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能天気を恥じお詫びします
“ロダン”とすべきところを“ゴッホ”と書いてしまった。拙著「銀河鉄道の夢」(梨の木舎刊)の「少年」中(17ページ左から7行目)である。発刊から18カ月もたってそれに気づいた。羽田ゆみ子社主に相談し、梨の木舎のホームページへ載せるエッセーに、詫び文を加えたらどうかとアドバイスをいただいた。後悔と、汗顔の思いでそれに従う。
小説は、少年が中二の時、新卒でクラス担任になった小林亘(わたる)先生にふ
④国民の安全は戦争をしないこと~佐久・望月―式部からの発信~鳴き続ける蟋蟀でいたい(農民作家・飯島勝彦)
本稿の初回は、「国を守るならば、軍備ではなく、防災と食糧自給を急がなければならない」と、少々大袈裟に振りかぶってしまった。この国のあまりにも情けない政治に、業を煮やした蟋蟀のひと鳴きだったが、元日に虚を衝くような能登半島地震が起きた。
2回目にそのことを書き、前回は食料不安について書いた。「食料・農業・農村基本法」を改定するというのに、国内自給率の目標を削除し、輸入と、あろうことか輸出の伸長を
②元日の能登半島大地震――「国民の安全を守る」とは? 佐久・望月―式部からの発信~鳴き続ける蟋蟀(こおろぎ)でいたい(農民作家・飯島勝彦)
元日の能登半島大地震――「国民の安全を守る」とは?
元日から大変なことが起きてしまった。
新年の初日を家族で祝う夕餉前の団らんを、突如震度7の大地震が襲った。
能登半島では群発地震が続いていて、この2年間も毎年震度6前後が起きてはいたのだが、これほどの激震に遭ったのは初めてだという。
長野県東部にあるわが家(県地図の諏訪湖から軽井沢に直線を引いた中間点)でも、居間に掛けた鏡が左右に大きく揺