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⑥「農民文学会」70周年に思う 不思議を辿り道中の落とし物を拾う~佐久・望月―式部からの発信~鳴き続ける蟋蟀でいたい(農民作家・飯島勝彦)
私が会員になっている「日本農民文学会」が、今年創立70周年になった。年3回発行する会誌(春・秋・冬)の秋号(9月)と冬号(1月)を記念号とし、会員の「農への思い」を特集するとあり、6月の締切日までに規定の原稿用紙5枚弱を送った。 会は昭和29年(1954年)11月の創立。翌30年4月の総会で初代会長に和田伝がなっている。同年5月に会誌「農民文学」を創刊。8月の第2号に「農民文学賞」の創設を発表。31年から現在まで毎年続いている。 私が入会したのは平成14年(2002年
②元日の能登半島大地震――「国民の安全を守る」とは? 佐久・望月―式部からの発信~鳴き続ける蟋蟀(こおろぎ)でいたい(農民作家・飯島勝彦)
元日の能登半島大地震――「国民の安全を守る」とは? 元日から大変なことが起きてしまった。 新年の初日を家族で祝う夕餉前の団らんを、突如震度7の大地震が襲った。 能登半島では群発地震が続いていて、この2年間も毎年震度6前後が起きてはいたのだが、これほどの激震に遭ったのは初めてだという。 長野県東部にあるわが家(県地図の諏訪湖から軽井沢に直線を引いた中間点)でも、居間に掛けた鏡が左右に大きく揺れ、炬燵にしがみつく時間が20~30秒間続いた。東日本大震災では庭へ飛び出したが