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こどもの国レポ:牧場に子どもは大満足!

【約3,200文字、写真約40枚】
横浜市にある「こどもの国」の牧場に行きました。その感想を書きます(雪印メグミルクについても少し調べました)。

結論から言うと、こどもの国にある牧場は、1)雪印グループが運営しており、馬・羊・牛などと気軽で安価に触れ合うことができるためおすすめ、2)動物が嫌いな子どもはいないため、マストで寄りたい場所です。

場所:こどもの国
おすすめ度:★★★★★
ベビーカー:レンタルあり(有料)
休館日:毎週水曜日
住所:神奈川県横浜市青葉区奈良町700
アクセス:こどもの国駅から徒歩約5分
入場料(一般):600円
事前予約:不要
所要時間:一日中
URL:https://www.kodomonokuni.org/sansaku/isamunoguchi.html 


▶︎訪問のきっかけ

今回のメインは牧場エリア

こどもの国へ行ってみたい、という関西からの旅行者の希望があったため、訪問しました。

▶︎こどもの国とは

後ろにあるのは元・弾薬庫?

「こどもの国」とは、横浜市にある約30万坪の子供の遊び場です。1965年に開園しました。当時、上皇・上皇后両陛下のご結婚に際し、国民から寄せられたお祝い金によって造られました。1日では周りきれない広さに、さまざまな遊び場、牧場、プール、テニスコートなどがあります。

▼過去の「こどもの国」の投稿

▶︎雪印こどもの国牧場

動物と触れ合えるエリア

今回は主に、こどもの国にある動物と触れ合えるエリアで過ごしました。このエリアには、「株式会社雪印こどもの国牧場」が運営する「牛・羊の牧場」「ポニー牧場」「こどもどうぶつえん」があります。雪印メグミルクに入社したら、雪印こどもの国牧場へ異動もあるのでしょうか…?

場所はこの辺り
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雪印こどもの国牧場は、独立したHPまであり、本気度が伺えます。

1965年のこどもの国オープン当時から、これらの牧場は続いています。

両殿下のご意向に全面的に賛意した当時の雪印乳業株式会社(現 雪印メグミルク株式会社)が建設、国に寄贈して、その運営を社会福祉法人 こどもの国協会と当時の雪印乳業株式会社との間で業務委託契約を結び、株式会社雪印こどもの国牧場が業務の任にあたっています。

雪印こどもの国牧場について
雪印こどもの国牧場が運営する主な施設

✔️ポニー牧場

エサを待つポニー

まず「ポニー牧場」へ行きました。ポニーにエサをやったり、ポニーに乗ることができます。リーズナブルな価格であることに加え、こどもは楽しく貴重な体験ができるため、おすすめです。

ポニーのエサ(100円)
「にんじん棒」を使って、人参をやります
乗馬券(こども400円、大人550円)
ポニーの「へいくん」は「最年長ポニー。 お昼寝大好き! のんびり屋のおじいちゃん」
顔出しパネル

✔️牛・羊の牧場

放牧されている牛たち

ポニー牧場の次に「牛・羊の牧場」へ行きました。ここでは主に、牛・羊にエサをやったり、牛の乳搾り体験ができます。乳搾り体験は、1日2回(11:00、14:00)開催しています。私が行ったときは、すでに売り切れの回もあったほど「牧場1番の大人気イベント」でした。

動物と触れ合える牛・羊の牧場は、ポニー牧場と同様に、子どもにとって大満足だったようでした。

エサ売り場
牛と羊のエサ(¥100)
牛へエサやり
羊へエサやり
ベテラン羊が、子羊を押し退けて食べにきます

エサやり以外に、牛舎に入って牛を見ることもできます。

牛舎
牛舎の中の様子
仔牛も数頭いました

✔️こどもどうぶつえん

こどもどうぶつえんの入り口

こどもどうぶつえん」は、大人300円、子供200円で入ることができます(今回は時間の都合で入らず)。中には約20種類の動物がおり、モルモット、ウサギ、やぎと触れ合うことができます。

