見出し画像

書いて発信して人生を10倍楽しむ!

自分の人生に「書くこと」を取り入れて、ちょうど2年になる。
2022年のお正月にやりたいことを書きだした。そこに「電子書籍3冊出版」と書いていた。そんな私のアンテナが感知して引き寄せたのか、2年前に電子書籍出版を目的とする3ヶ月のライタースクールに入った。仕事でメールや書類を書く経験はあったが、初めて「自分が書きたいことを書く」世界に飛び込んだのだ。

3ヶ月の受講を経て、2022年7月にKindle(Amazonから出す電子書籍)を出版。2万文字以上で1つのテーマについて書くことに、すっかりはまった。一度だけ企業からの案件でエッセイを納品したことがあるが、3千文字ではなく、書きたいこと、読者にお届けしたいことを文字数を気にせずに書けるKindleに惹かれた。ちなみに、過去に出版したKindleの文字数は約2万~7万文字だ。執筆をつづけて現在トータルで5冊を出版に至る。

また、旅好きなので、いいところを発見したらnoteに書いたり、子育てで心が大きく揺れる場面があれば同じくnoteに書いたりと、短い記事も不定期に自分のペースで書いている。この2年間、書くことが私のライフワークとなり、人生の一部になった。

ライター生活2周年を記念して、「書くことでどんないいことがあったか」を振りかえってみた。


①人との交流が増える

noteでもKindleでも、自分から発信することで、それを読んで「いいね!」をつけたり、「レビュー」を書いてくださる方がいる。私の場合は、Kindle出版をするたびに、出版のお知らせを、友人、親戚、ライター仲間にするので、そのタイミングで会話も生まれる。

自分だけの日記にするのではなく、「自分が書いて発信する」ことで、それをキャッチして読んでくださる方がいる。Kindle作家どうしであれば、お互いの作品を読んでいる場合は、かなり深い話ができる。ライター活動を始めて、人の輪が広がり、人生が豊かになったと感じている。

②自分の専門や経験を社会に役立てることができる

私の本業は外国語講師で、日本人に英語を、外国人留学生に日本語を教えている。「たくさん英語を勉強したのに、英語が話せるようにならなかったではなく、英語を勉強した時間分だけ英語力をつけてほしい」「自分が中1の最初の英語の授業を教えるなら、何を最初に伝えるかな」と考えて書いたのが、1冊目の 『英語&日本語講師の母親が中1息子に伝えた超シンプル英語学習法』だ。

「私には専門なんてない」とおっしゃるかもしれないが、すべての人に人生経験がある。現在、中3と小5の息子を育てており、たまたま長男が不登校になって長期化したため、太陽を浴びさせたくて、夏休みに約1ヵ月間マレーシアに滞在することにした。1回目の滞在で、家族4人がすっかりマレーシアのとりこになってしまい、まさか2年連続で夏にマレーシアに滞在することになるとは人生で予測していないことだった。

偶然の流れでマレーシアに行くことになり、事前リサーチをすると、マレーシアが日本人の海外移住先で人気ナンバーワンということが分かる。それならマレーシアのことを知ってもらえるように、本にまとめたいと思った。2冊目と5冊目は、自分たちの経験やリアルな声をたくさん盛り込み、マレーシアの生活と旅に必要な情報をつめこんだ。

さらに、私の人生の中では、留学経験が自分の財産だと思っている。そこで、留学に興味がある方に向けて手引書を制作したいと思って手掛けたのが「世界一わかりやすい海外留学ガイドブック」だ。

図書館で留学関連の本を全て借りて読み、ウェブでリサーチしたり、留学説明会に参加したりして情報収集し、最近の日本人留学生に取材して、執筆して世に送り出した。一番時間をかけた本で、企画から出版まで約1年間、7万文字の情報量になった。

③海外とつながることができる

英語で執筆すれば、海外とつながることができるし、海外に何かを売ることだってできる。私の場合は、2022年の暮れ頃から、友人や、友人の友人が関西に来るからお勧めの場所を教えてもらえないか、と聞かれることが度重なった。「ニーズがあるなら、関西の情報をまとめてKindle出版してしまおう!」と思ったのが、英語版の関西ガイドブックだ。

英語で発信するのが苦にならないなら、もしくはチャレンジしてみたいという意欲があるなら、意外と簡単にできる。というのも、ChatGPTをはじめとするAIや翻訳ソフトを活用することもできるからだ。手軽なところではSNSで、まとまった情報を届けたい場合は、Kindle出版がお勧めだ。Amazonは世界的に広く展開しているので、Amazonを利用できる国では、Kindle(電子版)や紙の本を購入してもらえる。

④自分を癒すことができる

我が家の子育ては長男が不登校で次男が別室登校(教室以外の部屋に登校)というイレギュラーなものだ。そのような状況をnoteで文字化することで、それを支える母親である私のメンタルが安定している。書くことにセラピー効果があるようだ。書くことは、自分の心を文字で外に出すこと。書くことで人は冷静になり、客観的になることができる。

現在長男は中3だが、小6の7月に急にパワーダウンして、それ以来学校に行っていない。強いHSC(人一倍繊細な子ども)で大勢の中で回りに合わせるのに疲れたのかもしれない。学校の先生方の愛のあるご対応で、無理に学校に行かせようとせず、本人の希望通り、オンラインで毎日授業を受けている。少しずつエネルギーや心の状態が安定し、中2から本人の意思で課題提出までできるようになった。

例えば、そのようなことを文章にすると、「息子たちが普通に学校に行けていない」という学校という枠や視点ではなく、本人に視点がいくようになり、結果的に「本人なりに頑張っているな」とプラスに考えられるようになった。

何かストレスに感じていることや悩んでいることがある人は、書いてみることで、状況を客観視できるようになり、ラクになるかもしれない。

⑤おこづかいを稼ぐことができる

最後に、少なからずモチベーションとなるのが、Kindle出版から入る印税だ。私は活用したことはないが、有料でnote記事の販売もできる。

印税額が気になるところかもしれないが、出版した本が「ロングセラー」(どこかのカテゴリーでベストセラー1位をキープ)になると、かなり懐に入るようだ。残念ながら私は未経験だ。安定して印税収入を得ている人の共通点として、複数冊のKindleを出版している。

私の場合は、印税収入が月に数千円のときが多かったが、4冊目を出版してからは月5桁以上が安定している。

どうやったら印税が上がるかは実にシンプル。「質の高い本を世に送り出す」ことと「出版数を増やす」こと。読後に「いい本やった。ためになった。レビューを書こう!」と思って頂けるか。いいレビューが頂けると、それをもとに読もうとする新たな読者が生まれる。

「印税のおこづかいで、どこに旅行に行こうか、何を食べようか」と考えるのが楽しいので、印税収入が止まらないように、これからも書き続ける。

最後に

たまたま「電子書籍を出版したい」という思いに沿って行動開始し、書き続けたら、最初に予測していなかった素敵なことがたくさん起こっていた。「書く」ことは、場所や時間を選ばずできるので、私のように子育てでバタバタしている方でも、介護で自分の時間を取りにくい方でも、取り組みやすい。自分のペースで書いて、人生を10倍楽しみませんか?


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?