ならん

ならんです。文章が苦手です。でも想像・妄想は好きです。 気まぐれにその日その日に思った…

ならん

ならんです。文章が苦手です。でも想像・妄想は好きです。 気まぐれにその日その日に思ったことを書きます。ファンタジーが好きなので、自分の頭に浮かんだ物語を書いていこうと思います。

最近の記事

気が付いたら〜1025〜

ラファ「君とネロはよく似ていたね。」 苅里「そうかもね。さて、ネロもいなくなったから龍界をなんとかしないと。もう一族の血が流れてるの私しかいないからね」 領域を出て建物の中に入る。 ラウ「苅里、どこに行くんだ?」 苅里「この世界の中心。主がいない世界は消滅するしかないから。その一族の血を持ってるのはもう私しかいないから私が主になって世界を維持する。」 書斎に入って机の上に血を流して契約をする。 苅里「(混沌界以来だよ、やったのは…)」 使用人は全部消えたので建物内はシーンとな

    • 気が付いたら〜1024〜

      優「それで尚更苅里を求めたのか…?」 ネロ「最初は魂だけだった。でもずっといるうちにそれ以外も欲しくなった。一緒に時間を過ごしたい、一緒に出かけたい、愛し合いたい、夫婦になりたい、家族になりたいって…。どんなことでも苅里だけ入ればそれは叶ってどんなものでも満たされた。俺は苅里だけいれば満たされる、苅里だけ必要だと…。ここまできたらもう白状するよ。俺はもうどこまでが自分の意思なのか分からない。いつから自分が在って、どこから苅里をここまで束縛するようになってたのか分からないんだ。

      • 気が付いたら〜1023〜

        ネロは苅里を甘く見ていたらしくちょっとくらい記憶に触れても問題ないだろうと思っていたらこんなにも事態が急変するとは思わなかった。 苅里「(夢で司書に見せてもらわなかったらもうだめだったかもしれない…)」 そう、苅里は記憶を取り戻したのは夢で待ち構えてた司書のおかげだった。 今回の行動はハル達が司書にも念の為伝えていたのだ。 司書「苅里様、お久しぶりです。いきなりですがあなたには本当の記憶を見せます。」 苅里「私の…?今のは違うの?」 司書「違います。それは偽物です。本物はその

        • 気が付いたら〜1022〜

          ネロ「はは、目から沢山血が出てるね。でも俺君たちの血を舐める趣味はないから放置するよ。俺が飛ばすまで回復なんて出来ないからね。」 ネロは面白そうにして言う。 ネロ「耳も共有してるよね?そこを潰したら会話も出来なくなるからそのままにしようか。どうせ君達苅里と別れた時の話をするつもりだったんだろう?君達って馬鹿だよね。それを苅里がしてないって絶対に信じていれば俺に取られなかったのに…。まあ俺が仕組んだことだけど。」 ランカ「あんたがしたのか!そこまでして苅里を奪うのか!」 ネロ「

        気が付いたら〜1025〜

          気が付いたら〜1021〜

          苅里「夢の時の…なんだっけ。ヤバイ人の隣にいた人!使い魔だったの?」 須玖「へ?ヤバイ人…?」 スグル「誰のことだ?」 ロキ「そいつはもう放っておけ!本人が可哀想すぎる!」 そのころのラウは来人を見ていた。 ラウ「お前、ヤバイ人で定着されてるぞ。あの時の言動が原因だな」 ロイ「来人、お前何を言ったんだ…?」 ロキに聞かれて来人は何も言えず泣きそうになっていた。 来人「姉さんの記憶があったらヤバイ人扱いにならなかったのに〜!」 ラウ「まあ、今だけだろう。耐えろ。」 そう言ってイ

          気が付いたら〜1021〜

          気が付いたら〜1020〜

          スグル「…ランカ、この世界に行ったことあるか?」 ランカはスグルに質問されてそれを見る。 ランカ「ああ、この世界もしかしたら行ったことあるかも。両親がまだ一族のトップしてた時の挨拶回りとかでね。なんで?」 スグル「いや、なんとなく勘でいる気がしただけだ。それだけだ」 ランカ「過去に行ったことあるなら俺飛べるから確かめに行く?まあ違ったらあっても怒られるくらいだし。他は?」 優「ここをパーティー以外で留守にするわけにいかないからな。俺は行けない」 ロキ「俺は影からついて行って良

          気が付いたら〜1020〜

          気が付いたら〜1019〜

          3ヶ月後。 苅里「うん、今回の世界の主のパーティーは欠席しよう」 ネロ「気分?」 苅里「ううん、調合師の昇格試験と日程被ってるから。時間は問題ないけど面倒いからパーティーは休む」 ネロ「ええ!じゃあ俺だけ出席じゃん!絶対暇!俺も欠席する!」 苅里「この前ドラゴン界の主に出席するように言われてなかった?怒られるよ?」 ネロ「あいつ保護者みたいに言ってくるんだよ!出たくない!だって苅里1人なるじゃん」 苅里「それくらい分身達と待ってるから大丈夫だよ。ほら、参加してよ」 そう言って

          気が付いたら〜1019〜

          気が付いたら〜1018〜

          リュウ「じゃあ苅里が逃してくれたんだね!?良かった…」 于露「あえて参加者として入ってそれを行っていたのは俺も知っていた。黙っていてすまなかった」 ウアン「俺もだ。済まなかった」 2人に謝罪をしてリュアが聞く。 リュア「2人が無事なのは良かったが苅里がそっち側で招かれていることに俺は怒りを感じるけどな。断ればいいだろう!」 スイリ「リュア、そうしたら今回みたいにシイナや他の妖怪達を惨いことをさせずに出来る機会を失うんだ。あいつが動くだけで何十人も命が助かる事がいるんだ。」 于

