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読書リハビリ2023

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全く小説を読めない状態から毎月一冊読めるまで、 読んだ本の感想をまとめています。
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【読書リハビリ12月②】本が読めない24歳の読書記録”さんかく”

【読書リハビリ12月②】本が読めない24歳の読書記録”さんかく”

ハラハラドキドキさせられることなく、最後まですらすらと読めた「さんかく」。
まるでエッセイのような物語でした。
3人とも人間関係でいらいらした感情を目の前にいる人にぶつけてしまう感じ、人間すぎる。

ほかほかご飯、水餃子、時々出てくる〆のラーメン…
当たり前に影響され、毎朝塩おにぎりを食べました。
帰省するときには、お母さんに手巻き寿司をリクエストするつもりです。

出てくるご飯、京都の空気に一つ

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【読書リハビリ12月】本が読めない24歳の読書記録”傲慢と善良”

【読書リハビリ12月】本が読めない24歳の読書記録”傲慢と善良”

読書好きなおばあちゃんの部屋にある、おばあちゃん図書館の中で見つけました。
続きが気になりすぎて黙々と読んでいたら、1週間で読み終わってしまった。
今月残りあと3週間、何読もう…

重い

あらすじを一言でいうと、婚活で出会った架と真実のこじらせ恋愛話。
ただ、一般的にみんなが見てみぬふりするところを全部つついて掘るので、
心にグサグサとくる。

この小説はすべての場面が深刻に書かれていて、とても

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【読書リハビリ11月②】本が読めない24歳の読書記録”まち”

【読書リハビリ11月②】本が読めない24歳の読書記録”まち”

スタバで1時間ぶっ通しで読んでた。体感20分だった。
次の日、残り80ページを早く読みたくてうずうず状態で仕事から帰宅。
夜ご飯も食べずに家で読んだ。
アイスは食べたけどまじで黙々と読んだ。

まずじいちゃんがかわいい。
瞬一のコンビニ店員に深〜々とお辞儀するじいちゃんも、
コンビニ飯をおいしいと食べるじいちゃんもかわいい。

そして低温な男性、いいな。(主人公 瞬一のこと)
テンションが低いとか

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【読書リハビリ11月】本を読めない24歳の読書記録 "アンと愛情"

【読書リハビリ11月】本を読めない24歳の読書記録 "アンと愛情"

秋から職場が変わって、車通勤から電車通勤に。
電車に乗っている時間は短いので、ホームで待つ時間から読み始めるようになりました。

大好きな和菓子のアンシリーズ!
中学生のときから読んでる。
美味しそうな和菓子と、ほっこりミステリーがストレスなく読めて好きです。
続編が文庫本になってくれてありがたや〜

ここしか覚えていないくらいこの章がすき。
同世代のしごできちゃんと自分を比べてしまい落ち込むアン

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【読書リハビリ10月】本を読めない24歳の読書記録 "ひと"

【読書リハビリ10月】本を読めない24歳の読書記録 "ひと"

どうしても読んでいた本が面白くなくて、新しい本を探していたときに見つけた本です。
ごはんが題材の物語が読みたかったのに、男の子が表紙の小説を選んでしまった理由は、コロッケの形をしたPOPが可愛かったから。
コロッケと書かれていないと判別できないような、ただの茶色くて丸いPOP、ナイスアシスト。

【ざっとしたあらすじ】
身よりがなくなった男の子が、コロッケをおばあちゃんに譲ったことをきっかけに、ゆ

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【読書リハビリ8月】本を読めない23歳の読書記録「舌」は口ほどにものを言う

読んだことを忘れていた本。

コロナが五類になった今頃、ついにコロナ発症。38.2℃が出たあと喉がパンパンに腫れ、3日後やっと固形物が食べられるようになったと思ったら、次はなんと味覚嗅覚が消えた。納豆を嗅いでも無味無臭。
味覚障害が出ることがあるのはもちろん知っていましたが、まさか自分にも起きるとは思っていませんでした。
そしてこれが思いの外メンタルに来る、、。
食べることが生き甲斐の私にとって、

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【読書リハビリ7月】本を読めない23歳の読書記録「正欲」

【読書リハビリ7月】本を読めない23歳の読書記録「正欲」

ずっと読んでみたかった本、いつもと違う本屋に行ってみたら、一冊だけ文庫本が残っていました。なんてラッキーなんだ自分。

本だけでなく、ドラマでも平和ボケ(ハッピーエンドのみ、自分で意見を持たずにただ見るだけ)している私にとって、この本を読むのは難易度が高すぎた。
物語の途中でふと裏表紙のあらすじを読んだとき、「え!?人死ぬの??むりむりここで読むのやめとこ…」と思いましたが、もうその時には続きが気

