見出し画像

【災害はもう怖くない!】常温でローリングストックできる有機無添加食品とレシピ(菓子・生活編)

前回の続きです。
↓ 飲料・主食編と肉魚・乾物編がまだの人は、先に読んでください。


●菓子

・乾パン

長く日持ちする乾パンは、食べ飽きた経験がある人も多いかと思います。
そんなときは、チョコレートと一緒に食べるのがおすすめです。

味はポッキーとほぼ同じで、粉っぽい食感をチョコレートの油分が上手くカバーしてくれます。


バターを塗ってあんこを挟んでも美味しいです。

加熱しないでシンプルに挟むだけですが、これもおすすめの食べ方。
↓ 最近は有機あんこも販売されています。


・チョコレート

意外と日持ちします。そのまま食べたりお菓子作りに使ったりもするので、あると便利ですよね。
お気に入りのチョコがあるなら、ローリングストックがおすすめ。

↓ チョコレートに拘りたい人はこちらの記事も是非読んでみて下さい。
普段食べているチョコの見方が、少し変わると思います。


・果物(ドライフルーツ)

果物は比較的日持ちしにくいですが、ドライフルーツは長期保存できます。

個人的によく購入するのは、イオンで販売されている種ぬきのオーガニックプルーンです。種が取り除かれていて食べやすい有機プルーンは、スーパーであまり見かけません。

鉄分・ビタミン・ミネラル・食物繊維などが豊富で、ヨーグルトと味の相性が大変良いです。非常時にかかわらず是非食べたい食品の一つ。

どのドライフルーツにも言えるのですが、そのまま食べるため、農薬・漂白剤・着色料・保存料の心配が少ないオーガニックが安心です。

私はレーズンとクランベリーはラム酒漬けにして、生チョコやケーキに使うのが好きです ↓


●食べ飽きたときのアレンジテクニック

非常時は食べるものが偏りがちになります。
おにぎりやお惣菜を食べる機会も増えるため、食べ飽きたときのヒントも私なりに少し書いてみたいと思います。

・おにぎりに飽きたときは、卵かけご飯やお茶漬けにアレンジ

たまごかけおにぎりにして食べると、栄養バランスも良くなります。
生卵がないときは、固ゆでの卵を崩してもOK。

↓ おすすめのおにぎりランキングはこちら。


ご飯と具をほぐしてお湯を注ぎ、海苔を刻んでかければお茶漬けの完成。

使用するおにぎりは好きな味のものでOK。
夏は冷水で冷やし茶漬けにしても美味しいです。


・和風のお惣菜に飽きたときは、洋風のパンの具にアレンジ

きんぴらごぼう、ひじき煮、かぼちゃの煮物などの和風のお惣菜は、ツナマヨと一緒にパンに挟むと美味しいです。


・袋麺に飽きたら、グラタンやパスタにアレンジ

醤油味 → 和風系グラタン&パスタ
味噌味 → 和風系グラタン&パスタ
とんこつ味 → こってり系グラタン&パスタ
塩味 → シーフード系グラタン、オイル系パスタ

味によって方向性が少し変わります。そのときの状況や好みなどに合わせて選んで下さい。

 

●節水・節電・節ガスのちょっとしたコツ

ここからは、普段も非常時にも使える節水・節電・節ガスのコツを書いてみたいと思います。

・節電、節ガス

加熱不要の食材を使う
例えばトマトなどの野菜やサラダチキンなど、そのまま食べられる食材を使えば、節電と節ガスがしやすくなります。常温保存もできれば尚良し。

なるべくシンプルな調理法で作る
生 < 茹 < 焼 < 煮 < 蒸 < 揚

使用する調理器具によっても変わりますが、かける手間・時間・熱量がなるべく少ない調理法を意識すると良いです。

短時間加熱で済むように薄く細かくする
食材をどう加工するかによっても加熱時間は大きく変わってきます。
繊維を断ち切るように薄く細かく切るようにするだけで、短時間でも軟らかく仕上がります。

薄く柔らかい食材は大きめに、硬い根菜類などの野菜は薄く小さく切って、加熱時間が同じくらいになるようにすると、同時加熱したときに全体の時間を減らすことができます。

加熱するときは蓋をし、強火は使わない
目玉焼きなど蓋をしないほうが綺麗にできる料理も例外としてありますが、基本的には蓋をして加熱するのが無難です。

火力も一般的な家庭料理であれば中火までで十分で、蓋をしたあとは弱火が基本です。私は鶏肉をソテーするときも終始弱火で焼いています。
高温調理をしない方が食べる人にも負担が少なく、レンジフードの中も汚れにくくなります。

