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9年ぶりにジェルバ島へ行く 9

ジェルバ島の家、、、、。

もともとはチュニジアは法律で家のドアと窓の色はブルー(チュニジアンブルーと呼ばれてもいる)に決められていた。

ブルーといっても、水色に近いブルー。

ところがその決まりがなくなったため、今回ジェルバを訪れて驚いたのが、さまざまな窓やドアの色をした家がほとんどになっていたこと。
つまり、ブルーではない窓やドアの家が増えていた。

私はこのタイプのドアや窓が好きだった。とてもチュニジアらしさがあって、可愛らしくて。でも今は流行りじゃないみたい。

そして今、私が滞在させてもらっている、元同僚(74)の自宅の2階にあたる家。

とても広くて掃除が大変なので、週一で家政婦さんに来てもらっているらしい。年齢的にもかなりしんどい様子。

とても、快適に2階で住まわせて貰っている。

そして、この家の裏は、元同僚の妹夫婦の家。
庭を通して繋がっている。

妹夫婦の家は平屋だが中身も外見もかなり高級感溢れる家。2階もないし、掃除は姉の家よりマシよ、と言ってる。

以前は金網の仕切りをしていなかったが、掃除の範囲をはっきりさせたいのと、庭の管理の範囲を明確にしたいとのことで金網を最近つけたらしい。


とにかく金持ちの親族だ。

だから、この家のある通りはお金持ちの高級住宅街にあたるといえる。

なのに。なのに、、?

この、元同僚の隣の家はまさかの

ひ、ひつじが、、!

ニワトリに羊に猫に、、、
なんでかわからないけど、ゴミなのか、何かを増築したいのか、ゴミためみたいになっているのが、私の住む2階から丸見え。

ちなみにこの近所で何度も羊を飼わないでほしい、と抗議したが聞き入れてくれず、はたまた時々ゴミなどをもやしまくるので煙がすごく、洗濯物を干していられなくなると、、。

高級住宅街に突如現れた羊の家、、、

ちょっと笑っちゃうんですけど、、、
あまりに似合わなくて、、

てっきりジェルバの人じゃない家族が田舎から出てきたのだと思っていたら、なんと、元同僚の旦那さんの従兄弟が羊の家の旦那さんとか!

この親族たちはかなりの土地持ちで、仕事に加えてかなりの家賃収入で生活しているから本当に金持ちなのだ。

けれどお隣の羊の家は貧しさが滲み出ている、、なぜ???

そしてほぼ毎日、泣き叫ぶ羊の家のお母さんと三十路超えた息子らの怒鳴り声ーー喧嘩の声。

これについて元同僚夫婦に質問すると、『いつものことよ。。以前は近所が警察に電話したけど、結局喧嘩がおさまらず、誰も何も言わなくなったのよ』と。

どこでも色々あるのは国超えて変わらないよね、、と思った。日本でもありがちな話。

でもこっちの人たちは、そういう揉め事はあってはならないことだから、そんなことはありえない、起こり得ない、と言いたがる。
でもね、現実は起こってるよー
日本でもあるよーというと、驚かれた。
日本でそんなことが??と。

どこの国でもありますよー
やれやれ、、と。

元同僚の旦那さんの妹の家。
昔からとてもお世話になっていて、この日は久しぶりにお昼ご飯をご馳走に。

マラガ(トマトベースのハリッサ入りお肉と野菜のスープ)と、マッカルーナ(マカロニスパゲッティ)

この家のお母さんの料理は本当に美味しい!
そしてここの旦那さんはとても面白くて優しい。

スークで洋服の仕立て屋さんをしているが、この家族も夫婦互いに家賃収入あり。そのため大金持ち。

みんなで、ヨーロッパのツーリスト御用達レストランでランチ。
ここは、元同僚の妹の旦那さんが料理長をしているレストラン。コロナの時にオープンしたらしい。

こんな高価なところにくることもなければ、ご飯を食べることもないのですごく新鮮だし楽しかった。

最初はこのメンバーで会話、成り立つのか不安だったが、、(シーンとしたまま会話続かず、ひたすら食べることに集中していたはじまりから、徐々に会話が弾んでいって、、)

徐々に私が羊の家の話をし出したもんだから、みんながその話に乗ってきて、大笑いになり、会話が成立、弾んだー!ホッ。

元同僚夫婦は娘を亡くしてから親族の集まりに行かなくなっていたので、今回は元同僚の旦那の妹をとても喜ばせる良い機会となったかなあと。

このあと、みんなで知り合いの経営するカフェへ。

元同僚が希望するので、この上の写真のブランコにふたりで乗って写真をスタッフに撮ってもらった、、、。

彼女は私をジェルバで働かせて住まわせたいと思っているようで、ここにきた時からずっとその話をする、、。

他の友達の家に行ったり、彼女の家に立ち寄らないと機嫌が悪くなるのでかなり疲れるのだが、まあ、友情愛がむちゃくちゃ強いということで、、、。

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