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【読書リハビリ6月②】本を読めない23歳の読書記録「試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。」

【読書リハビリ6月②】本を読めない23歳の読書記録「試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。」

なんと6月は2冊も読めました。
毎月小説読むチャレンジも気づいたら半年が経過。
初期の読書に対する「小説って読んだ方がなんかよさそう、でも自己啓発じゃないのに読む意味あるのか」という感情から「いろんな女の子の考え方面白い参考になる」「他人の人生のぞき見しているみたいで楽しい」まで来ました。
正直まだ、電車内で本を読んでいる自分に酔っている部分は無きにしも非ずですが、続きが気になってスマホを見るくら

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【読書リハビリ6月】本を読めない23歳の読書記録「まずはこれ食べて」

【読書リハビリ6月】本を読めない23歳の読書記録「まずはこれ食べて」

6月の小説は、ベンチャー企業、ごはんというワードに惹かれて選んだ原田ひ香の『まずはこれ食べて』。
このお話めっちゃ好きだった!
終始出てくるごはんに心躍らされていました。

ほかほかの鯛めしとか、具沢山のけんちん汁とか、カレーうどんとか…身体が元気になるごはんだけじゃなく、辛ラーメンまで出てきた。こういうごはん系の本ってほっこりごはんだけじゃないのか!
そして出てくるごはんに触発されて昆布と大きな

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【読書リハビリ5月】本を読めない23歳の読書記録「本のない、絵本屋クッタラ」

【読書リハビリ5月】本を読めない23歳の読書記録「本のない、絵本屋クッタラ」

今年もしっかり5月病だったのでダラダラしがちだったけど、寝る前に本を開くのは日課になってきた模様。
5月に選んだこの本がのんびりほっこり系だからでしょうか、寝る前に読むと秒で眠れました。

この「クッタラ」という本、おいしそうなスープとクリーミーな緑の表紙が可愛くてパケ買い。
読み進めていくうちに、なんか聞いたことある名前の登場人物が。
なんと先月・先々月に読んでいた「文月」に出てきた人のお話では

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【読書リハビリ4月】本を読めない23歳の読書記録「終電前のちょいごはん」(青)

【読書リハビリ4月】本を読めない23歳の読書記録「終電前のちょいごはん」(青)

4月の本は、前月と同じシリーズです。
全部出てくるごはんが美味しそうなのはもはや当たり前なんですが、薄切り生姜のハイボール、まじでほんとうっに美味しそう。
中々家で吞むときにハイボールを選ばないので(焼酎と期間限定のチューハイ派)、今月中にはデビューしたい。

私はよく読み進めると、途中で登場人物がごちゃ混ぜになってしまうのですが、今回も強行突破で読み進めました。
この本で私がすきなのは、人事部の

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【読書リハビリ3月】本を読めない23歳の読書記録「終電前のちょいごはん」

【読書リハビリ3月】本を読めない23歳の読書記録「終電前のちょいごはん」

3月に読んだこの本が好きすぎて、そのまま続編(と呼んで良いのかわからないが青い表紙のほう)を読みました。
そして5月に入った今、月一の本記録を書いていないことに気づきました。

早速、あらすじともネタバレとも言えないまじでただの感想スタート。
まず、少し「阪急電車」に似ていると思いました。(阪急電車大好き。とても好き。)
大好きな福岡が舞台のこの小説は、表紙の可愛さと薬院が舞台なところに惹かれ購入

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【読書リハビリ2月】本を読めない23歳の読書記録「きみの隣で」

【読書リハビリ2月】本を読めない23歳の読書記録「きみの隣で」

2月の本は、松岡茉優ちゃんが東京の本屋さんで紹介していた「きみの隣りで」にしました。

小説だと思っていたら家に帰ってびっくり、なんと漫画ではありませんか!
友達に、「買う前に中身開かない人いるんだ」と言われました。それな!

読んだ感想

「わかってらっしゃる」って私も言いたい~!と思いました。
美味しいごはんを取り寄せたいし、海派だったけど森の空気吸ってみたい。
本から何かを訴えられている感じ

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【読書リハビリ1月】本を読めない23歳の読書記録「大人になったら、」

【読書リハビリ1月】本を読めない23歳の読書記録「大人になったら、」

※小説「大人になったら、」の感想はめっちゃ下です。

本が読めない

私は読書が苦手です。特に物語を読むのが苦手。

高校生くらいからまるっきり読まなくなったし、実用書以外、人生に必要か?とまで思っていました。
だけど最近、本を読まない私の周りには本を読まない人がたくさん集まっていることに気づき、その人たちとの会話はおもしろくない…と感じ始めたのです。
「読書は教養」という言葉を思い出し、どうせ家

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