          気が付いたら〜1018〜

          気が付いたら〜1017〜

          400年後。 ネロ「苅里起きようか。時間だよ」 苅里の目が開いてネロを見る。 苅里「なんか結構あっという間だった…」 ネロ「こっちはそこそこ長く感じたよ。起きるのを待ってたよ。今日は庭で過ごして明日くらいに買い物に行こうか。来週にはファウのところに行けるようなら言っておくけどどうする?」 苅里「うん、そうする。ネロと久々にここで過ごすのはダメ?」 ネロ「ふふ、それでもいいよ。苅里の好きなところも牙でやってあげるからね。寝たりしないでよ?」 苅里「う…自信ない」 そう言ってネロ

          気が付いたら〜1017〜

          気が付いたら〜1016〜

          苅里「ZZZ…」 ネロは睡眠を妨げない程度に苅里に触って目の下を撫でる。 ネロ「君は生きてるうちにこれを何度も繰り返すんだね。その間俺はどう過ごせば良いのか分からなくなりそうだよ。君がいなかったら俺は周りに何も感じないんだ。ただ生きてるようにしか思えないよ…。でも君が起きたら俺も笑って迎えたいから頑張らないと。君と笑って過ごしたいからね」 またね、と言って共有の領域を出てネロは自分にできることをして行った。 イルキ「大主同士で眠っているかどうか分からないの?」 秋季「…それ必

          気が付いたら〜1016〜

          気が付いたら〜1015〜

          さっきの薬を出されて断って女性の死体を消して聞く。 苅里「3人くらいダメになったけど追加頼むの?」 ネロ「ううん、苅里を食べるからいいよ。」 苅里「もう決定ってことね。まあいいけど」 ネロと部屋に戻って入った瞬間噛みつかれてブチブチと音を立ててそのままベットの上に倒されて肩や腹から食べられる。 ネロ「髪、伸びたね…はぁ、はぁ…切るの?」 食べながら聞いてきて苅里は切ろうと思うと話す。 ネロ「腰上、辺りに、しておいてよ…はぁ…美味しい…」 苅里「っつ…分かった…」 ずっと放置し

          気が付いたら〜1015〜

          気が付いたら〜1014〜

          店長「ネロ、そのデレデレな顔をなんとかしろ。キモい」 ネロ「だって苅里と夫婦になれたんだよ!?まあちょっと前からそうだったけど」 ビリーに言われてもネロは否定せずに緩み切った表情を戻さない。 苅里「今更すぎる気もするけどね…」 店長「客がまだくる時間じゃないから良いが、苅里妹だったんだな。今まで喋んなかったから知らなかったぞ。こいつに言うなって言われてたのか?」 苅里「まあそんな感じ。」 店長「こいつの妹なんてよく出来るな。世界中探してもきっと苅里だけだな。」 ネロ「俺も妹は

          気が付いたら〜1014〜

          気が付いたら〜1013〜

          朝。 ネロ「苅里おはよう、よく眠れた?」 苅里「うん、それいつも聞いてくるね。」 起き上がって来てネロが抱きしめれば苅里がボソッと兄さんと零す。 ネロ「俺たち結構離れた兄妹なんだから兄さんて言われてもしっくり来ないよ。久しぶりに呼んだね」 苅里「たまには呼びたくなるよ。ネロ兄さん」 ネロ「まあ時々なら許してるもんね。ほら着替えるよ」 記憶の定着は成功したようでネロは上機嫌に朝食を食べた。 ネロ「前にも言ったけど俺と知り合い以外は兄さんにするんだよ。あまり名前を知られるの嫌だか

          気が付いたら〜1013〜

          気が付いたら〜1012〜

          使用人「地下牢?あるけど苅里見たいの?今人が沢山だけど…」 メイド「見ても何もしちゃダメだよ?主は苅里の城内の行動は制限してないけど苅里優しいから人を逃しちゃダメだって言ってたもん!あ、でも数人殺すくらいなら良いって。後片付けもしてくれるなら」 苅里「案内してくれる?」 メイド「私する!それにこれから食べる所だったの!」 メイドはニコニコと笑って苅里の手を引っ張った。 苅里「(ここ、隠し扉だったんだ…)」 いつも何気なく見る苅里が地下牢に降りる階段だとは知らなかった。一段一段

          気が付いたら〜1012〜

          気が付いたら〜1011〜

          使用人「主〜!侵入者!食べて良い?」 ネロ「珍しいね、侵入者なんて。盗みかな?何が欲しいの?お金?宝石?権力?」 侵入者「そんなの要らない!お前が拐った奴の家族だ!返せ!お前主だからって住民も食べるのか!」 どうやらネロの世界の住人らしく怒りながら言ってくる。 ネロ「誰のことを言ってるのか分からないよ。だって候補がありすぎるから(笑)それに俺言ってるよね?定期的に住人を持っていって食べるって。たまたま君のところに当たったってだけじゃないの?そんなことで怒らないでよ」 侵入者「

          気が付いたら〜1011〜

          気が付いたら〜1010〜

          ネロ「苅里なんでそんなことになったの?」 苅里「知らないよ。運動するから付き合えって言われたんだもの。だから稽古場で戦った。それだけだよ」 ネロ「へぇ…まあそれなら良いよ(向こうの方だったら苅里に止められても殺しに行ってたよ)」 ネロは後半心の中で言って招待状を見る。 ネロ「今回は出ようか。服装は白い服だって。苅里の大嫌いな服だね。少しくらい柄が入っても良いと思うから着物にする?俺また作りたい!」 苅里「お好きにどうぞ。男性も白なの?」 ネロ「男性は自由みたい。俺はどうしよっ

          気が付いたら〜1010〜