濡れた状態のまま火にかけない
洗った直後など、鍋やフライパンの底が濡れたままの状態で火にかけると、熱くなるまでに時間がかかります。電気代やガス代が余計にかかるため、必ず拭き取ってからにしたほうが良いです。

一度にまとめて同時に調理する
小分けで加熱するよりは、まとめて同時加熱するほうが時短できます。
加熱するときに空きスペースがある場合は、付け合わせの野菜も一緒に加熱すると効率が良いです。

余熱を上手く利用する
食べ物は冷めていくときに味が馴染みます。
食材が軟らかくなったら調味料を入れて火を止め、その後は保温にすると節電や節ガスに繋がります。
大きめのバスタオルや新聞紙などで鍋を厚く包むようにすると効果的です。


・節水

消費をゼロにすることは難しいですが、減らすコツは少しあります。

例えば、

  • 茹でたり洗わなくて済む食材を使用する

  • 鍋に少し残った食材で鍋ごと調理をする

  • 洗わずに汚れを拭き取る

  • 使い捨て食器を使用する

  • お皿にラップを敷いて使用する

などなど
私はカレーが少し余った鍋で、直接スコーンを作ったりしています。↓


ポリ袋調理に関しては、個人的にはあまりおすすめしていません。
袋の種類が多くて指定しにくく、常に鍋に触れないようにするなどの細かい調理方の徹底が、全ての人に対して十分にできない可能性があるためです。

上手く使えれば便利ですが、上手く使えないとリスクが大きくなります。
もし使用する際は、説明などをよく読んで、気を付けて使ってください。


●日頃からできる大事な備えについて

ここからはちょっと視点を変えて、日頃からできる備えについて書いてみたいと思います。

  • 火や電気無しで食べられる食品と水を常備

  • 保冷剤や氷枕を冷凍庫の余ったスペースに入れる

  • カセットコンロとボンベを常備する

  • 特定の調理器具に頼らない調理方法を身につける

  • 水が汲める大きな容器を準備しておく

  • 非常用トイレや水不要シャンプーなどを常備する

  • 常備薬やコンタクトレンズなどを多めに常備する

  • 普段よく使う生活必需品を多めに常備しておく

  • 発電機やラジオなどを使えるようにしておく

  • 非常時持ち出しバッグを準備しておく

  • お札や小銭をある程度持っておく

  • 新聞紙やぼろ布などを貯めておく

  • 家具の転倒や飛び出しを防ぐ

  • 洗濯機などの元栓はこまめに閉める

  • 避難経路の確認と確保をしておく

  • 応急処置の仕方を学んでおく

  • 緊急時の集合場所や連絡先を共有しておく

以下にひとつずつ詳しく書きます。

【参考レシピ】オクラとろろ納豆の簡単ネバふわ丼

・火や電気無しで食べられる食品と水を常備

今回の記事を参考に、自分に合ったものを常備しておくと安心です。
それ以外では例えば…

  • 納豆

  • 豆腐

  • もずく

  • しらす

  • 生で丸かじりできる野菜

  • 常温保存できて食べやすい果物

野菜は、トマト・きゅうり・ かぶ・キャベツなど。
果物は、バナナ・みかん・キウイなど。

普段から食べる癖がついていると、あまり慌てなくて済むかと思います。

 

・保冷剤や氷枕を冷凍庫の余ったスペースへ

冷凍庫に保冷剤や氷枕があれば、冷蔵庫が止まってもしばらくは簡易冷蔵庫として使用できます。

保冷剤をもらったときは捨てずに、100円ショップで売られている仕切り箱などに詰めて冷凍庫に入れておくと良いです。
冷凍庫はパンパン、それ以外はスカスカのほうが節電になります。
冷気は上から下に流れるので、使うときは上段に置くのがおすすめ。

 

・カセットコンロとボンベを常備する

あればガスや電気が止まっても調理ができます。
オール電化の人もカセットコンロで使用できる鍋を1つは持っておいた方が良いです。
購入する際は、カセットコンロとボンベのメーカーを揃えて、使えるようにしておくと安心です。


・特定の器具に頼らない調理方法を身につける

例えば…

  • ポットを使わずにお湯を沸かす

  • 炊飯器を使わないでご飯を炊く

  • 蒸し器を使わないで蒸し物を作る

  • グリルやオーブンを使わずに焼く

  • 電子レンジを使わずに温める

  • ミキサーを使わずにスープを作る

  • トースターを使わないでパンを焼く

  • ホームベーカリーを使わないでパンを作る

  • スライサーなどを使わないで食材を切る

  • 包丁やまな板を使わないで下処理をする

などなど。

皆さんはどれだけのことができますか?

