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離職率が高いFCの原因の9割は経営者

フランチャイズビジネスに加盟して、スタッフがなかなか定着せず採用コストばかりかかって大変・・・。もしくはオーナーがほぼワンオペでなんとか切り盛りしているという店舗のほとんどの原因が経営者にある、という話をします。

これまでに250社以上の店舗経営支援をしてきました。半分以上がフランチャイズビジネス加盟店(企業)です。

この経験から断言できるのは、人手不足は店舗ビジネス全般に言える現象(人材難)ではなく、経営者のあり方に問題があると言えます。

なぜなら、経営者が適切なコミュニケーションをスタッフと重ねている店舗はやめないからです。

むしろ自分自身が辞める時に大学生あればゼミの後輩に引き継いだりと採用コストをかけずに済むことがあります。

つい先日も大阪の当社クライアント店舗でも1人の大学生から3名のスタッフを紹介してもらいました。全員ゼミ生です。ではなぜ紹介してもらえたのか?

単純に良い会社だからです。働きやすい店舗だからです。これに尽きます。

スタッフの友人がアルバイトを探していれば「うちで働きなよ、店長に聞いてみるから」と言ってくれるって最高じゃないですか?

ここで交わされる話の中に「時給いくら?」は二の次であって働きやすい環境にあるということと成長できる環境など本人が就業しながら得たスキルを友人に話します。

実際に入ってきた新スタッフが「ここ1年で●●(友人)がものすごい自信ついていてお店の店長やスタッフの話を楽しそうに話す姿を見て興味を持ち決めました」と面接で言っていたそうです。

たしかに、私も学生時代にABCマートでアルバイトをしていた時に、何名も中学・高校の友人をABCマートに紹介しました。あの時私自身も「めちゃくちゃ成長できる」と言いまくっていた気がします・笑

アルバイトはただお金を稼ぐ場所じゃない

アルバイトがただお金を稼ぐ場所として認識していると高時給でないと厳しいです。

しかし時給を上げるにしても業界的にも限界があると思います。ここで考えるべき視点は時給が低いから採用できない・・・定着しない・・・と考えないことです。

一度でもこの言い訳を許してしまうと採用コストは尋常じゃないほどかかります。

お金をかけてもかけても「業界的に人気ない」「もう働き手はいない」と改善することなく採用広告会社の言いなりになります。これではいくらお金があっても採用できる確率は低いし、採用しても定着率を高めるのは難しいでしょう。

FCの多くがスタート時点では経営者も現場にでます。そのため店長的機能を果たすわけですが、ここでスタッフや正社員にどう接するかがのちの企業文化に大きく影響します。

経営者の店舗スタッフにたいするあり方がそのまま次期店長のスタッフマネジメントに反映されるということです。

まさに、経営者のあり方がそのまま店舗経営に出る、ということです。

あなたがもし店舗経営者で人手不足なのだとするともしかしたら店長や店舗スタッフに対しる関わり方が不十分、もしくは間違っている可能性があります。

一度振り返ってみると良いでしょう。

私の新刊である口コミ集客術の中でもお客様に高評価をもらう前にスタッフに愛される店舗を作ろうと言っています。スタッフの職場満足度が高い組織を作ることが店舗経営において欠かせません。

ぜひお読みください。

追伸

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