こどもどうぶつえんのマップ

▶︎その他

牧場以外に訪れた場所などを、写真を中心にご紹介します。

トンネルを抜けると、そこは…
のりもの案内
今は絶滅寸前のパンダカー
初めてパンダカーに乗る(¥200)
こどもF1(¥200)をおすすめしましたが…
バッテリーカー(¥200)の方が乗りたかったようです
デパートの屋上にありそうな乗り物もあります

園内バス「あかポッポ号」(¥300)
秋は紅葉がきれい
へいせいきねん館で、高校生の吹奏楽部が演奏会を開催

▶︎まとめ

いかがだったでしょうか?こどもの国では、雪印グループが運営する施設で、安価に気軽に動物(馬、羊、牛ほか)に触れ合えるため、おすすめです。動物が嫌いな子どもはいないですからね。

▶︎おまけ(雪印メグミルクについて)

雪印メグミルク株式会社は、雪印乳業株式会社(雪印)と日本ミルクコミュニティ株式会社(メグミルク)が、なんやかんやあって、設立されました。

雪印といえば、雪印集団食中毒事件。2000年6月、雪印乳業の大阪工場で製造された低脂肪乳を飲んだ人が、次々に食中毒を起こすという前代未聞の食中毒事件が発生しました。最終的な患者数は13,420名。 日本国内の食中毒としては戦後最大となりました。

原因は、停電により9時間以上冷却されずに放置され、有害菌が発生した脱脂乳を、廃棄せずにそのまま使用したことでした。上司からの叱責を恐れて発覚が遅れたことや、当時の石川社長の「わたしは寝ていないんだよ!」発言などで記憶に残っている人も多いかと思います。

(それはさて置き)乳製品業界では、売上順に、森永乳業、雪印メグミルク、ヤクルト本社、明治HDがシェアの大半を占めています。規模は、どこも大体3,000億円〜4,000億円と大差はありません。

雪印メグミルクのセグメントの中で、市乳事業(牛乳・乳飲料、ヨーグルト、果汁、デザートなど)は売上で42.9%、乳製品事業(バター、マーガリン類、チーズなど)は42.4%です。

圧倒的にシェアが高いのは乳製品事業です。バター:46.2%、マーガリン類:52.1%、チーズ:25.9%とどれも国内シェア1位です。(値段が少し高いものの)私も雪印北海道バターを愛用しています。

しかし、直近4.5年の推移を見ると、営業利益率は2〜3%しかありません。コロナ禍でも営業利益率を維持できた(むしろ若干上昇)したのは良いことですが、常に低いことが気になります。売上の比較的低い、ヤクルト本社(13.7%)や明治HD(9.0%)の方が営業利益率が圧倒的に高いです。

雪印メグミルクは、2023年に「中期経営計画2025」を発表しています。2025年度の営業利益率目標は3.0%と改善は若干です。できるだけ早くROE8%を目指すなら、基本である収益率の向上を重視すべきだと思いました。

雪印メグミルクレポート2023

雪印メグミルクの最新の統合報告書を見ました。情報がツメツメに書かれており、何を見て欲しいのか、要旨を掴めず「the 日本の統合報告書」という印象でした。また、表紙が「イノベーションセンター」でいいのでしょうか?ぱっと見て乳製品の会社には見えません。重要な施設であることは理解できます。しかし、表紙は、会社を端的に表すものを置くべきです。

2021年や2022年は表紙、内容がビジュアライズされていて読みやすかったです。2023年は、なぜ制作会社を変え(多分)、このようになったのか、私は退化に見えました(ステークホルダーと意見を交えた結果と思いますが)。

コンプライアンスの項で、2003年度に初回実施以降、毎年「食の責任を強く認識し、果たしていくことを誓う日の活動」(長い…)を、実施していることはポジティブでした。社外にとって、重要であり、再び事故が起こらない安心を得たいため、1見開き使うなどして伝えた方がいいかと思いました。

なお、森永乳業は、HPや統合報告書などで森永ヒ素ミルク中毒事件について一切触れていないため、私はその企業姿勢に懐疑的です。従って、私は森永乳業の製品は何となく避けるようにしています。

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