便利な家電や調理器具に慣れ過ぎて本来の調理方法に慣れていない場合は、非常時に苦労したり困ったりすることがあります。
時間に余裕があるときで構わないので、なるべく普段から色々な調理法で作れるようにしておくことがとても大切です。

本来の調理方法を身につけることは非常時対策になるだけでなく、料理の応用力や新しい発見を得る機会にもなります。

 

・水が汲める大きな容器を準備しておく

近所のスーパーなどで給水サービスが受けられる場合は、専用の容器を持っておくと安心です。

水が出ない状況になると、飲料水の確保があったとしても浄水は貴重になります。歯を磨いたり、洗濯をしたり、顔や手を洗ったり、水を使う機会は意外と多いです。

置き場所があるなら容器に水をたっぷり汲んでおくのがおすすめです。
(お風呂に貯めておくのもOKですが、配管が汚れやすくなるのが難点。)

 

・非常用トイレや水不要シャンプーなどを常備

水が止まったとしても困らないように、用意しておくと安心です。

集合住宅に住んでいる場合は、既に備蓄されていることもあるので、事前に確認してみてください。

↓ 最近はトイレの他に、簡易シャワーセットやボディケアができる手袋などもあって便利です。


・貴重品は多めに常備しておく

電子マネーが使えなくても困らないように、紙幣と小銭は普段からある程度貯めておくと良いです。

また、薬やコンタクトレンズなども代用しにくいため、貴重品と言えます。なるべく多めに常備するようにして、内容の詳細や置いてある場所なども身近な人に伝えておくと安心です。
使用期限にも注意して古いものは処分し、使えるものが十分あるかどうかを確認してみてください。

保険証・医療証・おくすり手帳がある場所も、普段からなるべく明確に。


・よく使う生活必需品を多めに常備しておく

例えば…

  • マスク

  • ティッシュ

  • トイレットペーパー

  • 除菌用アルコール

  • ハンドソープ

  • 洗濯洗剤

  • 生理用品

  • 保湿クリーム

  • 日焼け止め

  • オムツ

  • おしりふき

  • ミルク

  • ラップ

  • ゴミ袋

  • 電池

などなど。

人によってはもっとあるかと思いますが、普段から必要なものを多めに常備して、慌てて買い占めることがないようにすることが大切です。

本当に無いと困る人が購入できない事態を避けるため、一人一人の備えがとても重要になっています。

買い物に行くのが面倒な人は、ネットで割引がある日にまとめて購入すると、大変便利です。
私は20日にdショッピングで購入しています。

届くまである程度時間がかかるため、計画を立てて購入をすると良いです。

 

・発電機やラジオなどを使えるようにしておく

普段使用していない物は、いざというときに使えないことがあります。

たまにでいいので、ちゃんと動くかどうか一人で使えるかどうか、各自で確認しておくと安心です。
難しいものは説明書をわかりやすい場所に貼っておくのがおすすめ。

 

・非常時持ち出しバッグを準備しておく

既にある人は、ちゃんと使えるものが入っているかを確認してください。
これから準備する人は、人と防災未来センターのHPにある滅災グッズチェックリストが便利。

英語・中国語・韓国語にも対応しているので、周りでわからない人がいれば、上記リンク先からプリントアウトして是非渡してあげてください。

 

・清潔な新聞紙やぼろ布などを貯めておく

  • 汚れの拭き取り(大まかに拭いて最後に布でアルコール仕上げ拭きをすると、洗えなくても安心)

  • まな板の代用(魚の下処理などをするとき)

  • 火起こしの材料(よく燃えるので最適)

  • 保温材の代用(保温調理のときや、寒いときに)

  • トイレの代用(ビニール袋の中に入れて自作)

などなど。
無料でもらえるお手拭きなども、袋を開けずに貯めておくと便利です。

食品用にも安心して使えるように、新聞紙はなるべく新品のものを、ぼろ布は必ず洗濯したものを清潔な場所に貯めておくのがおすすめ。

 

