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エッセイ

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思いついたことを取り留めなく、自分のためだけにつらつらと書いていきます。
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#エッセイ

「エッセイの書き方」について私なりに考えてみた。

「エッセイの書き方」について私なりに考えてみた。

さくらももこさんのエッセイに魅せられた朝井リョウさん。
…のエッセイに魅せられた、moonです。

お二人の紡ぐ文章を読んでいると、まるで文字が、言葉が踊っているように見えます。
こんなにも、可笑しくて、面白くて、生きていると感じられる文章が
他にあるだろうか、と。
大好きな作家さんたちの小説とは別の顔がのぞけるエッセイが私は大好きです。

三浦しをんさん、吉本ばななさん、能町みね子さん、ジェーン

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話すことが苦手だった私は、「書くこと」で自己表現がしたかった。私が書き続ける理由は、どこにあるのか。

話すことが苦手だった私は、「書くこと」で自己表現がしたかった。私が書き続ける理由は、どこにあるのか。

2020年。大きな挑戦をした。

私は、なんだか知らないうちに、webライターになった。

初めは、1文字0.1円で記事を執筆していた。
始めていただいたお金は「1000円」
出版社の方から頼まれた記事を、無我夢中で書いた。
お金のため、とは微塵も思わなかった。自己表現できる喜びを噛み締めていた。

そのかたは、その後も継続的に記事を頼んでくださり、ときには料金を上乗せして払ってくれた。

たくさ

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#雨の日の私の過ごし方

#雨の日の私の過ごし方

私は、雨が嫌いだった。

低気圧のせいで頭が痛く、外出するのも億劫。せっかくのお休みに雨が降っていたら、朝からブルーになってしまう。

けれど、この世界には、雨が大好きな人たちもいるわけで…。

「じゃ、じゃーん!!!みて!みて!みて!」

目をキラキラさせながら、その場でクルクル回る3歳の男の子は、黄色の長靴を私に自慢してくれた。

「これね、あたらしーのー!」

大人たちにとって雨は憂鬱の象徴

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そうだ、たなばたの話をしよう。

そうだ、たなばたの話をしよう。

7月6日。ボランティア先の7歳の子どもと七夕について話をした。

『七夕ってロマンチックだよね。1年に1回、それも晴れた時にしか会えないんだよ!確か去年も雨…今年はどうかな?』

と私。そしたら、

『なんで七夕、梅雨にしたんだろうね、せっかくなら真夏とかさ。確実に会える方が良くない?』

と言われた。

たしかに、タシカニ、TASHIKANI!!!!

そもそも、大人になると、当たり前のことにつ

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悪口を一番近くで聞くのは、自分の耳なのだよ。

悪口を一番近くで聞くのは、自分の耳なのだよ。

発する言葉は一瞬だけど、言霊は、一生だ。
と思う。

悪口を一番近くで聞くのは、自分の耳なのだよ。

という言葉をどこかでみた。
どこだったかは忘れた。中学の道徳の教科書だったような気もするし、
たまたま読んでいたエッセイの一部だったような気もする。

真理だと思う。

どんな言葉も、バウンドして自分に戻ってくる。

自分も、相手も傷つけてしまう危険性のある言葉は使いたくない。
そう思って、生きて

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