気が付いたら〜1015〜
さっきの薬を出されて断って女性の死体を消して聞く。
苅里「3人くらいダメになったけど追加頼むの?」
ネロ「ううん、苅里を食べるからいいよ。」
苅里「もう決定ってことね。まあいいけど」
ネロと部屋に戻って入った瞬間噛みつかれてブチブチと音を立ててそのままベットの上に倒されて肩や腹から食べられる。
ネロ「髪、伸びたね…はぁ、はぁ…切るの?」
食べながら聞いてきて苅里は切ろうと思うと話す。
ネロ「腰上、辺りに、しておいてよ…はぁ…美味しい…」
苅里「っつ…分かった…」
ずっと放置していたがもう膝裏より若干上まで伸びていたので腰辺りまでにして欲しいと言われて、明日の午前中にメイドに切ってもらう事になった。
メイド「また髪に残ってる魔力もらっていい?」
苅里「どうぞ」
メイドが切った髪に触れると魔力を持って行ってその後の髪は影に入れる。
メイド「主もそうだけど苅里達の魔力って純度が高いから凄く美味しいの。弱くてバランスが悪いとなんか味も不味いんだよね。これは分身の私たちにしか分からないけど」
苅里「へぇ、そんなに美味しい?」
メイド「うん!主の血は私たち飲めないけど魔力なら大丈夫だから。もらいすぎると酔っちゃうけどね。えへへ」
苅里「よ、酔うんだ…」
そんなことがあるものなのかと思ったが自分達が血を飲むときと同じなのかと思った。
ネロ「うん、その長さが良いよ。こまめに切ると使用人達が魔力を取れないから俺も切る時はある程度伸ばしてからにしてるんだ。おかげで長い髪も慣れたよ」
そう言って肩下あたりまで伸びてて結んでいる髪に触れる。
ネロ「今日は買い物に行こうか。あ、苅里の下着はメイドに任せておくね」
苅里「まあ身に付けられれば良いけど…。メイドに頼むんだ」
メイド「今までも何度か買ってて変えてたの気がつかなかった?それなりの頻度で買ってるよ?まあデザインは統一してるけど」
苅里「そうだったの!?気が付かなかった…。じゃあお願い」
ネロ「そこまで意識しないもんね、苅里。はい、今日はXXX界に行ってケーキ食べ放題も行くよ!その前は同じ世界で書店に行って本を買おうね。前に約束してたし」
苅里「楽しみだね」
2人で飛んで書店に入って本を買うと軽食を食べてそのままケーキ食べ放題に行った。
パクパクパクパク…
ネロ「全部抹茶…好きだね」
苅里「美味しい〜!もっと貰ってこよ♪」
ネロ「(もう13個食べたじゃん…)」
まあ一つ一つのサイズが小さいから入るのかもしれないがネロからしたらもう十分な量でコーヒーを飲んでいた。
苅里は上機嫌に取りに行ってケーキをテーブルに置くと時間いっぱいまで食べた。
苅里「ネロ連れてきてくれてありがとう!店員さん若干顔引きつってた(笑)」
ネロ「まああの数を見たらそう思うよ…。笑顔で細身の女性が食べてたらそうなるって…」
体型を見るが全く変化はなくてどこに行ったのかと思うほどだ。
ネロ「俺も苅里の血肉ならいくらでも食べられるんだけどねぇ〜」
苅里「いつでも食べてるじゃん…。」
ネロ「まあね(笑)…苅里、なんか付いて来てる人いるから帰ろうか」
苅里「そう?分かった?」
ネロに腰を抱かれてそのまま龍界に帰った。
ラファ「…バレたようだね。ここに来たばかりなのに」
ララ「苅里以上に感知能力が高いのね。名前も聞けなかったわ。出直しね」
ラファ「だね。はぁ…早く確認したいけど接触できないね」
ララ「そうね。多分もう今日は追えないわ。ロキ達が言うには記憶も変わってるみたいだし苅里に確認できないからあの男性にしか確認できないわね。苅里…ごめんなさい」
謝罪をするが本人はもうこの世界にいないのでラファが肩を叩いて帰って行った。
ネロ「(ラファとララか。前よりかは強くなったようだけど足元にも及ばないよ)」
内心思い帰ってくれば苅里が言う。
苅里「ネロ、私最近眠たいから長期で休まないと…。今回は長いかも」
ネロ「どれくらい?」
苅里「500年くらい」
ネロ「確かにちょっと長いかもね。でも良いよ。共有の領域で休んでもらって良い?」
苅里「分かった。来週にはもう休むからまた時間が経ったら起こしてもらって良い?」
ネロ「うん。それまでゆっくり休むと良いよ」
苅里は頷いて1週間後にはそこに行って龍の姿になって長期の睡眠になった。