・家具の転倒や飛び出しを防ぐ

仮に倒れてしまっても被害が少ないレイアウトを考えて、配置したら必ず固定してください。

扉が開いて中身が飛び出しやすい棚には、開きにくくするグッズが販売されているので、取り付けておくと安心です。


・洗濯機の元栓はこまめに閉める

地震などで水道管が破損した場合、元栓が開いてると水が溢れて家財道具が使えなくなってしまいます。面倒でも終わったら元栓を閉める習慣を身に付けておくことが大切です。

↓ 災害時のガスの取り扱いに関しては、ガス協会HPにある下記のページを是非参考にして下さい


・避難経路の確認と確保をする

通路沿いに倒れそうなものが置いてあったり、狭くなっていたりすると、避難が困難になります。

つい物を置きがちですが、最低でも3か月に1回は確認した方が良いです。
集合住宅でベランダからはしごを使用する場合も、周りに物を置かないようにしてください。

また、小さなお子さんや年配の方と避難をする人は、一緒に避難しやすい経路を普段からなるべく意識して練習しておくと安心です。


・応急処置の仕方を学んでおく

いつ何時何があるかわからないです。一人暮らしの人であっても、周りの人が急に倒れたときにAEDを使うことがあります。
↓ 使い方がわからない人は東京防災救急協会の動画が参考になります。

↓ 東京防災救急協会のHPから救命講習を申し込むこともできます。

↓ 政府広報オンラインのHPも参考になります。


・緊急時の集合場所や連絡先を共有しておく

体が動かせなくなったり、喋れなくなったり、すぐに動けない状況も今後あるかもしれません。

離れていても何かあったときに全員と合流や連絡が取れるように、集合場所や連絡先を確認して共有しておくことも大切です。

携帯電話が使用できるようになるまで時間がかかることも考えられますが、小さなお子さんや年配の方も最低限自分で使えるように、普段からメンテナンスも含めて使う習慣を身に付けておくと安心です。


●非常時でも、なるべく普段通り自分にできることを考えよう

人それぞれ得意不得意あるかと思います。

できると思っていたこともいざやってみたら上手くできない、なんてことも出てくると思います。

精神的につらくて、何もする気が起きない日も続くかもしれません。

ですが、

  • 力のある人は運搬を手伝う

  • 料理が得意な人はご飯を作る

  • 手先が器用な人は細かい作業をする

  • 話好きな人は他の人の話し相手になる

  • 面倒見が良い人は他の人の面倒を見る

  • 機械に詳しい人は機械のメンテナンスをする

  • 音楽が得意な人は元気が出るような音楽を奏でる

  • 絵が上手な人は元気が出るような絵を描く

  • 文章が書ける人は情報を発信する

などなど、
人それぞれ些細なことであったとしても、できることは必ずあります。
皆さんは何ができそうだと思いましたか?

何があっても諦めず、前を向いてまた少しずつ歩んでいけるように、今回は私なりの考えも含めて書けるだけ書いてみました。

既に知っていたり参考にならない部分もあると思いますが、何かを考えるきっかけになれば幸いです。

最後まで一読していただき、有難うございました。

 

飲料・主食編はこちらより。
肉魚・乾物編はこちらより。

商品内容や販売状況は少しずつ変化しています。
最新情報を書いても過去の情報になっていくため、商品内容が変更されていたり、生産中止や販売終了になっている商品もあります。
他に良いものが見つかったときに随時更新をしていますが、他に良いものが見つからない場合は過去の良品情報として残していきます。購入する際は最新情報を必ずよく確認するようにしてください。


更新情報について

(大きく変更した場合はここでお知らせします。)

2021.12,13
無添加くらぶにて記事を執筆

2024.3,19
note に移動し、さらに更新しました


記事はこれからも更新していきます。

一度読んだら終わりではないと考えているので、機会があればその都度記事を参考にしていただけると嬉しいです。

今後もどうぞ宜しくお願い致します。


↑ 全記事&マガジン一覧
List of All Articles & Magazines

↑ メンバーシップも始めました
会員限定記事を少しずつ公開しています
I've also started a membership.
I'll be releasing members-only articles little by little.


この記事が参加している募集

防災いまできること

まだまだ至らない部分もあるかと思いますが、宜しければお願い致します。 いただいたサポートは、機材購入等の活動費として使用させていただきます。