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気が付いたら〜1014〜

店長「ネロ、そのデレデレな顔をなんとかしろ。キモい」
ネロ「だって苅里と夫婦になれたんだよ!?まあちょっと前からそうだったけど」
ビリーに言われてもネロは否定せずに緩み切った表情を戻さない。
苅里「今更すぎる気もするけどね…」
店長「客がまだくる時間じゃないから良いが、苅里妹だったんだな。今まで喋んなかったから知らなかったぞ。こいつに言うなって言われてたのか?」
苅里「まあそんな感じ。」
店長「こいつの妹なんてよく出来るな。世界中探してもきっと苅里だけだな。」
ネロ「俺も妹は苅里だけが良いから探さなくて良いよ。他のなんて冗談じゃない」
店長「へいへい。あ、苅里。結構前に教えてもらったピザのやつな、大好評だぞ。メインメニューの人気NO,3になったぞ。あれも手作りにして作ってるから金もかからなくて助かってる」
苅里「それなら良かった。でもNO,3てすごいね。私ちょっと言ってシロップ作るのを見せただけなんだけど…」
店長「それでもこれだけの人気メニューになったんだ。ありがとうな」
ニカッと笑ってまたデザートサービスしておくと言ってくれて最後に食べて店を出た。

苅里「美味しかったね。また来たいよ」
ネロ「いつでも来れるよ。今日は午後だけの仕事だっけ?俺は先に戻ってるから時間になったら迎えにくるね」
行ってらっしゃいを言われて苅里はファウの家に行く。
ファウ「苅里〜!今からだよね?一緒に行こうよ」
苅里「良いよ、そのつもりでこっちに来たんだし。」
ファウと城に向かって隊員が苅里を見ると挨拶をして戻って行った。
ファウ「あの一件以来苅里挨拶されてるね(笑)実力を見てそれ相応の態度を取るってことだね」
苅里「私は別に気にしてないんだけどねぇ…。相手になっただけだし」
補佐官「苅里さんこんにちは。今日は俺が薬室長の手伝いをするんで研究員をお願いします」
苅里「分かった。確か近々昇格試験だっけ?私も受けようかな?」
ファウ「もう苅里なら俺と同じで良いと思うんだけどね。一番下のランクとかありえない。最初から最高ランクにすれば良かったんだよ」
補佐官「そうは言ってもそれがルールですから…。苅里さん今回受けたらどうですか?申し込みは明後日までですけど薬室長に言えばきっと応募してくれますよ」
ファウ「うんうん、名前と性別と世界をかけば良いよ。夫婦なのに混在界のままでいいの?」
苅里「うん、そのままでいいよ。今更世界を変更するのも面倒だし。このまま通しちゃう」
ファウ「君がそれでいいならそうするよ。受ける?」
苅里「うん、受ける」
そう返事をすればもう準備がしてあったのか昇格試験申込書を出されてその3ヶ所を書く。
ファウ「よし!これで苅里のランクも上がるね!」
苅里「まだ受けてないんだけど!」
決まったように言わないで欲しいと言えば2人揃ってもう受かったようなものだと言って聞かなかった。
3週間後、その試験を受けてさらに1週間後に通知が来る。
ネロ「うん、やっぱり受かるよね。次の昇格試験て勤務年数が一定に達しているか薬室長の推薦がいるんでしょ?次も受けちゃえば?ファウなら喜んで推薦するよ」
苅里「そうかな?でも次は3年後だから急がずにやるよ」
ネロ「そっか。何はともあれおめでとう」
苅里「ありがとう」
夕食に話して次に食事になる。
苅里「一瞬だからね」
人間「は、はい…」
そう言って痛みを感じさせずに殺して肉を食べるがネロの方は…。
ブチッ、グチュ…
妖怪「いやあああああ!!痛い痛いいた、い…」
そう言ってパッタリと動かなくなってネロは気にせずに食べて行く。
妖怪「わ、私こんな食べられ方するならあの人がマシよ!そっちに行かせて!」
妖怪の女性が苅里の方に行こうとするが結界に阻まれて行けない。
妖怪「こっちは嫌よ!そっちに行かせてぇ!」
ネロ「あっちに行かせないよ。何?俺に食べられるのは不本意なの?」
ネロが不満げに言えばその女性を床に寝そべらせて手足を魔法で拘束する。
妖怪「何をするの!?やめて!」
ネロ「ん〜?内緒。そこで待っててね」
苅里「(またあれするつもりなのかも…。魔法を出さなきゃいいけど)」
そう思いながら苅里は食べて行く。
ネロは食べ途中の妖怪を食べて他の人2人は廊下に出たがその瞬間使用人とメイドにボリボリと食べられて他の人は逃げられなかった。
ネロはどんどんと食べ進めて先ほど拘束した女性を見る。
ネロ「どうしようか。まずは服が邪魔だから取るね。食べるときに一緒に食べても美味しくないから」
指を鳴らせば上だけ消えて服は燃やされる。
妖怪「ヒッ!ら、雷波!敵を倒して!」
苅里「ああ、やっちゃった…」
苅里はもう食べ終わったのでそう漏らして結界を消す。
ネロ「よし、君は狂って死のうか。痛みはないよ。」
そう言って腹を撫でて開いて内臓を一つずつ撫でて行って女性は気持ち悪そうにする。
ネロ「ほらこれを飲んで。気持ち悪さもなくなってそれどころじゃなくなるから。」
蓋を開けて飲ませて梅を出して女性の腹の中に我先にと入っていって食べて行く。
ネロ「梅達、自由にしていいよ。」
女性はもうそこから狂ってケタケタ笑って手足を動かして心臓を食べ始められると叫んで笑って死んでいった。
ネロ「苅里にこんなことしても堪えそうだよね(笑)」
苅里「絶対やんないでよ?それ以前に梅が私の血に耐えられるの?」
ネロ「ギリギリ行けるんじゃない?それに血じゃなくて内臓だけにすればいいし。飲む?」