難なのも嫌だし、やってみたいことがあるのに何もしないのもダメな気がすると思うこの頃。いきなり突拍子もないことは出来ないので、ひとまず日常からじわ

          小さいけれど新しいことが出来た日

          今日のできごと

          朝起きた時から気分が沈んでいて、雨だし、そう、すごい雨だし、多分今日はずっとこんな気分だろうなと思って電車に乗った。案の定、そんな1日だった。とりあえず梅雨のせいにしてみたけれど、気分は晴れなかった。 仕事が終わってエスカレーターに向かったら、同じフロアの別会社の人がいた。妙に顔見知りなので、お疲れ様です、と言ったものの会話が無いのが気まずくて、エレベーターをちらりと見た。まだまだ来そうに無くて、耐えかねて、ちょっとトイレ行ってこよう、みたいな、あなたと二人で待つのが気まず

          今日のできごと

          【話】髪を切った日の話

          髪を切ったところで、何も変わるわけではないんだけれど、それでも私は、1年間紆余曲折しながら地道に伸ばしたセミロングの髪の毛を、ばっさりと切った。 「ボブくらいじゃなくていい?結構短くなるけど」 オーダーした髪型がそれなりに短いショートヘアだったせいで、長年担当してくれている美容師の金子さんが一応断りを入れるように確認した。 「いいです。ボブだとすぐに伸びちゃうので。いっちゃってください。ばっさりと」 「了解。じゃあ、要らない部分、とりあえずざっくり切るから」 そう言っ

          【話】髪を切った日の話

          新年のご挨拶と昨年の振り返り

          みなさま、明けましておめでとうございます。 本年もよろしくお願いいたします(いうて、noteで交流のある方ほぼいないんですがね)。 2021年が始まって早2日目。まったくと言っていいほど正月感がありませんが、貴重な6連休をまったり過ごしています(会社は12/29~1/3までがお休みなのです)。明日で休みが終わるのは非常に悲しいです…。シクシク。 🍊 新年の目標は、毎年立てたり立てなかったり色々ですが、新年の目標を立てる前に少しだけ、昨年をちょっと振り返ろうかなぁと思いま

          新年のご挨拶と昨年の振り返り

          声と触れ合う

          ホストクラブに通ったこともなければ、ホストを特別好きだと思ったこともないんですが、昔、某動画サイトで見たホストのドキュメンタリー番組が面白くて、色々見漁ってる時期がありました。 楓十座さんという大阪のホストと、陽生さんという東京のホストの売上対決はとても有名だと思いますが、ドラマチックな展開で面白いですよね。ネタバレになっちゃいますが、陽生さん優勢のまま迎えたラストスパート、終了までのカウントダウンも始まり、もうこれは勝負あったか?と思われたときに、十座さんの大口のお客様が

          声と触れ合う

          リテイク・シックスティーン/豊島ミホ

          春先に読んだ、豊島ミホさんの「リテイク・シックスティーン」についての感想です。感想を言葉にするのが苦手なので、読書感想を書くことってあまりないんですが、フォルダを整理していたら、珍しく感想を発見。感想を書いていたことすら忘れていたのですが、素直な感想が自分に響いたので、投稿しようかと。中身は、今年の5月ごろの状況です。 ※途中、作品終盤部分のセリフなど、ネタバレ的なものを含むので、知りたくない方は回れ右を‥。 🌸 いつ買ったっけ、と思って購入履歴を見たところ、2015年

          リテイク・シックスティーン/豊島ミホ

          冬香ちゃんの魔法

          中学生の頃、常設の陸上部がないくせに、春になると市内の中学校合同の陸上大会が開催されていた。それにともない、その時期になると期間限定で、本職(本当に所属している部活)と掛け持ちの陸上部員が現れる。私もその一人だった。 陸上部員に選出される理由は至ってシンプルで、中学一年生の場合は春の体力測定で成績が良かった人が選抜され、中学二年生以降は一年時の選抜組+希望者で成り立つ。 陸上部に所属しなければいけないなんて知らない当時の私は、中学一年生の春、ぽかぽか陽気の中で行われた体力

          冬香ちゃんの魔法

          気づけば秋

          またやってしまった…気づけば10月ですね(デジャヴ)。 前回の投稿から1ヶ月半。その間、なにか書こう、書きたいと思ってはいたものの、いざ書こうとすると何を書こう?となり、書くということから遠ざかっていました。 かくいう今も、とくに何か書けることがあるわけではないのですが。 なんとなく、この1ヶ月半はあまり考えることをしない、したくないと思って過ごしていたような気がします。何においても考えることが負担で、ひとまず平穏に過ごせるように、自分比でネガティブなことはあまり考えな

          気づけば秋

          【話】消えない赤ペン

          人は誰でも心の中に、初恋の人をずっと留めているって。そう言っていたのは道子先生だったっけ。結婚していた道子先生は、今でも時々思い出すらしい初恋の人について、とてもしんみりと、だけどとても特別なことのように語っていた。 今になってこんなことを思い出したのは、きっとこの間の飲み会のせいだ。私がこの歳になるまで未だに恋人という存在がいないこと、そして恋愛にそこまで興味がないということが一般的におかしいと思われている、ということに、飲み会で指摘されて気づいたからだ。それまで何とも思

          【話】消えない赤ペン

          気づけば夏

          気づけば8月になっていました。そんな8月も、もう中旬です。きっと私はこんな風にして、気づけば50歳になっていた!なんてことを言って生きてそうな気がするぞ。 ■ 私はPCからしかnoteを見ません。ですが、PCを立ち上げることが日々の中でそんなに多くないので、必然的にnoteを覗くことも減ります。なので、昨日久しぶりにログインして、自分の投稿したものへのスキが増えていることに、有難いやらびっくりやらであわあわしました。 スキしてくださった皆様、ありがとうございました。コメン

          気づけば夏